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Rab. ストラスフィアピロー

【寝心地、ほぼ雲】“空気枕は硬い”の常識を裏切る95gの“モチふわピロー”が、テント泊を変えた

Rab.(ラブ)の枕「ストラトスフィアピロー」をレビュー! キャンプ用の枕(ピロー)選びで未だ正解が出ていない方も多いとは思いますが、そんなあなたに朗報! ULハイカー&キャンパーからの注目度急上昇中のブランドRab. (ラブ)の枕がおすすめです。

寝心地・収納性・価格は一体どうなのか? 枕にこだわるCAMPたかにぃが、愛用のニーモ「フィッロエリート」との比較を交えてチェック!

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

お手頃価格の良さげな枕を発見!

Rab.ストラスフィアピロー

アウトドアでもグッスリ眠るためには、枕は重要なアイテム。キャンプに限らず野外泊の機会が多い筆者にとってはとくにこだわりたいアイテムで、これまでも色々試してきたんですが、最近また良さげな枕に出会いました。

ニーモのフィッロエリート
※こちらはニーモ「フィッロエリート」

枕といえば長年の愛用品として以前ご紹介したのが、ニーモの「フィッロエリート」。寝心地・収納性ともに抜群なのですが、ひとつ難点を上げるとしたら7,500円ほどと結構高い

そして人気ゆえ欠品していることも多々あり、もし破れたりしたらすぐには手に入らないかも……。そんな事態に備えて、他も物色しておこう! と探して見つけたのが、Rab.の「ストラスフィアピロー」です。

Rab.ストラスフィアピロー
出典:Rab.

価格は4,400円と「フィッロエリート」の約半額。口コミを見ると寝心地も良さそう……そして外せない軽量コンパクト性はというと、なんでも収納状態はテニスボール1個分ほどなんだとか!

しかし、キャンパーのみなさんにはあまりなじみがないであろうこのRab.というブランド。どんなメーカーなのかと言うと……

Rab.(ラブ)って?

Rab.
出典:The Land

Rab.はイギリス(UK) 発のクライマーの Rab Carrington(ラブ・キャリントン)が1981年に設立したアウトドアブランド。主力商品は登山やクライミングといったハイレベルなアウトドア活動で使える高性能ウェア&ギアですが、ダウンジャケットやレインウェア、シュラフにマットなどの軽量化されたアイテムも多数ラインナップされています。

ウルトラライトハイキングシーンでも最近見かけることが多いですが、そんな本格派ブランドの枕は一体どうなのか!? さっそく入手して使ってみました。

Rab.「ストラスフィアピロー」のスペックをチェック

重さはたった95gと、軽量コンパクト

Rab.ストラスフィアピロー

収納状態からチェックすると、まさにテニスボールくらいのサイズ感。スマホより小さいですね。重量も95gと軽く、これくらいならカバンにぶら下げたりしてどこでも持ち運ぶことができそうです。

上部はポリエステル。下部は起毛素材

Rab.ストラスフィアピロー

寝心地に大きく関わる素材はというと、枕上部がストレッチ・ポリエステルというストレッチの効いた素材。柔らかく保温性を保ちつつも、湿気を逃がす効果があるのだとか。就寝中に汗をかいても快適そうです。

Rab.ストラスフィアピロー

また、下側の生地は起毛素材。枕が寝床に密着するようサポートしてくれるおかげで、ズレにくい仕様になっています。ある程度値段のする枕となると、やはりこの辺までしっかり考えて作られていますよね

首~肩にフィットしやすい立体カーブ

Rab.ストラスフィアピロー

枕の形状が、少しカーブしているのも特徴的。フラットではなく、首や肩のラインに沿ってフィットするような立体カーブに設計されていることで、より安定感のある睡眠ができそうです。

収納バッグにフックが付いている

Rab.ストラスフィアピロー

フックが付いているので、カラビナでバックパックに取り付けることもできて便利。また、フックがあることで収納袋から本体を取り出しやすいというメリットもあります。

ではさっそく膨らませて、寝心地を確かめてみましょう!

膨らましてみる

Rab.ストラスフィアピロー
Rab.ストラスフィアピロー

収納袋から取り出すときは、先程のフックに指をかけることでスムーズに取り出すことができます。

Rab.ストラスフィアピロー

広げてみると、2ウェイバルブと呼ばれる薄い二重になったバルブが装備されています。

上のバルブを外すと逆止弁の付いた空気入れ装置となり、下のバルブを外すとシュッと空気が逃げて一瞬で萎む構造。

Rab.ストラスフィアピロー

ポンプや口で空気で入れる場合は、上のバルブを外して吹き込むことでパンパンに膨らますことができました。

Rab.ストラスフィアピロー

4〜5回空気を吹き込むことでピローが完成しました。

さっそく寝てみる

肌触りが……良い!

Rab.ストラスフィアピロー

ストレッチポリエステルの柔らかく滑らかな肌触りが、なかなかたまらん! フリースのような、フェルトのような少し起毛した感じが良いですね。

とても触り心地が良いので、頬を当てると寝てしまいそうになります……。

ズレにくく、安定感も◎

Rab.ストラスフィアピロー
Rab.ストラスフィアピロー

寝た瞬間から、肩をしっかりとホールドしてくれるこの構造に感動! 「スカラップシェイプ」というらしく、このホタテの貝のフチみたいな形のおかげで首と肩へのフィット感が凄いですね

この構造は枕のズレも軽減してくれそう……ということで体勢を変えてます。

サイドスリープもしやすい

Rab.ストラスフィアピロー

「ストラトスフィアピロー」は高さが10cmもあるため、横向きに寝るのにも相性がいい。いや、むしろ横向きのほうが寝やすいんじゃないか!? とさえ思いました。

そして案の定、先程のスカラップシェイプがここでも効いてきます。横向きに寝ても肩をホールドしてくれるので、かなりいい感じです。

滑りにくいから睡眠を邪魔しない

Rab.ストラスフィアピロー

ウレタンマットの上で寝てみましたが、下側の生地が起毛しているのでかなり滑りにくい。そもそも肩へのフィット感があるので滑りにくいのはもちろん、裏起毛という相乗効果でさらにズレにくくなっています。

正直、ずっと使ってきたニーモよりズレにくくてびっくり。ただ、やっぱりエアーマットでは滑ってしまいそうですが……。

朝起きてもサラサラ!本当に蒸れにくかった

Rab.ストラスフィアピロー

また、湿気への効果はどうかというと、実際に寝てみると当たっている後頭部や頬が確かにベタベタしにくい

朝晩が冷えるこの時期だとテント内は結露してしまうのですが、朝起きたときも“頭まわり”はわりとサラサラとしていて快適でした。

Rab.ストラスフィアピロー
出典:SUNDAY MOUNTAIN

少し調べてみたところ、この湿気を逃がす効果があるというStratus™インサレーションは、100%リサイクル素材の合成断熱材。

Rab. の高機能マットにも使われているようで、本格派ブランドならではの技術がしっかり落とし込まれたピローは、やはり機能性も抜群ですね。

Rab.ストラスフィアピローとニーモフィッロエリート

Rab.の「ストラスフィアピロー」は思った以上に“当たり”でしたが、やはりチェックしておきたいのはニーモ「フィッロエリート」との違い。これから枕を買う方も、ぜひ参考にしてみてください!

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