アイキャッチ画像撮影:山畑 理絵
サイト内の限られたスペース、有効活用するには?

撮影:CAMPたかにぃ
キャンプで快適に過ごそうと思うと、ついつい装備は増殖。テントやタープ下のスペースには限りがあるし、気がつけばテーブルの上が小物でいっぱいになっていませんか?
でも、「置く」スペースがないならば「吊るす」収納にすればイイんです!
そこで今回は、あらゆるギアやアイテムを、さまざまな場所に吊るす系の便利ギア5選、一挙ご紹介していきます!
スペース効率UP!吊り下げ系ギア5選
1|JKM「ソフトハンギングバー」

撮影:みくゆう@キャンプ×サウナ
テントだけじゃなく、車内でも「ココに吊るせたらいいのに」ってこと、あるあるですよね。
そんなときにオススメなのが、車用品店オートバックスのプライベートブランド、JKMの「ソフトハンギングバー」。
本体のサイズはW約78cm×直径約5.5cmなので、両サイドのバックルベルトで車内のアシストグリップ(左右の間隔が138cm以下)へ装着したり……。


出典:楽天
間隔が55cm以上のヘッドレスト間にも簡単に装着が可能です。表側にはデイジーチェーン付きなので、一気に12個ものフックポイントが爆誕。
細長い布地をクルリと丸めた中空構造なので、ハードタイプのハンギングバーのカバーとして使うのも便利です。


撮影:みくゆう@キャンプ×サウナ
そして布製といえど、耐荷重はしっかり約4kg! 小型ランタンなら余裕で何個も、薄手の長袖シャツなんかでも16枚ほど吊るせてしまいます。
デザインもカッコよく、ロングドライブや車中泊の際に、車内のスペース効率をUPするならぜひ導入したいアイテム。
JKM ソフトハンギングバー
| サイズ | W約78cm、直径約5.5cm |
|---|---|
| 適合サイズ | ・ソフトハンギングバーとして単体使用の場合、アシストグリップの左右の間隔が約138cm以下の車に取り付け可能です。 ・ヘッドレストベルトとして使用する場合、運転席・助手席の左右の間隔が約55cm以上の車に取り付け可能です。 ・ハンギングバーカバーとして使用する場合、取り付ける市販のハンギングバー対応寸法は、バー部の長さが82cm以上直径37cm以下です。 |
| 耐荷重 | 4kg |
| 材質 | 表生地:ポリエステル 裏生地:ポリエステル |
| カラー | GRAY、COYOTE、OLIVEDRAB |
2|アソマタス「ハングバーガー」

撮影:編集部
お次は、ありそうでなかった斬新な小物ギアが人気のアソマタスの「ハングバーガー」。
名前の通りハンバーガーみたいなこちら、マグネットを内蔵した本体は、バンズみたいにパカっと上下に分離する構造でして。
間にテントやタープの布地を挟んだら、フック付きの内側をスーッとスライド。


撮影:編集部
するとこの通り! テントやタープの好きな場所にフックポイントが生まれるんです。
直径70×高さ30mmとコンパクトながら、耐荷重は約800gもあり、小型ファンなんかも真上から吊るせます。夏だけでなく、冬キャンプで暖気を循環させるのにも重宝しますね。


撮影:編集部
マグネットもかなり強力で、布地だけでなく、ガイロープを挟み込んで固定するのもOK! テント内に2箇所装着し、間にデイジーチェーンを張る応用テクもオススメです。
何より挟む面がフラットで、装着後もノンストレスでスライド移動できるのが秀逸。吊るすポイントを作れるだけじゃなく、使い勝手にもこだわりたい人にイチオシです。
3|刃物屋・福善「鍔(つば)」

撮影:CAMPたかにぃ
続いては、吊るす系にもなるめちゃくちゃマルチなアイテム、福善の「鍔(つば)」をご紹介。
そもそも、同じく福善から販売されている「打刀(うちがたな)」というペグと、一緒にペグダウンすれば、目印として便利なオプション、という位置付けなのですが……。

撮影:CAMPたかにぃ
単体で、あらゆる用途に応用できるのがポイント。
例えば、ガイロープを2箇所のフックに絡めるように設置すれば、ズレずに固定できるので、任意の場所にフックポイントが作れます。


撮影:CAMPたかにぃ
さらに、ガイロープを結びつけることなく、フックの根元にくるくると巻きつけるだけでしっかり固定できるのも大きな特徴。
フック2箇所使えば、2本のロープを繋ぐのもカンタン。画像のように、キャノピーポールに張ったガイロープ間を横断するように繋げば、簡易的なバンジーコードが作れちゃいます。


撮影:CAMPたかにぃ
そのほか、自在結び不要で自在金具のように使ったり、ロープの先端にループを作ったり、はたまた、ペグが刺さらない固い地面で、石に巻きつけて固定したり。
「鍔」2枚重ねて真ん中にハンモックのツリーストラップを通せば、留め具としても使えたり。
面倒なロープワーク無しで、ガイロープの応用幅をグッと広げたい人は、要チェック!
福善 鍔 4個セット
| サイズ | 直径40×厚さ1.5mm |
|---|---|
| 重量 | 約10g / 1個 |
| 材質 | 刃物用ステンレス鋼 |
| 内容量 | 4個 |
4|八幡化成「ボタンスリング」

撮影:山畑 理絵
小さなボタンに、先端が穴あきのシリコン紐がついただけ。とてもシンプルな見た目のこちらは、八幡化成「ボタンスリング」。
けれどパッと見で侮るなかれ! ボタンのような丸い部分にはマグネットを内蔵し、シリコン紐の穴はよく伸びてピッタリフィット。さらに2個セットなのもミソなんです。

撮影:山畑 理絵
まずは初級編のごくシンプルな使い方2つ。
左のSOTO「スライドガストーチ」のように、直径がフィットするアイテムを穴に嵌め込めば、マグネット側を鉄製のラックへペタリと吊るせます。
右側の「ゴールゼロ」は付属のフックへシリコン紐を装着し、マグネットでペタリ。逆さまに吊るすなら、ボディ下部を穴へ嵌め込んでもOKです。


撮影:山畑 理絵
そしてこちらが真骨頂の2個使い!
1個はテントのメインポールへ巻きつけて固定しておき、ゴールゼロのフックに装着したもう1個のマグネットを使ってペタリ。
この方法なら、ランタンハンガー無しであらゆるポールにランタンが吊るせちゃいますね!


撮影:山畑 理絵
さらに、先にご紹介した「ハングバーガー」のように、テントやタープ生地を挟んで吊るすことも可能です。
しかも、たったの8gながら、耐荷重は驚異の500g! 自宅の冷蔵庫やレンジフードなど丈夫な場所なら、500mlのペットボトルを吊るせるレベル。
キャンプだけでなく、自宅でもマグネットがくっつくさまざまな場所で活用してみてはいかがでしょうか?
八幡化成 ボタンスリング
| サイズ | W22×D10×H99mm |
|---|---|
| 重量 | 1個8g |
| 耐熱温度 | 80℃(ネオジム磁石) ネオジム磁石は高温に弱いため、80℃以下でご使用ください。 |
| 材質 | シリコーンゴム樹脂、ネオジム磁石 |
5|AQLOLO「どこでもカラビナ」

撮影:山畑 理絵
最後はこちら、AQLOLO「どこでもカラビナ」。よくあるカラビナに、湾曲したアタッチメントがプラスされ、2つのパーツを組み合わせて使います。
布製のさまざまな場所に、穴を開けずに固定できるよう何ですが……。

出典:AQLOLO
使い方はこちらの通り。分かりやすいよう、2つのパーツのみで手順を示していますが、実際は、最初から2つパーツの間に布を挟んだ状態で行います!
これでガッチリと布に固定されたうえで、カラビナの方はいつも通りに開閉できるので、タープやテントなどの好きな場所にフックポイントを作れるワケです。


撮影:山畑 理絵
布地の強度や貼り方にも左右されるものの、「どこでもカラビナ」単体での耐荷重は最大約65.56kg(カラビナの幅が太い側をアタッチメントへ固定したとき)。
テントやタープなら、小型のランタンやハンディファンなど、十分吊るせちゃいます。


撮影:山畑 理絵
そしてキャンプのみならず、日常のさまざまなシーンでも大活躍!
ポケットやベルトループなどのない洋服やバックパックに装着すれば、サングラスやペットボトルなどもサクッと外付けが可能に。
自宅のカーテンにティッシュケースごとぶら下げたり、アイディが無限に膨らむカラビナです!
*ただし、カラビナの尖った部分を布地ごとアタッチメントへ強く押し込むため、穴あきや傷の可能性はゼロではなく、あくまで自己責任でのご使用をお願いします。
AQLOLO どこでもカラビナ
| A方向 最大荷重 | 約65.56 kg |
|---|---|
| B方向 最大荷重 | 約43.26 kg |
「吊るす」のポテンシャル、もっと高めて快適に!

撮影:編集部
ロープワークにも使える「鍔」 からシリコン&マグネット仕込みの「ボタンスリング」など、実にバリエーションに富んだ”吊るす系”ギア5選、いかがでしたか?
しかも、とても汎用性の高いアイテムばかり。アイディア次第で、まだまだ隠れた使い道が見つかりそうですよね。
あなたもぜひこの記事を参考に、「吊るす」のポテンシャルを高めて、より快適に過ごせるサイト作りにトライしてみては?









