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Amazonで見つけた“謎の棒”。見た目地味だけど、試してみたら秋冬キャンプで重宝するギアでした(2ページ目)

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組み立て方法:別途ペグが4本必要です

ペグを刺したゼットログスタンド

この「ゼットログスタンド」は、余ったペグを有効活用し薪スタンド化させるアイデア製品。ペグは長さ30cm以上推奨で最低4本必要です。太さのある鍛造ペグなどがベスト。

組み立て方法と言っても至ってシンプルで、ペグを丸穴側から4箇所差し込んでいくだけ

手に持ったゼットログスタンド

穴は矢印の6箇所空いているので、薪の長さに合わせてペグの刺す位置を変えることができます。ペグ穴径は11mmです。スタンドの上に置ける薪の長さは最短24cmと書かれていました。

後ほど詳しく使用感をお伝えしますが、30cm以上の薪であれば一番外側の穴を使用した方が安定感がありましたよ。

実際どのくらい薪が置ける?

ここから実際にどのくらいの薪が置けるか検証します。使用するペグの長さや本数によって積載量がどう変わるのか見ていきましょう。

試しに「ゼットログスタンド」を使わずにやってみると…

ペグで作った薪スタンド

まずは、ひとつテストをしてみました。キャンプ通の方なら、ペグ4本をクロス打ちをして写真のように薪スタンドを作ったこともあるのでは?

「ゼットログスタンド無くてもいいじゃん!」と思うかもしれませんが、この方法だと長さ38cmペグ×4本で薪1束をのせるのが精一杯。

地面のコンディションにもよりますが、設置面を広げるためもっと傾けてペグを打とうとしても崩壊してしまいました。次は、「ゼットログスタンド」を使ってみましょう。

38cmペグ+ゼットログスタンド=薪2束までOK

薪1束と薪2束を置いたゼットログスタンド

先ほどと同じく38cm×4本のペグを使います。「ゼットログスタンド」の穴にペグを通して設置すると、1束は余裕で2束置いてもまだ少し余裕があるくらいでした。

ゼットログスタンドがあることで、ペグだけで作った薪スタンドよりも明らかに薪を置ける量が増えましたし、崩壊する心配なしで安定感もあります! 

28cmペグ+ゼットログスタンド=薪1束

薪1束を置いたゼットログスタンド

次はペグの長さを変えてみます! ゼットログスタンドで使用するペグは、長さ30cm以上を推奨されていますが、試しに少し短い28cmのエリッゼステーク×4本を使ってみます。

ペグの長さが短くなった分、この場合薪1束がちょうど良さそう。少し余裕があったので2束置けるかも試しましたが、難しかったです。

積載量は減ったものの、ゼットログスタンドのおかげで安定感はバッチリ。

ペグ50cmなら何束置ける…?

50cmのペグとゼットログスタンド

長さが長いほど積載量が増えるのがわかったところで、次は長さ50cmスノーピークのソリッドステークで挑戦!

何束置けるのかとワクワクしましたが、直径約11mmの穴にはペグが太すぎて入りませんでした……残念。

鍛造ペグの場合、長さ40cm程度までのペグに対応していると思った方が良さそうです。

ペグ8本用意すれば、置き場の拡張もできる!

拡張したゼットログスタンド

ゼットログスタンドは、ペグ自体の穴も活用し合計8本ペグ打ちすることで置き場所の拡張もできます! 

薪を置いた拡張後のゼットログスタンド

使用しているのは28cmペグ×8本とゼットログスタンド

28cmペグ×4本のときは1束しか置くことができませんでしたが、拡張させることで2束置くことができました。

倍の本数が必要でペグ打ちをする手間もありますが、短めのペグでも2束置けるようになるのは嬉しいですね!

チタンペグでも使用可能

チタンペグとゼットログスタンド

愛用者の多いチタンペグでも使用してみました。鍛造ペグよりも細いので長めに差し込む必要があり、40cmペグで薪1束が目安でした。参考までに!

使ってわかった4つのポイント!

1|ペグケースに入る収納性の良さ

ペグケースに入っているゼットログスタンド

嵩張りがちな薪スタンドですが、ゼットログスタンドはペグケースに収納できる点が優秀。全長約40cmなので、お手持ちのペグケースの長さだけ確認してくださいね。

この携行性の良さは、荷物を増やしたくないソロキャンパーなどにちょうどいいのではないでしょうか?

焚き火台ケースと焚き火小物とゼットログスタンド

焚き火台によっては収納ケースに一緒に入るかと思うので、この収納方法もおすすめ。火バサミや斧など、長さのあるものと一緒に収納しておくのも良さそうです。

2|組み立て後の移動は難しい

ゼットログスタンドを使った焚き火シーン

薪を置くと移動は基本的にできません。途中で移動させたいときには一度バラしてから組み立て直す必要があります。

持ち上げたゼットログスタンド

薪を置く前であれば移動もできるので、組み立てた段階で焚き火台と合わせて設置場所を決めておくといいでしょう。ゼットログスタンドを持つとペグが動いてしまうので、その点は要注意。

3|思いの外、地面からの距離は近め

ゼットログスタンドと地面との隙間

構造上仕方がないのですが、地面から薪までの距離が3〜5cm程度になることが多く、地面は近め。

公式にはペグの径1cm以下、長さ30cm以下の場合開き角度が大きくなるので、地面からの距離が近くなるとの表記がありました。

環境にも左右されますが、地面側の薪は湿気の影響を受ける場合もあるので注意が必要です。

4|エッジが気になるところがある

ゼットログスタンドのバリ

これは個体差もあるかと思いますが、所々エッジが立っていて触るときに少し気を使いました。バリ取りはしていると思いますが、エッジの処理はやや甘めな印象。

気になる方は金やすりなどで少し削っておくと、素手で触っても安心して組み立てたり使用することができそうです。

懸念点もあるけどコンパクト重視の方には◎

組み立て中のゼットログスタンド

余分にペグを持って行っている前提にはなりますが、コンパクトさ重視の方には刺さるアイテムではないでしょうか! 懸念点もありますが、地面に直接置くよりは湿気対策に有効です。

コンパクトな薪スタンドを探していた方や、ペグだけで組んだ薪スタンドで崩壊したことがある方にはおすすめしたいアイテムでした。

    ゼットフラッグ ゼットログスタンド

    サイズ40cm×3.2cm
    重さ約250g
    素材ステンレス(厚さ2mm)
    その他ペグ穴:11mm
    薪:24cm〜

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