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駒ヶ根アウトドアライフ#01:こっそり焚き火を愉しむ週末基地「K-BASE」(2ページ目)

焚き火を愉しむ週末基地との出会い

そんな時、仕事の関係で南信州を訪れました。
南信州 photo_004
東には南アルプス、西には中央アルプスがそびえる自然豊かな土地。

こんな環境で暮らしたい。
誰にも気兼ねせず焚き火ができるフィールドが欲しい。

そう思うようになったのです。

土地探しを始めて3年後。理想のフィールドに出会いました。
中央アルプスの麓に位置し、森に囲まれ焚き火で迷惑を掛ける住宅もありません。
春は桜が咲き乱れ、夏はアルプスの清流で川遊び、秋は紅葉狩りと落ち葉焚き、冬は銀世界で雪中キャンプを楽しむ。
四季を通じて自然を満喫できるこの拠点は、駒ヶ根の頭文字をとって「K-BASE」と名付けました。
年甲斐もなく、こっそり火のある暮らしを愉しむ秘密基地です。

K-BASEには週末の度に通い、密林状態の土地を半年がかりで開墾しました。
薪ストーブ photo_005
築22年の平屋には薪ストーブを設置し、コツコツと自分好みにリフォームしています。
屋外には薪で焚く露天風呂やファイヤープレースを随所に設け、600坪の敷地はどこもフリーサイトです。

焚火とテント photo_006

週末は静寂な森にひっそりと身を置き、焚き火に没頭します。
若い頃は仲間と賑やかに過ごすことが好きな私でしたが、いつからかソロが多くなりました。
独りで炎と向き合う時間は、野生や感性を研ぎ澄ませ、繁忙な日常から瞑想的な非日常空間を創り出してくれます。

森暮らしでは、火のある暮らしの燃料は事欠きません。
開墾作業で切り倒した木々なども薪として有効に活用しています。
薪 photo_007
細かな枝は炎天下にフワリと積み上げ、よく乾燥させて焚き付けにします。
また、風雨にさらし土を取り除いた根っ子は実に良く燃えます。
時には、人知れず朽ちていくであろう森の中の倒木や折れ枝も貴重な薪エネルギーです。

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