アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者
焚き火飯がもっとサクッとできる、いいヤツないかな?

焚き火を兼ねてご飯が食べたいな~というとき。BBQは複数人でやらないとなんだか淋しいし、大きい焚き火台はセッティングも面倒です。
一人なら、落ちている木の枝とかでサクッと焚き火飯ができないものか……と常々思っていたところ、良いアイテムに出会ったんです。

目をつけたのは、ホンマ製作所の「マルチストーブ」という二次燃焼ストーブです。
二次燃焼ストーブの何が良いかというと、やはり普通の焚き火台よりも燃焼効率が格段に良いこと。枝でもガンガン燃えてくれるので薪より手軽だし、一度燃えてしまえば煙もほとんど出ないのも使いやすいんですよね。
二次燃焼焚き火台が、ギリ5,000円だと!?

そんな二次燃焼ストーブは価格が高いことがデメリットだったんですが……なんと「マルチストーブ」はAmazon・楽天で約5,000円で入手可能!(※2025年9月現在)
というわけでさっそく購入してみたので、今回はこの激安ストーブについてじっくりご紹介していきます。
ホンマ製作所 マルチストーブ
| サイズ | 幅17.5×奥行18.5×高さ20.5-22.5cm |
|---|---|
| 重量 | 1.4kg |
| 材質 | 本体:鉄 目皿・灰受け:ステンレス |
激安二次燃焼ストーブを、さっそく開けてみる

パッケージから取り出してみた「マルチストーブ」は、一見火消し壺のよう。H20×直径18cmと大きさもまさに火消し壺そのもので、コンパクトなので車に積んでも場所を取りません。
積載スペースが限られる軽自動車なんかでは、ありがたいですよね。
ハンドル付きで持ち歩きやすい!

運搬時にはマルチストーブに付いてるハンドルが役に立ちます。
使用後ちょっと移動したい場合に本体が熱くて持てないときでも、焚き火グローブ付けた上でハンドルを持つことで安全に運ぶことができます。
天蓋つきだから、ちょっとした料理もできる

鍋ややかん、フライパンなんかを載せて調理ができる天蓋(てんがい)付きなので、今回の目的であるサクッと焚き火飯にも最適!
アウトドアだけでなく、災害時の焚き出しにも役立ちそうです。
安心の日本製!素材は頑丈なステンレス

素材はステンレスで、日本製というだけあって作りはかなりしっかりしている印象。丈夫な分重量は1.4kgあるので、ちょっと重ための焚き火台といった感じですね。
さて、肝心の約5,000円という価格に対するコストパフォーマンスはどうなのでしょうか? さっそく火入れして使っていきます!
早速、フィールドでマルチストーブを使っていく
脚で高さを調整でき、安定感も◎


マルチストーブは、脚を調節して高さを出すことができるので、地面を選ばずに使いやすいのもメリット。
しかし、本体は高温になるので、焚き火シートを用意するなど基本的には普通の焚き火台と同じような扱いをするのが良さそうです。

フィールドに敷いた焚き火シートの上に置いてみたところ安定性も良く、地面が平らな場所であれば転倒の恐れもなさそう。
3つの脚を調節することで、安定感をさらに高めることもできます。
自然の中で集めた燃料で、いざ着火!

せっかく燃焼効率が良い二次燃焼焚き火台なので、主な燃料にはかき集めてきた枝や松ぼっくりや枯れ葉を使ってみます。こういう焚き火は、やっぱりワクワクしますよね~!

上の天蓋を取り外して、あらかじめ砕いておいた薪も少々入れて着火剤を投入。

最初は普通の焚き火と同じような燃え方をしますが……

しっかり燃焼が始まれば、一気に高火力に! これぞ二次燃焼焚き火台のパワーといった感じの燃えっぷりです。
こうなってしまえば、あとはその辺に落ちている多少湿った木の枝を投入したって、順調に燃え続けてくれました。
天蓋をつけても火力は落ちず、調理も快適

最初に外した天蓋を設置して、調理をしてみました。
使ったのは普段から愛用しているパーゴワークスのソロクッカー「トレイルポットS1200P」。マルチストーブの上にも問題なく設置でき、焚き火でワンパン朝食がサクッと作れて大満足!
パーゴワークス TRAILPOT S1200P
| サイズ | 130×185×80mm |
|---|---|
| 重量 | 440g |
| 容量 | 満水容量1.2L |
| 素材 | アルミニウム、ステンレス 内面加工:フッ素樹脂塗膜処理 外面加工:アルマイト |
▼「トレイルポットS1200P」について詳しくはこちら
クッカーを載せると燃焼効率が落ちてしまうかな? と思ったのですが、上を多少塞いだ状態でも燃焼効率はほとんど落ちることはなく、炒め物もしっかり作ることができました。
この火力を利用すれば、冷凍炒飯なんかもパラッと作れそう!


