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【惚れた。】ジェントスの鬼パワフルな「1台2役ギア」が、使えばわかる“本気のヤツ”でした(2ページ目)

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マットへの空気注入は?

ブロワー疾風とスリーピングマット

マットに空気を注入する際には、残念ながら活躍しませんでした。シリコンノズルがバルブにフィットしないからです。画像のマットはモンベル製ですが、サーマレストの「ウイングロックバルブ」やニーモの「フラットバルブ」も同様でしょう。

そもそも「ブロワー」として販売されている製品であり、ポンプとしての役割は想定していないようです。

焚き火への送風は?

ブロワー疾風と焚き火

焚き火中、火吹き棒のかわりに空気を送ってみました。効果はバツグンで、そんじゃそこらの肺活量では太刀打ちできないレベル。

……なんですが、強烈なパワーを持て余し、うっかりすると火の粉や灰が舞いまくりでした。加えて本体から発せられる風切音がけっこううるさく、焚き火シーンの情緒にマッチしません。最小限の風速で静かに使うなら、アリかもしれませんが。

ブロワー疾風で炭起こし

一方、BBQで炭を熾す場合は、活躍すること間違いありません。炭熾しの段階ではまだ灰が少ないし、BBQ会場の雰囲気なら風切音も気にならないと思います。

ただし風力が強すぎると火の粉が飛びまくったので、加減は必要です。

撤収時に本領発揮!

夜中~朝方に雨に降られること、あるいは夜露に見舞われることはよくあります。テントの水滴を吹き飛ばしたい場合、本製品はこの上ない活躍を見せてくれるでしょう。

ブロワー疾風でテントの水滴を飛ばす

実際に水滴だらけのテントで試してみたところ、蜘蛛の子を散らすように水の粒が逃げていきました。その際に大粒の水滴が極小に分裂することもあり、テントの乾燥スピードは格段に向上しました。

スカート部分に溜まった水と枯葉が、一網打尽にされる様子をご覧ください。これは撤収が楽になりますね。キャンパーとして「買ってよかった」と思った瞬間です。

日常的に活躍しそう

風力自慢の本製品は、キャンプ以外にも活躍するシーンがありそうですよね。実際に自宅で使ってみたので、その感想をレポートします。

ほこりを吹っ飛ばす!

PCの内部

PC内部のほこりを除去するのに使ってみました。すっかりご無沙汰の掃除だったこともあり、ちょっと人には見せられない量のほこりを吹き飛ばすことになりました。

よく見ると本製品が白っぽく汚れていますが、これは舞ったほこりを返り血のように浴びたため……。とにかくほこり掃除では大、大、大活躍で、もうスプレー式のダスターは買わないと思います。

洗車の相棒に

車の水滴をブロワー疾風で飛ばす

洗車時に、水滴を飛ばそうと使ってみました。テントと同じようにできるかと思っていたんですが、それほど効果的には感じられませんでした。正直、拭き上げた方が早いなと……。

しかしメーカーの公式サイトでは、クルマの水滴を吹き飛ばしている画像もあるので、あくまでも筆者個人の感想です。ボディサイズや表面の状態(撥水性)が適さなかったのかもしれません。

ブロワー疾風で洗車の仕上げ

しかし隙間の水滴退治には真価を発揮しました。しっかり拭き上げたはずが、いつの間にかつーっと垂れ落ちている水滴……アレをあらかじめ吹き飛ばしておき、ササッと拭いてしまうことが可能となります。

落ち葉の掃除も!?

落ち葉の掃除に使えるかも……と思いましたが、これは面積によると思います。地面との距離をしっかり縮めて風を当てる必要があるので、中腰の姿勢を余儀なくされ、広い場所では身体的に苦しいものがありました。数㎡のちょっとしたスペースなら問題ないと思いますが。

気になったところは……

ブロワー一筋のアイテム

ブロワー疾風

本製品はブロワー機能一筋のアイテム。フレックステイルの「TINY PUMP」のように、キャンプでマットを膨らませたり、夏のレジャーで浮き輪やビーチボールを……といった汎用性はありません。

所有すべきかどうかは、ブロワーをどの程度必要としているかによります。その必要性に7,000円(今回の購入価格)をかけられるかどうか、正直なところ悩ましい人も少なくないと思います。

パワフルなだけに弱点が……

ブロワー疾風を充電

本製品の使用可能時間は、ブーストモードで約10分、強モードで約20分。これは熱問題を考慮した連続使用可能時間ではなく、バッテリーが保つ時間です。一方で充電時間は約2時間……。

甚大なパワーと引き換えに、持続力は長くはありません。この仕様、筆者は逆にかっこいい気もしていますが、使いっぱなしで充電を忘れ、悔やむ日が来るかもしれません。

キャンパーじゃなくてもオススメできる!

ブロワー疾風

今回現物を使ってみて、特に便利だと感じたのは「テントの水滴処理」と「ほこりの除去」です。

これから結露の季節がやってきますが、その水滴を飛ばすのが楽しみでなりません。そして日常的にはPC関連のほこり掃除だけでなく、窓サッシの掃除でも活躍してくれるでしょう。

ジェントスの「ブロワー 疾風(はやて)」、キャンプだけでなく普段から活躍するアイテムです。

※後継モデルもリリースされたので、気になる方はそちらもチェック!

    ジェントス ブロワー疾風(HYT-4L)

    本体サイズ(約)W37.0×H129.0×D78.0mm
    本体質量(約)254g
    充電時間(約)2時間
    使用電池リチウムイオン充電池 7.4V 2,500mAh 18.5Wh内蔵
    付属品ブロワーヘッド、シリコンノズル、USB Type-Cケーブル(50㎝)
    ブロワー回転数(回転毎分)(約):40,000rpm(弱)/ 50,000rpm(中)/ 80,000rpm(強)/ 130,000rpm(ブースト)※長押し中
    風速(約):14 m/s(弱)/ 21 m/s(中) / 30 m/s(強) / 45 m/s(ブースト)※長押し中
    自動停止時間(約):60分(弱)/ 10分(中)/ 10分(強)
    使用可能時間(約):90分(弱)/ 40分(中)/ 20分(強)/ 10分(ブースト)
    ライト使用光源:高輝度チップタイプ白色LED×1個
    明るさ(約):120ルーメン
    自動停止時間(約):60分
    照射距離(約):56m(最大時)
    照射特性:照射角固定 スポットビーム

    後継機はこちら

      ジェントス ブロワー疾風 HYT-SL

      回転数(回転毎分)(約)30,000rpm(弱)/ 50,000rpm(中)/ 70,000rpm(強)/ 120,000rpm(ブースト)※⻑押し中
      ⾵速(約)25 m/s(弱)/ 35 m/s(中) / 43 m/s(強) / 60 m/s(ブースト)※⻑押し中使⽤
      可能時間(約)120分(弱)/ 60分(中)/ 30分(強)/ 10分(ブースト)
      使⽤電池リチウムイオン充電池 7.4V 2,500mAh 18.5Wh
      内蔵充電時間(約)2時間
      電池寿命充放電 約500回
      本体サイズ(約)W42.2×H138.0×D81.1mm
      本体質量(約)275g

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