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「何その紙袋?」→じつは“火なしでお湯が沸く”魔法の道具。熱燗・ミルク・食品の温めもこれでイケる!(3ページ目)

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おさえておきたい注意ポイント

ペットボトルはNGです

ペットボトルに×

ペットボトル飲料も温めたいな〜と思ったのですが、ペットボトルは熱で変形する可能性があるため使用不可でした。

発熱剤に直接飲料容器が当たってしまうので、耐熱性のある容器でないと膨張したり溶けたりすると思われます。そのため、ペットボトルの中身を温めたいときは、アルミ容器などに移し替えを。

加熱中は、火気厳禁&換気を

携帯おかん器を車の前で使っている

加熱中は微量の水素ガスが発生するため、火気厳禁。

さらに「車内や閉め切った場所での使用を避け、十分換気をする」とあり。車中泊のときに使えたら便利だな〜と思っていたのですが、あくまで車外で使うのが安全です。

※製品の使用環境や注意事項は、パッケージや取扱説明書の表示を必ず確認のうえ、安全に使用してください

取り出したあとは、汚れに注意

テーブルについた白い跡

発熱中の成分(石灰質)が容器について白くなるので、拭き取らずにテーブルに置いたら見事に白い痕がくっきり。しかも瓶が高温かつウッドテーブルだったので、焼け痕がついてしまいました……。

この石灰質は無害とのことですが、瓶の表面にも付着していて手にもついてしまうので、気になるかたは拭き取るなりした方がよさそうです。

こんな使いかたもOK【お湯を沸かす&同時温め】

「携帯おかん器」、あるとこんなこともできます!

お湯を作る

携帯おかん器にステンレスカップを入れてある
1杯160ml使用のインスタントコーヒーを想定してお湯を沸かしました

耐熱カップに水を入れて加熱すれば、お湯を作ることもできます!

実際、気温15度の寒空の下でやってみたところ、5分で160mlのお湯(約80度)が、10分で320ml(約60度)が作れましたよ。

沸かしたお湯の温度を計っている

沸騰(100度)とまではいきませんでしたが、火を使わずにここまでホットにできるのはかなりアツい(お湯だけに)。

カップに携帯おかん器とインスタントコーヒーが入っている

たとえば、キャンプ場や旅先で景色のいい場所を見つけたら、その場でホットドリンクを作ってチルアウトする、なんてことが身軽に叶えられそうです。

レトルトカレー+パックごはんを温める

携帯おかん器、レトルトカレー、パックごはん

今日はキャンプ飯手抜きしたい……ってな気分のときは、レトルトカレーに頼る日も。

携帯おかん器は1回分で約20分加熱できるので、パックごはんとレトルトカレーが携帯おかん器1回分でできたらサイコー! と思いやってみます。

携帯おかん器にパックご飯を入れてある

ちょっと無理やり感がありますが、パックごはんは立てて温めました。

途中で上下入れ替えて、表記に従って14分加熱。その後、保冷バッグに入れて保温しておきます。

携帯おかん器にレトルトカレーを入れてある

次に、レトルトカレーを携帯おかん器に入れて6分ほど温めました。すると……

携帯おかん器で温めたカレーライス

食べられなくはないけど、まぁぬるい……。ケチらずに2回分のおかん器を使って、パックごはんとレトルトカレーを同時進行した方がもっと美味しくできた気がします。

バーナー、ガス缶、クッカーと携帯おかん器

とはいえ、いつもならバーナー、ガス缶、クッカーが必要なところ、「携帯おかん器」があれば装備はぐっとコンパクトに。仕上がりに差こそあれ、いざというときにこれがあると本当に心強いと思いました。

湯沸かし+温めを一度に

携帯おかん器で焼き鳥を温めている
耐熱袋はアイラップ

冷めてしまった串焼きなんかも、耐熱袋に入れて湯せんすればOK。温めながら、お湯まで一緒に作れちゃいます

そのお湯はスープに再利用。湯せんしたお湯を無駄なく使えます。

哺乳瓶の温め直しにも使えるらしい

哺乳瓶
出典:PIXTA

公式が提案する使い方には、赤ちゃんのミルクの温め直しにも活用できるとのこと。

その際は先ほどのように耐熱カップでお湯を沸かし、そこで湯せんするのが良さそうですね。寒い季節、外出先でもきっと頼りになるはずです!

防災、車中泊、登山……使い道いろいろ

防災用品として備える

携帯おかん器を防災グッズと一緒に置いてある

火を使わず、50mIの水があれば加熱できるとくれば、災害時の非常食を温めたいときにもうってつけではないでしょうか。筆者は出先での備えとして、クルマにも常備(夏以外)しておきたいなと思いました。

ただし保存上の注意として「直射日光および高温多湿を避ける」とあるので、夏場の車内保管はNGですが、ガス缶のように爆発の心配がない構造なので、安心感があります。

携帯おかん器の使用期限

有効期限が長いところも防災向き。2025年10月に購入した際は、有効期限2031年3月まで(約5年後)のものが届きましたよ。

公園など火気NGの場所でも

お花見
出典:PIXTA

お花見公園でのピクニックなど火が使えないシーンでも「携帯おかん器」なら問題なし。

お湯を沸かせるからインスタントコーヒーや粉末スープはもちろん、耐熱カップにワインを入れてホットワインを作る、なんてのも寒空の下ではたまりません!

車中泊のときに

携帯おかん器を車の前で使っている

車でちょっと仮眠したい、その前に暖かい食事を取りたいというときも、火を使わない「携帯おかん器」をクルマに積んでおけば(※1)、あまり場所を選ばずに使えそうです。

※1 直射日光および高温多湿を避けて保存する必要があるため、車中への置きっぱなしはやめましょう

登山・釣りにも

1回分の携帯おかん器と缶コーヒーをバックパックのポケットに入れてある

1回分の重さは約30g。加熱に必要な水を含めても100g以下。なんせ荷物にならないので、筆者は山でサクッとコーヒーを飲みたいときにも活用したいなと思ってます。

冷たくなってしまった缶コーヒーもアツアツに温められますしね。釣りのときにも良さそうです!

とりあえず持っといて正解

携帯おかん器

ちょっとの水さえあれば、火や電気いらずで「加熱」「温め」「お湯を沸かす」ことができる携帯おかん器。

ぱっと見は地味ですが、5回分でも重さはわずか約160gと軽量で、まさに“持っておいて損なし”なアイテム。

筆者はキャンプやレジャーで活用しながら、もしもの備えとして常備しておこうと思います。

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