用意するのは水だけ

商品のほかに用意するものは、なんと水だけ! あとは、商品に入っているスープや具材を重ねればOKなんです。
お湯を沸かす必要も、追加材料も必要ないのは、アウトドアシーンですごく助かりますよね。
食べるときは、付属の「ヒートパック」で加熱するだけ

熱湯不要、火や電気も使わずに完成する秘密は、こちらの「ヒートパック」なるアイテム。
銀色の袋からヒートパックを取り出して水に浸けると化学反応が起き、水が熱湯に変化することで加熱ができるという仕組みです。つまりこれは発熱材ですね。
注意事項は事前にチェックしよう

大事なことなので先にお伝えしておくと、公式ページや商品パッケージによれば、換気のいい、平らで周囲に火気のない場所で、移動させずに調理することが求められています。
なぜ換気が必要かというと、ヒートパックは水に浸けて熱を帯びる過程で水素が発生するから。有害ではありませんが、換気のいい場所での調理が推奨されています。
そのため、キャンプ飯として持参する際は、密閉された車中やテント内での調理は避け、屋外の安定した場所で調理を行ってくださいね。室内の場合、火災警報器が反応する可能性もありとのことです。

また、ヒートパックの性質上、航空機内への持ち込みや電子レンジ加熱はNGとなっています。
ちなみに、ここで買えます!

ドンキで見つけた海底撈コーナー
Xの情報ではセブンイレブンで買えたとのことでしたが、近所のセブンイレブンでは見当たらず……。
気になったのでまずはネットで購入しましたが、後日近所のドン・キホーテに行ったら、海底撈の麻辣火鍋コーナーがドーンと設置されており、たくさん売られていましたよ。
実際に作ってみた

ではでは、実際に調理(というか加熱)していきますよ。筆者が入手したものはパッケージが日本語表記なので、表記に従って作っていきます。
1|まずは開封して、具材をセットする

開封すると中にはこんなセットが入っています。白と黒の容器と黒いフタ、スープペースト、具材(野菜)、春雨、そしてお湯不要の秘密兵器「ヒートパック」。
【余談】Xで見た情報(中国語パッケージの商品)では、「黒い容器は取手付き」で、「カトラリーも付属」とのことでしたが、筆者がネットで入手した商品にはどちらもついておらず……。その代わり日本語表記だったため、迷わず調理できる安心感がありました。

まずは白い容器に春雨をほぐして入れます。一枚一枚はがすようにパラパラとセット。

次に具材の野菜をのせていきます。レンコンやきくらげなど、思っていたより具材が大きく量もしっかり入っている印象。インスタントでこの具材量はスゴい。
さすが火鍋専門店が生み出した麻辣担、食べる前から期待値上がります。

そしてここに麻辣ソースをオン。花椒や唐辛子がどっさり出てきました(すでに辛そう)。

最後に、具材が浸るくらいまで水(約300ml前後)を注げば、具材のセットは完了です。
【ポイント】パッケージの作り方には、具材に注ぐ水は約400mlとありますが、溢れそうでヒヤヒヤしちゃうので、300~350mlでも具材が浸れば大丈夫です。水が容器いっぱいすぎると次の作業でこぼれてしまうので、ここでの水分量は気持ち少なめで。
2|今度はヒートパックと水を入れる

次に、黒い容器の内側の線まで水を入れ、袋から取り出したヒートパックをセットします。

そして、具材を入れた白い容器をすぐにのせてフタをします。
【ポイント】このとき、フタはカチッと音がするまでしっかり閉めること。フタが緩んでいると、ヒートパックの熱と圧力でふつふつと湧いてきたときに汁が溢れ出してしまうので注意。心配な方はキッチンペーパーなどを敷いておくといいかも。

あとは、これで約15分置くだけ。火も電気も不要。冒頭でご紹介したように、ヒートパックが水と反応して発熱する仕組みなんです。

【ポイント】フタの中央部には、蒸気の抜け道となる穴がひとつ空いています。調理中に出てくる湯気は熱いので、手をかざしたり、近づいてのぞき込んだりしないように気を付けましょう。
3|自動で加熱開始。どんどん蒸気が出てくる…!

おぉ~、セットして数分でフタの穴から蒸気が出てきました。思っていたより勢いよく出てきます。
この蒸気の勢いが落ち着いたら、調理完了です。およそ15分ほどで蒸気は出なくなります。
容器は熱くなっているので、調理~食事まで同じ場所で行うのが◎。熱々のスープ料理が出来上がるので、ヤケド予防のためにもちゃんと平らな場所に置いておくことが大切です。
【気になる味は…】本格的な辛み、これはやみつき!

汁がこぼれないように注意してフタを開けると、おぉ~! 真っ赤な麻辣スープで煮込まれたたっぷりの具材が登場、食欲をそそる火鍋の香りがぶわ~ッと広がります。
具材が大きいので食べ応えあり、何より花椒の辛みと香りが効いていて本格的な味わいです。
ただし、辛さも本格的……激辛がちょっと苦手な筆者は、さすがにスープは飲み干せませんでしたが、具材はおいしくいただきました!
唐辛子の量がスゴイ

具材を完食した後のスープがこちら。惜しみなく入っている唐辛子の量、伝わるでしょうか?
本格的な辛さの四川料理がこんなにも手軽に楽しめるインスタント食品はなかなかないのでは? もはや、お店レベルのクオリティ……。
食後もスープはまだまだあったかい

食後もスープはまだまだあたたかく(もちろん容器も)、ヒートパックの保温効果が持続していました。
そっと白い容器を外してみると、使用後のヒートパックは写真のように膨らんでいましたよ。熱が取れるまでは片付けず、そのままにしておきましょう。
火を使ってもよければ…汁を活用して〆を作るのもアリ

筆者にはちょっとスープが辛すぎたので試していないのですが、残ったスープを鍋に移して、麺類を追加して〆を作ってもよさそうです。
ごはんと溶き卵で雑炊にすれば、辛味も少しは和らぐかも?!
麻辣火鍋のラインナップはほかにも

本格的な辛味が味わえる海底撈の「麻辣火鍋」、ほかにもビーフトマトや坦々バージョンなどさまざまなテイストがあるので、辛党の方はぜひ試してみては?
辛党キャンパーさんは試す価値アリ!

お店で食べるような本格的なしびれ系の旨さが、手軽に味わえる海底撈の「麻辣火鍋」。用意するのは水だけでいいという手軽さが何より最高!
個人的には「春雨の量がもっと多くてもいいかな?」「黒い外容器には取手があると扱いやすくて良かったんだけどな~」と思いましたが、総合的には満足です。
専門店に行かずとも本格的な麻辣湯を楽しみたい方、”痺れる旨さ”をキャンプでも満喫したい方はチェックしてみては?
海底撈 麻辣火鍋
| 内容量 | 250g |
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