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【映えはもういいや…】初心者向けと敬遠してたけど、実際「ワンタッチタープ」が最強なのでは?(2ページ目)

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「ワンタッチスクリーンテント」はこんなアイテム

デ、デカい!これちゃんと車に載るの?

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の収納状態

実際、手にしてみてまず驚いたのが、収納時サイズの巨大さ幅122×奥行16×高さ16cmと、車に載せられるか不安になる長大さです。重さも6kgとなかなかのもの。

これは、ポールと一体型のワンタッチゆえのサイズ。ワンタッチでないタイプだと幅がおよそ半分、67cmで済むようです。

セット内容はシンプル

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の中身

袋から出すと、フライシート(ポール一体型本体)、キャノピーポールが入っています。画像右側にあるのは別売りオプション、「日よけシート」。筆者はこちらも1枚セット購入しました。

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のペグとガイロープ、ハンマー

そのほか、ペグ・ガイロープ・プラハンマーも付属。ペグやハンマーの性能はオマケ程度ですが、ないよりはありがたい。ガイロープには自在金具もちゃんと装備されています。

面倒なフレーム組み立てが不要!

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のポール

ワンタッチゆえにポールとフライは一体構造でわかりやすいですね。面倒なフレームの組み立てなしで設営できるのは、本当にラクそうです。

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のボタン

ただ、名称は「ワンタッチ」ですが、実際はポールにある黄色のボタンを押してロックを解除し、ポールを手で伸ばしてやる必要があります。

その手間が4本分なので、実際はフォータッチという……。とはいえ、それでも一般的なオープンタープの設営と比べると画期的にスマートな構造なので、期待は膨らみます!

ファミリーでも広々使えるサイズ

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」

出典:楽天

設営時のサイズは 約幅285×奥行285×高さ208cm。2ルームテントのリビングスペースくらいの広さなので、4人くらいまでならファニチャーを入れても十分ゆったり過ごせそうです。

キャノピーは車中泊にも便利そう!

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」

出典:楽天

4面全てがメッシュパネルですが、うち1面にはキャノピーが標準装備

同じく標準装備の2本のキャノピーポールで跳ね上げればテントとリンクしつつ、リビングスペースを拡張できるのも便利。日除けにもなるし、使わないときは巻き上げておけます。

出典:FIELDOOR

公式サイトでは、キャノピー部分に車のリア部分が収まるように設置すれば、雨天時の荷物の出し入れも濡れずに済み、車中泊時にも便利な旨紹介されていました。

ここでふと思いましたが、キャノピー部分の端に吸盤などを装着すれば、車のサイドにも隙間なく連結できて、さらに便利に使えそう……。

オプションでフルクローズも可能

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の日よけシート

そして、先にも触れた通り、別売りオプションでパネル1面分の「日よけシート」もラインナップ。3面分追加すればフルクローズでき、シェルターとしてオールシーズンの使用も可能です。

1枚or2枚で本体とのセット購入のほか、単体の1枚が選べ、筆者はひとまず夏場の使用を想定し、試しに1枚のセット購入をチョイス。

本当にラクであっという間に設営できる…?

実際に「ワンタッチスクリーンテント」を設営してみました。本当にラクであっという間なのか……?

1|本体を地面の上に広げる

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の組み立て

まずは、収納袋から出した「ワンタッチスクリーンテント」を地面に広げます。表裏はありますが、ポールが見えるほうが表です。分かりやすいですね。

2|バックル2か所を外す

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の組み立て

お次は、赤いビルディングテープのバックル2か所を外します。このバックルは後ほどまた使用します。

3|ボタンを押してポールを伸ばす

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の組み立て

プッシュボタンを押すとポールのロックが解除されるので、収納時とは逆の方向に折り曲げながら引っ張ってポールを伸ばします。

画像は1本だけ伸ばして切ったところ。これを4本のポールでも同様に行うと、もう自立します。

4|バックルを止めてペグダウン

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の組み立て

そして、先ほどの赤いビルディングテープのバックル2か所を留め直します。これはポール間を支えてボトムの形状を維持するため。

最後はガイロープを結んで各所ペグダウンすれば完成。ペグダウンまで入れても5分以内でした。まさにあっという間! 2回目以降はガイロープを結ぶ手間もなく、さらに短縮できそう。

実際の使い心地をじっくりチェック!

圧迫感なく4人でも快適な室内

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」をリビングに

室内は本当に広々。120㎝サイズのオガワ「ロールテーブルL」、普通のチェアより幅広なDOD「ユトリチェア」2脚、DOD「グッドラックソファ」1台が、この通り、余裕で入りました!

ただし、壁面が最高部に向かって狭くなる形状のため、あまりボトムの端にチェアを置くと、少し頭辺りがキツイかもしれません。

とはいえ家族4人なら、日中ここだけで快適に過ごせるのは間違いなく、立ち上がっても頭がぶつからない高さなので、幕内での移動や作業もノンストレス。

4面メッシュが夏場には最強!

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のファスナー

「4面メッシュ」はまさに極楽。オープンタープと遜色なく風の抜けは抜群ですし、何より防虫効果が素晴らしい! 

ファスナー終端部までしっかり金具で留められるようになっており、虫の侵入はほとんどありません。まさに夏のセーフティエリアと言えますね。

日よけシート装着で盤石の布陣

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の日よけシート

「日よけシート」の取り付けは、裏から6か所のグロメットで引っかけるだけ。1枚1分もあれば完了。正しい向きでないとそもそも装着できないので、上下を間違うこともありません。

しかも、内側にはシルバーコーティングが施された本格派。遮光性も高く、強い日差しもバッチリ防いでくれました。

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」の日よけシート

3面どこでも好きなパネルに取り付け可能で、専用品だけに、ご覧のように見た目もスッキリ。日除けになるだけでなく、隣のサイトからの視線も防げますね。

「日よけシート」をさらに2枚追加すればフルクローズできるので、寒い時期にも活躍しそうです。

キャノピーに吸盤を追加したら…

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のキャノピー

キャノピーを跳ね上げれば、4面メッシュの開放的な空間はそのままに、大きな日陰のスペースを拡張できます。暑い日や人数が増えたときなどは、快適さがますますアップ!

デフォルトの付属品だけでできるので、これはぜひ試して欲しいです。

FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のキャノピーに吸盤を取り付け

そして、前半部分で少し触れた通り、このキャノピー終端に、同ブランドの「カラビナ付き吸盤フック(2個セット)」を装着してみました! 

こうすると、車のサイドボディなどにも隙間なく連結できるので、車中泊の際にキャノピーを連絡通路として活用できます。雨天時には特に重宝するので、オススメのカスタマイズです!

    FIELDOOR カラビナ付き吸盤フック

    サイズ(約)幅7cm×長さ17cm
    (※吸盤の直径:約7cm)
    重量(約)45g ※1個あたり
    材質TPU、ABS、他

    細部の作りも抜かりナシ

    ランタンフック

    FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のランタンフック

    ルーフ中央にはランタンフックも1か所あります。夜間も使えるので、就寝前までリビング空間として活用できますね。

    日よけシート収納ポケット

    FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のポケット

    各コーナーの内側に計4つ、こんな感じのポケットも付属。公式サイトでは、どうやらオプションの「日よけシート」を使わないときに収納しておく用途だとか。

    また、スマートフォン、自動車のキー、あるいはモバイルバッテリーなど小物を入れるのにもドンピシャ。スクリーンタープでこうした収納付きなのは珍しく、気が利いてますね。

    気になるところもなくはない

    収納幅のデカさは事前確認マスト

    FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」とオガワ「ティエララルゴ」との比較

    最大の気になるポイントは、やはり収納サイズの大きさです。大型2ルームのオガワ「ティエララルゴ」と比較しても、幅はさらに上回るという強烈さ。

    設営が画期的にラクなワンタッチ構造ゆえの欠点ですから、目をつむりたいところではありますが……。

    FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」をマツダ「CX-8」に積載

    画像は筆者の愛車マツダ「CX-8」に積載したところですが、このように、何も考えずに車載しようとすると、非常に難儀なことになります。

    同メーカー最大級たるSUVのラゲッジスペースですら、まっすぐ乗らないので、車種によっては積載をあきらめる事態も予想されます。購入前のサイズ確認はマストです。

    同ブランドの非ワンタッチタイプなら半分サイズなので、ラゲッジが狭めの場合はこちらも検討するといいですね。

    設営途中でいろいろ外れる

    FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」のポール部分

    これもワンタッチ構造ゆえの欠点で、設営・撤収中に、いろいろな接続箇所がポロポロと外れやすい……。

    設営後は問題ないのですが、万一直さずに設営してしまうと、不安定な仕上がりになるので注意が必要です。とはいえ再接続は簡単なので、気づいたら慌てず元に戻しましょう。

    キャノピーのピン張りがムズい…

    既にお気づきの方もいるかもしれませんが、キャノピーを商品サイトのように美しく“ピン張り”するのは至難のワザでして……。

    というのも、標準装備のキャノピーポールが柔軟性が高く細いので、ガイロープで強く張ってもしなりやすいんです。

    また、ポール長もやや短めで、地面の傾斜も影響してどうしてもたわみがちに。大雨のときは水が溜まるので、クリップ付きフックなどで中央にもガイロープを追加するなど工夫が必要です。

      FIELDOOR ワンタッチスクリーンテント

      使用サイズ(約)幅285×奥行285×高さ208cm
      収納サイズ (約)幅122×奥行16×高さ16cm
      重量(約)6kg
      材質ポリエステル / スチール / グラスファイバー
      付属品スクリーンテント本体
      キャノピーポール×2本
      ロープ×6本
      ペグ×10本
      プラスチック製ハンマー×1本
      キャリーバッグ
      取扱説明書 / 保証書

      もう「バエ」よりも快適さ優先のベテランにこそオススメ!

      FIELDOOR「ワンタッチスクリーンテント」を活用する

      フィールドア「ワンタッチスクリーンテント」は、活用のアイデアが膨らむ利便性の高いギア。

      例えば、「ワンタッチスクリーンテント」のほかに、寝室となる空間(車やワンポールテントなど設営が簡単なテント)さえ用意すれば、15分程度でファミリーキャンプのレイアウトが完成! これを「初心者向け」と切り捨てるのはもったいない。

      もう「見栄え」はいいから、そんなことよりもとにかく快適なキャンプを簡単に楽しみたい、という1周回ったベテランキャンパーにこそ、ぜひ使ってみてほしいアイテムです!

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