秋冬の“小さな不便”を軽くするギア

季節が進むと、日々の快適さはちょっとした道具選びで変わります。厚着・暖房・食事まわり——無理をせずに心地よく過ごすには、負担なく続けられる定番を持っておくのが近道。
日常はもちろん、キャンプも気持ちよくなるこのシーズン、屋外でも兼用できるアイテムだとなお嬉しいですよね。
ここでは、導入してから体感的にラクになった“秋冬のQOLを上げる”3アイテムを厳選しました。今日からの暮らしとキャンプで、サクッと導入できるアイテムを紹介します。
秋冬のQOLを上げる“即効ギア”3選
1|PARKS PROJECT/ Leave It Better Sweatshirt(CAMP HACK exclusive)

「今日は寒い? 暑い?」と迷う季節の強い味方が、PARKS PROJECTの「Leave It Better Sweatshirt(CAMP HACK別注)」。
“スウェットのようなロンT”だから軽くてゴワつかず、アウターの下でも一枚でも温度調整しやすいのが魅力です。

このシャツの魅力はデザインにあり。袖のスナップボタンは、ストンとさせたいときはそのまま、袖をくしゃっとさせたいときはスナップボタンを閉めることで、簡単にシルエットを変えられます。

サイドスリットはレイヤードした際のインナーがちらっと見えるだけでなく、裾がダブつくのを防ぐメリットもあり。

シルエットはゆったりめでドロップショルダーのリラックスフィット。
生地が“くたっ”と落ちて、ビンテージライクなひび割れプリントとも好相性。キャンプ場でも街でも、古着っぽい雰囲気に自然とキマります。


コーデの自由度が高いのもポイント。1枚でもそれっぽくキマるうえ、アウターを羽織っても、下にインナーをレイヤリングするのも◎。主役にも脇役にもなれる一枚です。

一般的なスウェットより薄く、でもロンTよりは厚手なのでいまの時期は、これ一枚着ておけば、暑くも寒くもなく、快適に過ごせること間違いなし。
キャンプの行き帰り、街着、室内の羽織り下と出番の多さがQOLを上げてくれます。
「スウェットの安心感×ロンTの軽さ」を両取りできるので、寒暖差シーズンの常備枠ウェアとしてまず押さえておきたいところです。
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2|POST GENERAL / 電気式湯たんぽ

エアコンは部屋全体は暖まっても、肌や喉の乾きを感じがち……。それに、まだ暖房つけるのは早いかも、そんなとき、“点で温める”ことができるのが、POST GENERALの「電気式湯たんぽ」。

お湯を入れたり、火にかけたりする必要がなく、コンセントにつないで約15分充電するだけ。
カイロ使いで約3時間、布団やブランケットに入れるアンカ使いで約7時間のぬくもりをキープします。

カバーは取り外して洗えるうえ、ふわふわ&なめらかな触感がやみつき。
中身は水の入ったクッションのように体に沿うので、腰・お腹・足首など“ピンポイント”にフィットして、短時間でもしっかり温まります。

電気毛布のようにコードが邪魔にならず、湯たんぽなのにお湯の用意も不要。使い勝手の良さは、暖房器具のなかでも抜きん出ています。


見た目も抜かりなし。アニマルとイエティの全5柄は、甘すぎないデザインで部屋にもキャンプサイトにも自然に馴染むテイスト。
ソファで読書、デスクワークの膝上、寝袋の足元……どこへでも連れていける“ポータブルな暖”が手に入ります。
身体を効率よく温めるスポット暖房器具「湯たんぽ」で、ちょっと寒いなを解決。秋冬のQOLを底上げする一台です。
3|YOKA / SHICHIRIN++

YOKAの「SHICHIRIN++」は、炭で“おいしく焼く”と、“温まる”を両方こなすことができる、ステンレス製七輪。

まず七輪として優れています。本体はオールステンレスで丸洗いOK。油やタレがついても気兼ねなく洗えて衛生的です。

独自の空気対流構造と付属のチャコールスターターで着火がスムーズに進み、いったん火が回れば放っておいても育ちやすいのが頼もしいところ。
灰が舞いにくい作りだから、秋冬の風がある日でも扱いやすい点もポイントです。

さらに通常の七輪と異なる特徴は、高さを変えられる2段グリル。下段で魚介や肉を強火で香ばしく、上段では根菜やキノコをじっくり——焼き分けが簡単に可能。
これからの季節なら、上段に徳利やスープをのせて温めつつ、下段でメインを焼く“同時進行”も簡単。温かい料理が途切れにくく、七輪ごはんの満足度が上がります。

さらに、焚き火台としても使用可能なんです。食後はそのまま薪を足し、炎を眺めて暖をとる——秋冬キャンプの定番ムーブがこの一台で完結します。
焼く・温める・くつろぐを気持ちよくつないでくれる、出番の多い相棒です。
“迷い・冷え・手間”を減らすと、秋冬はもっとラクになる

気温差で判断がブレる朝、乾きやすい空気のなかでの体温管理、温かいものをおいしく保つ段取り——。秋冬のキャンプは、道具を少しプラスすると一気に快適で楽しいものになります。
着回しやすく、手軽で、手間のかからないあったかアイテムがひとつあるだけで、日常もキャンプも快適度は段違い。
この季節のQOLは、そんな道具選びから上げていきましょう。




