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駅徒歩7分!直火もOK、奥多摩大橋を眺める「川井キャンプ場」【ソロキャンパー駅近キャンプ場レポ#3】(2ページ目)

当日案内も場合によって対応あり

川井キャンプ場は完全予約制ですが、当日空きがあれば入れてもらえます。

売店・レンタルは受付カウンターの左側

売店・キャンプ道具レンタルは受付棟の左側です。営業時間は8:30〜17:00。

売店では食料品・薪・炭・燃料缶が買える

薪は3種類

薪は「広葉樹15本入りレギュラー」2,000円、「針葉樹」2,000円、ソロキャンパー向きの「ハーフ」は1,000円です。炭は3kg1,200円。

国産の肉類

和牛モモ肉、青梅豚ロース肉、国産鶏モモ肉など、BBQ用の肉類も販売されています。

簡単な食料品もある

牛乳、卵、水、飲み物、酒類、調味料の取り扱いがあります。数が少ないので、予備用と考えておけばいいでしょう。

自由に使える電子レンジとポット

売店内には誰でも使える電子レンジとポットが設置されています。ガス缶、ロックアイスも購入可能です。

レンタル品の申し込みは現地で

大物キャンプ道具は借りてしまう手もアリ

クーラーボックス、テーブル、チェア、鉄板などのレンタルを利用して、徒歩ソロの荷物を減らすのも手です。

レンタル品は利用規約書に記入し、身分証明書を添えて申し込んでください。

食材・備品・レンタル案内 詳しくはこちら

シャワー室

受付の裏手にシャワー室があります。5分間300円、100円玉のみ対応です。

シャワーは男女別に1室ずつ。譲り合って使用してください。

自販機が充実

ちょっとした飲み物の購入や、売店が閉まったあとは受付向かい側の自販機が利用できます。

ゴミは「エコステーション」へ

燃えるごみは、
1)生ごみ
2)ビニール、紙類、食品トレー、アルミホイル、プラスチック
3)段ボールの3種に分類して捨ててください。


ビン、缶、ペットボトルは中身をよく洗い、フタとラベルを剥がして捨てましょう。缶詰などは金属ごみになります。

焚き火や炭火の燃えかす・灰は、火が完全に消えていることを確認し、赤いドラム缶の中へ。

ガス缶は穴を開けずに捨てる

使用済みのガス缶は穴を開けずに捨てるのがここのルールです。

トイレ棟

場内3箇所にあるトイレ棟です。

トイレは洋式です。ウォシュレットではありませんが、清掃が行き届き、安心して使えます。

トイレ棟内には鏡付きの洗面台があります。

トイレ横の喫煙所

タバコはトイレ横の喫煙所で。

水場

照明付きの水場は場内に5箇所あり、蛇口も多く使いやすいです。

川井キャンプ場テントエリアは?

出典:川井キャンプ場

場内のマップはご覧の通り。筆者は、河原テントサイトを予約しています。(上記マップ川沿い右手側のエリア)

急坂を降り、キャンプサイトへ

受付棟からさらに坂を降りて行くと、奥多摩大橋の下に広大なキャンプサイトが見えてきました。

クルマが入れるのは「荷おろし場」まで

クルマで来場した人はここで荷物を下ろし、キャンプサイトまでは人力で運んでください。荷おろし場の駐車は10分以内です。その後クルマは専用駐車場に移動しましょう。

河原の宿泊エリアはフリーサイト

橋の直下から、多摩川が蛇行している奥までの河原は全てフリーサイトです。チェックインは8:30〜、チェックアウトは12:00です。プランによってチェックイン時間が異なるためご確認を。

河原は3段の河岸段丘になっています。爽やかな流れのほとりや、木々の繁る森蔭など、好みの設営場所を探しましょう。

一番人気は奥多摩大橋の真下

涼しい影が落ちる橋の下はなかなかの人気スポット。早い者勝ちです。

水際はソロテントが並ぶ

川の流れの近くは、お互い適度な距離感でソロキャンパーがテントを張っています。

眺めのいい上段はファミリーテントが多い

河岸段丘の一番上はトイレや水場にも近く、お子さんのいるファミリーキャンパーが多く見受けられました。

筆者は最上段の端に設営

水場のすぐ前、トイレ棟にもほど近い高台にテントを設営。実は鉄子の筆者、トコトコ走る青梅線が眺められる位置を選びました。

目の前にずらりと並ぶカラフルなソロテントを眺めながら、クッカーに湯を沸かしてのんびり夕食準備。多摩川上流の瀬音も涼やかです。

常設・林間区画サイトもある

ウッドデッキに設営もできる「林間区画サイト」

河原の宿泊エリアから少し上がると、木々に囲まれた「林間区画サイト」があります。チェックインは、河原テントサイトより遅めの14:00〜です。

プランが細分化されており、平らなウッドデッキ上にテントを立てられるサイト、デッキのない砂利のサイトもあります。

常設テントサイト

常設のウッドデッキ上にはスノーピークのテント「ランドブリーズ Pro.」と、コールマンのタープ「パーティーシェード ライト」が設営済み。身の回りのキャンプ道具だけで手軽にテント泊が楽しめます。広さは4m×6m。

河原フリーテントサイト・林間・常設テントサイト利用
詳しくはこちら

ログハウス・ロッジ・バンガロー棟

テントサイトだけでなく、ログハウスやロッジ、バンガロー泊も可能。定員分の寝具が付きます。チェックインは14:00、チェックアウトは10:00です。

宿泊施設利用 詳しくはこちら

デイキャンプエリアでBBQも

河原の半分は「河原デイキャンプエリア」。日帰りでBBQを楽しむ一団が何組もいました。デイキャンプでの利用は8:30〜16:00

デイキャンプ・日帰り専用BBQサイト利用
詳しくはこちら

川井キャンプ場は魅力いっぱい

「幕営証明書」と警備員巡回で安心感あり

テントには、受付時に渡される「幕営証明書」のタグを付けるのが決まり。

夕方になると、宿泊者名簿を持った警備員が「幕営証明書」とキャンパーの本人確認に回ってきました。困ったことはないかなど、相談にも乗っていただけて、安心感がありました。

音楽禁止で静かに過ごせる

音楽を流す、楽器の演奏など、音の出る行為は禁止です。川の水音や鳥のさえずりを静かに楽しむことができます。

河原テントサイトは、直火で焚き火ができる

河原のみ直火の焚き火が可能です。筆者も前のキャンパーが積んだ石を手直ししてかまどを作り、ゆらめく焔に癒されました。

残った炭や灰は河原に放置せず、エコステーション前の「燃えかす・灰入れ」に捨てましょう。

体験型アクティビティがある

「通年体験プログラム」として、ピザ作りやバウムクーヘン作りが楽しめます。

レシピ・調理器具付き「クレープ作り」

筆者は「クレープ作り」を予約しました。

徒歩ソロでは持って行けないサイズのフライパンやボウル、ミックス粉、そしてトッピングまで、材料のすべてがカゴに入れられワンパックで提供されます。

自分で焼いた生地にフルーツとホイップクリームを飾って、できたクレープを独り占め。甘党には大満足のプログラムでした!

釣りやカヌー、ラフティング体験ができる

釣り道具のレンタルや、カヌー、ラフティング体験プログラムがあり、奥多摩の自然を活かしたアクティブなキャンプが楽しめます。受付期間が設定されているので詳細をご確認ください。

体験型アクティビティ 詳しくはこちら

「川井キャンプ場」ここに注意!

キャンプ場周辺では食料品が手に入らない

キャンプ場の売店では、肉類や少量の野菜を取り扱っていますが、さほど数はありません。

川井駅とキャンプ場近辺には徒歩で行ける距離の食料品店がありません。そのため、筆者は湯を沸かせば食べられる食糧を多めに持ち込みました。

ちなみに近くのコンビニ・セブンイレブンは徒歩で30分ほどかかります。

ペグが刺さりにくい場所がある

河原の地面は基本的に石混じりです。プラスチックペグ、アルミの細いピンペグは刺さらない場所も。鍛造やチタン合金などの強力なペグを予備に持っていると安心です。

打ち上げ花火NG

打ち上げ花火、ロケット花火、爆竹など、他人のテントを傷つける恐れのあるもの、大きな音を出すものは禁止です。また、キャンプ場の対岸には民家があります。夜間の活動は22:00まで。それ以降は静かに過ごしましょう。

“空の狩人”に気をつけて!

橋の上空には鳶が旋回し、食べこぼしを狙って山鳩やカラスがやってきます。食材の余りや生ごみはこまめにエコステーションに持っていくか、しっかり包んでテントの中へ。

多摩川の流れと、川面に映る燈の光に癒されよう!

夕闇が迫るころ、奥多摩の渓谷に響くのは、川のせせらぎと風の音だけ。1時間に2〜3本の割合で行き来する青梅線の短い警笛が旅情をそそります。それぞれのテントの前にはライトが灯り、あちこちで焚き火の焔がゆらめいて。

東京から2時間の別天地、川井キャンプ場は、街の暮らしですり減った心を満たすのに絶好の場所といえるでしょう。

川井キャンプ場公式サイトはこちら
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