中央サイト炊事場

広くて使いやすい炊事場です。キャンプ場内には炊事場が3箇所あり、蛇口の数も多いので、さほど混雑せずに使用できました。お湯対応の蛇口もあります(冬季のみ)。
シャワー棟

シャワー棟も場内に3箇所あり、使用時間は16:00〜21:00。

なんとシャワー使用料は無料! 内部は清潔で、足拭きマットや棚も完備。
気になるトイレは?

清掃の行き届いたトイレはウォシュレット付きの洋式です(一部和式あり)。
ゴミ捨て場
ゴミの分別方法

ゴミは「カン」「ペットボトル」「ビン」「ガス缶(穴を開ける)」「生ゴミ・燃えるゴミ(右のポリバケツ)」の5種類に分別してください。燃えないゴミは持ち帰りです。
灰・炭すて場

焚き火やBBQの残りの灰・炭は、場内中ほどにある「灰・炭すて場」の缶の中へ。いずれも完全に消火していることを確認して捨てましょう。
名水汲み放題の「自噴井戸」

こんこんと湧く清水はとてもまろやか。自然派サイトに向かう遊歩道の途中にあります。筆者はこの水でご飯を炊いたり、コーヒーを淹れるのが何よりの楽しみなんです。

自噴井戸はもう1箇所「上の井戸」があります。場所はキャンプ場入り口に近い草原サイトの坂を上がったところ。
田んぼの用水にもされるこの水、ボトルに汲んで持ち帰れば、家でもキャンプの余韻が味わえますよ。
キャンプ場内の様子は?
4種類のキャンプエリアとログコテージがある

かずさオートキャンプ場には、管理棟(赤点)を中心に、ロケーションの異なる4種のサイト(緑・黄緑・黄色・紫)と、ログコテージ(オレンジ)があります。
炊事場・シャワー・トイレ棟は3箇所(ピンク)、自噴井戸(青)は2つです。
それでは、各施設ごとに特徴をご紹介していきましょう。
1|広々とした「草原サイト」

キャンプ場の一番手前の「草原サイト」は、文字どおり芝生の広がるサイト。最近新しくできた場所なので木陰が少なく、夏場はタープがあるといいでしょう。
ヤギさんがこんにちは!

「草原サイト」では、草刈り部隊のヤギがお出迎え。管理棟で販売されている餌を購入して、餌やり体験もできます。
2|明るい高台の「管理棟裏」エリア

車の往来が少なく安全で、ファミリー向きのエリアです。2サイト分の広さがある「2S用区画」では、2家族でのキャンプも可能。
3|木々に囲まれた「中央サイト」


木立の中の平坦なサイトは、ソロキャンパー、ファミリーキャンパー、クルマやバイク利用者、筆者のような徒歩ソロキャンパーまで、さまざまなスタイルのキャンパーが集います。

取材に訪れた日に筆者が利用したのは、中央サイトの端に位置する電源付きサイト。
夜間、時折強風に見舞われました。周囲の木々が風をブロックしてくれたためかテントの揺れも少なく、ゆっくり休むことができました。
4|中央サイトを囲む「ログコテージ」
ログコテージは、大小合わせて14棟。テント設営等の負担が少なく、小さなお子さん連れのファミリーやシニア層の利用が多かったです。
5|奥の「自然派サイト」はソロキャンに最適!

筆者は「かずさオートキャンプ場」を度々利用しているのですが、この自然派サイトの入り口付近、自噴井戸の前が大のお気に入り。サラサラと流れ落ちる水音を聴きながら、涼しい木陰で過ごすひとときが、深い癒やしをもたらしてくれるのです。

自然派サイトの奥、蛇行する小川に沿った遊歩道は、のんびり散策したくなる風景が続きます。
小川の対岸には竹林が広がり、とても静か。早朝や夕暮れ時、広い空と雲が織りなす、壮麗な色彩を独り占めしてください。
こんなところがイイ
子連れファミリー層が多く、安全

水捌けのいい平坦なサイト、トイレはウォシュレット、シャワー無料や炊事場の温水対応など、実は隠れた高規格キャンプ場。
お子さん連れのキャンパーも多く、管理人さんや清掃スタッフの巡回も頻繁で、女性ソロでも比較的安全に過ごせるキャンプ場といえるでしょう。
グループキャンプは2家族までなので静か
グループでの利用は2家族・2サイトまで、大人だけの利用は1サイト2名までとなっています。大勢で騒ぐキャンパーがいないため、落ち着いて過ごせます。音楽や発電機の使用、クルマのアイドリングも禁止です。
1サイトの広さがほぼ100㎡

1サイトが広いのも、かずさオートキャンプ場の魅力です。サイトははほぼ100㎡の広さがあり、余裕があるほか、木々で仕切られているため適度なプライベート感があります。
湧き水で作るキャンプ飯やコーヒーが美味しい

きめ細かく柔らかな風味の湧き水は、コーヒーやお茶の個性を最大限に引き立ててくれます。炊飯にもよし、ウイスキーや焼酎の水割りにも最適。もちろんそのまま飲んでもとびきり美味しいです!
川遊びや釣りもできる

キャンプ場を囲むように流れる小櫃川は、コイやハヤ、オイカワなどが棲息し、釣りキャンパーさん向きの一面も。汗ばむ日には浅瀬で川遊びも楽しめます。
キャンプ場周辺の商店
スーパー吉田屋

久留里駅から徒歩約10分のスーパー「吉田屋」では、食料品全般、酒、氷、日用品が手に入ります。時期によっては薪、炭の取り扱いもあるので、お問合せください。
スーパー吉田屋 久留里店 詳しくはこちら
千葉県君津市久留里市場821
電話:0439-27-2882
セブンイレブン 君津久留里店

久留里駅から徒歩約5分、国道410号線(久留里街道)に面した店舗では、通常ラインナップに加えて地酒の取り扱いもあります。
セブンイレブン 君津久留里店 詳しくはこちら
千葉県君津市久留里市場155-4
電話:0439-27-2321
パン屋「松ぼっくるり」

久留里駅から徒歩2分、久留里街道沿いの小さな手作りパン屋さんですが、中はびっくりの品揃え。人気はぶどうパンやオリジナルの味噌パン。名物の食パンが並ぶコーナーで、朝食用のパンを選んでみては。
松ぼっくるり 詳しくはこちら
千葉県君津市久留里市場169-1
電話:0439-77-7301
近隣の飲食店
タイ料理の店「たいこくどう」

「太郎すし」の隣の「たいこくどう」は、本格的なタイ料理が味わえるエスニック料理店。ランチ、ディナーのほか、テイクアウトメニューもあります。
たいこくどう 詳しくはこちら
千葉県君津市久留里市場536
電話:0439-27-4838
うどん・そば店「くるり庵」

久留里駅からキャンプ場に向かうT字路にあるうどん・そば店。なかなかインパクトのある見た目ですが、房総を旅するバイクツーリング客の間では名の知れたお店なのだとか。休日のお昼どきには行列ができるほどだそう。おすすめは名物のカレーうどんです。
くるり庵 詳しくはこちら
千葉県君津市久留里市場587
電話:0439-27-3344
ぜんぶ徒歩圏!名水仕込みの地酒をゲット
生きた水久留里 酒ミュージアム

呑兵衛のキャンパーにおすすめなのが、久留里の湧水で仕込んだ地酒の数々。駅前の水汲み場前にある「生きた水久留里 酒ミュージアム」では、「かずさ8蔵」と呼ばれる蔵元の日本酒を幅広く紹介。試飲もできます(有料)。

お目当ての地酒が見つかったら、酒ミュージアムで手に入るマップを参考に、てくてく酒蔵探訪はいかが?
生きた水久留里 酒ミュージアム(久留里観光交流センター内)
詳しくはこちら
君津市久留里市場195番4
電話:0439-27-2875
久留里の街は「生きた水の里」
いたる所に水汲み場がある

房総半島中部の上総丘陵は降雨量が多く、地下水が豊富。房総には、木の歯車と竹ひごを使った簡素な「上総掘り」という掘削方法があり、街中の自噴井戸は、明治時代から伝わるこの方法によるものです。
久留里駅前の水場は、喫茶店などがポリタンクを持って汲みにくることも。
民家や街角の水場
「高澤の水」

「自噴 福徳名水」

街角の湧水は一般の観光客も気軽に利用できます。住民の大切な生活用水でもあり、水を汲むときは地元の方々のご迷惑にならないように注意しましょう。
空気も水も美味しい!かずさの地で命の洗濯を

東京から電車で2時間半、清冽な湧水のきらめく久留里では、時の流れも至ってゆるやか。トコトコ走る久留里線の走行音をBGMに、静かに酒盃を傾ける夕べは、これぞ大人の自由時間!
川面に朝日が輝き、汲みたての湧き水で淹れたコーヒーを喫するのもまた至福のとき。筆者が繰り返しここを訪れる所以です。
かずさオートキャンプ場 予約(電話のみ)TEL:0439-27-2020
かずさオートキャンプ場 公式サイト



