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【爆速レビュー】カマボコと何が違う?DOD新作「カマボーン」と「エアボーン」を使ってみた(3ページ目)

圧倒的な開放感「エアボーン」

DODのエアボーン

エアボーンは、空気でフレームを立ち上げるエアフレーム構造と、ポールを使用するハイブリッド構造を採用。大空間を実現した新感覚のテントです。

これまでのテントにはない設営方法と、のびのび過ごせる解放感を両立。もちろんエアフレーム以外にも、DODらしい気の利いたある仕掛けが随所に盛り込まれています。

それでは詳しく見ていきましょう!

特徴1. ポンプ付属で17kgを切る軽さ

DODのエアボーン

収納サイズこそ「カマボーン」より若干大きくなるものの、16.9kgとエアテントにしては重量は軽め。さらに驚きなのが、エアポンプも含めた重量だということ。

エアポンプも含めた付属品を収納できる収納袋は、カマボーン同様コンプレッションが可能でダブルジップと、収納しやすさも文句なしです。

特徴2. 空気で立ち上がるエアフレーム構造

DODのエアボーン

一般的なエアテントって、エアフレームの筒が太いイメージがありますよね。

ですが、エアボーンはまずそこから違う。広げた状態だとどこにフレームが入っているのかわかりません。

エアポンプも付属。アタッチメントも豊富に付属し、SUPなどを膨らませることも可能

また、付属のエアポンプには豊富なアタッチメントが。

テントだけでなく、SUPなど大型のエアーアイテムを膨らませることもできるように設計されていて、ポンプ1つでもただでは済まないところにDODのこだわりを感じます。

DODのエアボーン
吸気口は両サイドに配置され、撤収時に空気を抜きやすくなっている
DODのエアボーン
エアポンプのプレッシャーゲージが「8」になれば完成

サイドの注入口から空気を送り込むと、メインフレームが一気に自立します。

DODのエアボーン

全体にフレームを這わせると、膨らませるのも大変なうえ。30kgを超えてしまうとのこと。

しかしエアボーンは、必要な部分だけをエアフレームにすることで、重量は抑えつつ、十分な安定性を両立。いくつかポールは使用しますが、トータルで最も簡単に設営ができる構造という印象です。

ぐんとテントが膨らんで自立する様子も、見ているだけでワクワクしました。

DODのエアボーン
前後(画像の左右)はせり出す庇になっている
DODのエアボーン

自立するまでの手間が少ないうえ、ペグダウンの本数も少なくてすむところもポイントです。

設営後はアシンメトリーな形状で、特に前側もそれなりの高さがあるため、デッドスペースもほぼありません。

特徴3. 高さ約3mの大空間は未知の開放感

DODのエアボーン

これまでのテントにはない3mという高さは、まるで屋外のよう。さらに、中央に大きなポールが不要なため、4〜5人家族がのびのび過ごせると実感しました。

DODのエアボーン

天井はブラックコーティングで強い日差しをカット。一方で側面には透光性を残し、閉め切っても暗くなりすぎない。日中のリビング使いも快適にこなす工夫が光ります。

特徴4.まるでタープのような開放感なのに、虫も防げる

DODのエアボーン

前後の構造がひと工夫されており、庇のような形に。雨の吹き込みを防ぎながらの換気を可能にしています。

DODのエアボーン

全面メッシュに切り替えれば夏場の蒸し暑さも解消。圧倒的なメッシュパネルの面積と、3mという天井高によって、熱が籠る感じは全くありません。

テントの中なのにTCタープの下にいるような涼しさで、さらに虫からも守られるとなれば、もはや夏キャンプの最適解はエアボーンではないでしょうか。

DODのエアボーン

全面メッシュになるうえ、すべてのパネルが大きく跳ね上げ可能。

特にサイドパネルは高さがあるぶん面積も広く、タープのように影をつくり、縁側のように腰かけてくつろげる空間に。

パネル下ですごせるのはもちろん、太陽が動いても、幕内が四六時中日陰になるので、幕内の快適性もアップしそうです。

スペック詳細

カラー :タン
価格:129,800円(消費税/送料込)
組立サイズ:(約)W600×D300×H300cm
インナーサイズ:(約)W220×D270×H190cm
収納サイズ :(約)W70×D35×H40cm
総重量 :(約)16.9kg
収容可能人数:大人4~5名
DOD公式サイトはこちら
※初回在庫は完売。次回2026年1月ごろの再販予定です

カマボーンとエアボーン、どんな人に向いている?

カマボコテントファンなら「カマボーン」

DODのカマボーン

実際に触ってみて一番驚いたのは、斬新な設営感。アウトフレーム構造とシンメトリーな骨格、そして扱いやすいクリップのおかげで、誰でもミスなく立ち上げられる印象でした。

カマボコテントの買い替えを検討している人や、設営・撤収をもっとスムーズにしたいと考えている人にはドンピシャ。

もちろんファミリーキャンプの初テントとしても長く快適に利用できる申し分ない一張りです。

開放感と新しさを体感したいなら「エアボーン」

DODのエアボーン

対してエアボーンは、中に入った瞬間の解放感が桁違い。3mという高さは、テントの中というよりも小屋に足を踏み入れたような感覚で、圧迫感とは無縁でした。

さらに、エアフレームとポールを組み合わせたハイブリッド構造は新鮮でありながら、設営自体は驚くほどシンプル。膨らむ様子を眺めているだけでもワクワク感があります。

これまでのテントとは一線を画す存在感を持ちながらも、扱いやすさはしっかりキープ。

従来の定番テントに物足りなさを感じてきた人、設営の手間を短縮して家族との時間を増やしたいファミリーにこそ、ぜひ試してほしい一張りです。

安心と驚き。2つの旗艦テントで広がるキャンプの可能性

DODのカマボーンとエアボーン

DODが初めて“フラッグシップ”の名を冠した「カマボーン」と「エアボーン」。

カマボコテントが築いた「設営しやすく、快適で、誰もが楽しめる」というDNAを受け継ぎながら、カマボーンは“家族で安心して快適に”を突き詰め、エアボーンは“新しい驚きと解放感”でキャンプの楽しさを広げてくれる存在に。

どちらも“もっと自由に外遊びを楽しむ”というDODのメッセージを強く感じました。――あなたなら、どちらを選びますか?

「カマボーン」の動画はこちらから
「エアボーン」の動画はこちらから

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