エレコムがついに国産の“一酸化炭素チェッカー”を発売

写真左「NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1」右「NESTOUT 一酸化炭素アラーム ベーシック」
モバイルバッテリーなどで知られるエレコムのアウトドアブランド「NESTOUT(ネストアウト)」から、待望の“一酸化炭素チェッカー”が登場。
エレコムに開発の経緯などを取材

秋冬キャンプなどの火を使うシーンでは、一酸化炭素(CO)が発生するリスクがあり、換気不足による事故が起こる可能性があります。
そうした中で、より信頼性の高い検知機器を求めるキャンパーの声に応える形で開発されたのが、この新モデルです。
今回は、取材を交えた速報記事として、「NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1」と「NESTOUT 一酸化炭素アラーム ベーシック」の2つを紹介します。
用途で選べる「2モデル」を紹介!

写真左「NESTOUT 一酸化炭素アラーム ベーシック」右「NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1」
発売されるのは、「NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1」と「NESTOUT 一酸化炭素アラーム ベーシック」の2モデル。
いずれも日本製センサーを搭載し、アウトドアでも安心して使えるタフな仕様になっています。
「NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1」

3in1モデルの「NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1」はその名の通り、“温度・湿度・CO濃度”をまとめてチェックできる多機能タイプ。

屋外の環境変化にも強い防塵防水(IP54)仕様で、テント内やタープ下など湿度が高くなりがちな場所でも安心して使用できます。
精度と信頼性を追求した日本製センサー

センサーには高精度かつ長寿命な日本製を採用。CO(一酸化炭素)以外の気体に誤反応しにくく、安定した測定が可能です。
さらに、気温・経年劣化・電池電圧の変化に合わせて、センサーの感度を自動補正する「3つの補償回路」を搭載し、長期使用でもセンサーの精度を維持します。

一般的な一酸化炭素チェッカーは、センサーが故障しても気づきにくいのが難点。
その点、「NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1」と「NESTOUT 一酸化炭素アラーム ベーシック」は自己診断機能を搭載しており、センサーに異常が起きた際はアラートでお知らせ。
見えない部分まで安全に配慮された設計です。
2年の開発期間を経て完成したタフ設計

開発は約2年がかり。特に、防水・防塵仕様を実現するうえで、一酸化炭素が通る空気の通り道を確保しながら、水は通さない密閉性を保つという設計課題があり、かなりの試行錯誤を経て完成したとのこと。
開発チームの苦労の末に生まれた、業務用レベルの信頼性を持つキャンプギアといえそうです。

電源はUSB Type-C充電式で、フル充電からおよそ5日間稼働。
ブザー音と液晶表示の2段階でアラートを発するため、音でも光でも危険を察知できます。
NESTOUT NESTOUT 一酸化炭素アラーム 3in1
スペック※公式HP参照
警告方法:バックライト付きLCD表示・警告音
警告表示(注意):CO濃度50〜99ppmが15分以上継続、または100ppm以上
警告表示(危険):CO濃度200ppm以上
測定範囲(CO濃度):0〜999ppm(最小単位1ppm)/測定精度:±10%
温度測定範囲:-10〜50℃(精度±2℃)/華氏-4〜122°F(精度±3°F)
湿度測定範囲:20〜90%(最小単位1%)/精度:35〜75%で±5%、それ以外±10%
防塵・防水性能:IP54
動作環境:温度-10〜50℃・湿度10〜90%RH(結露なきこと)
保存環境:温度-10〜60℃・湿度10〜90%RH(結露なきこと)
外形寸法:約53×22×92mm/質量:約88g
付属品:USB Type-Cケーブル(0.1m)、収納ポーチ

