
その前にCOBライトとLEDライトの違いを簡単におさらいしておきましょう。よく見るLEDライトは小さいチップ状の光源がいくつも並んでいますが、COBライトは光源の面が大きいのが特徴。
その分広範囲を明るく照らすことができるのがメリットですが、反面遠くまでは届きにくくなっているようです。実際のキャンプではどうなのか? さっそく試してみましょう。
モードごとの明るさを比較



暗くなってからテント内で、強モード・中モード・弱モードで点灯してみました。写真上から強→中→弱の順です。
スペースやテントの広さにもよりますが、強モードならそこそこ実用的な明るさ。弱だと常夜灯ぐらいの明るさで、その状態で過ごすにはちょっと物足りないレベルでした。
2灯同時使用してみた

じつは今回「複数個買い」した筆者。2灯とも強モードにした状態でテントに吊り下げてみたところ、1灯でもそこそこ明るかったので、当然2灯使うことでより明るく隅々まで光が行き届くようになりました。
ソロキャンプであれば1灯でも足りるかもしれませんが、ファミリーなど複数人の場合は2〜3灯用意しておいた方が、しっかりと明るさを確保できそう。
複数セット購入の方が割安のところもあるので、追加購入しそうな場合は最初からセット購入がおすすめです。
ゴールゼロと比較すると、ほぼ同程度の明るさだった!

参考までに、小型LEDライトの巨頭「ゴールゼロライトハウスマイクロ」と比較してみました。光の色味はゴールゼロは若干温かみがあるのに対し、COBライトは完全な蛍光色。
照射方向は、「ゴールゼロ」は横方向に向かって広く照らすのに対し、COBライトは真下へ一方向というイメージ。取り付け方にもよりますが、明るさのレベルについてはほぼ同程度という印象でした。
ちなみに「ゴールゼロライトハウスマイクロ」はすでに販売が終了していますが、当時の価格は約5,000円。今回購入したCOBライトは1,000円と、これはなかなかのコストパフォーマンスではないでしょうか。
ひとつ気になったのは…

価格が安く、明るさもそれなりにあるCOBライト。なかなか優秀かなと思いかけたところで、ひとつ気になる点が見つかってしまいました。
強モードの状態で約2時間ほど経過したとき、光量が若干落ちていることに気がついたんです。そのまま観察していると徐々に光が弱くなり、最終的に5時間ほどで完全に消灯。
一般的には同じ光量のまま点灯して、充電が切れたらパッと消えるのが普通ですが、このライトは徐々に暗くなっていくようです。消える直前は「弱モード」よりさらに弱い光量で、ライトとして役に立たないレベル。
フル充電時と同じ明るさが維持されていたのは約2時間ちょっとで、それだとキャンプで夜の間使うにはちょっと短いかな、という点灯時間でした。
使い方色々で、短時間の使用に適したCOBライト

キャンプ以外でも、首から下げて夜の散歩で使ったり、色々な場面で役立ちそうなライト。
長時間となると難しいですが、夜間の設営など短時間で済むと分かっている状況でのスポット的なライトとしてであれば、幅広い用途で活躍してくれることが分かりました。
一個あたりの価格も比較的リーズナブルなので、夜の光量不足に悩むキャンパーさんは、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
FsGrg cobライト
| サイズ | 45×60×(厚み)20mm |
|---|---|
| 重量 | 45g |



