さるるの部屋「ユニット畳」とは?
ゴロ寝や車中泊に最適なサイズ!

さるるの部屋「ユニット畳」は、6つ折り式の畳マットで、広げると60×180cmの大きさに。長さは畳1畳とほぼ同じ、幅は2/3程度、というと分かりやすいでしょうか?
このサイズ、場所を取らずにサッと置けて、ちょっとゴロ寝したいな〜というときにピッタリ。メーカーも屋外への持ち出しを推奨していますが、納得のサイズ感です。
幅60cmとスリムなので、車中泊に使うのも良さそう……!
収納コンパクト&バッグ付き

そして6つ折り時のサイズは幅60×奥行き30×高さ8.5cmと、畳とは思えぬコンパクトさ!

しかも、収納&携行に便利な、ファスナー開閉式のバッグまで付属。
重さも約2kgと軽量で、感覚的には荷物として小型テーブルが1つ増えたぐらいです。さほど嵩張らないので、アウトドアへの持ち運びもスマートにできますね。
それにしても、このバッグの中身が畳と気づく人は、なかなかいないでしょうね……。
寝心地もなかなか良さそう!

表地には本物のい草が使われており、サラリと快適な畳そのもののテクスチャです。また、ゴザなどは異なり、しっかり中身が詰まった1.2cmの厚みが特徴的。
この中身には、軽量でほどよいクッション性のあるフェルト(不織布)を使用。このぐらいの厚みがあれば、かなり寝心地も期待できそうです!

そしてひっくり返すと、中身と同じフェルト生に滑り止めの裏貼り加工が施されています。
フローリングはもちろん、テントのフロアやグランドシート上など、ナイロン製の滑りやすい場所でも便利そうです。
キャンプで使用してみたら…
紛れもない畳の香り!!

早速、ファミリーキャンプに持ち出してみました。まずですね、行きにビックリしたのが、車内いっぱいに広がる「い草の香り」!
厚みがあるとはいえ、実態としてゴザのようなものでは? とイメージしていたのですが、とんでもない。い草の香りが強く、まさに新品の、本格的な畳そのものです。
……これを気軽に持ち歩けるというのは、なかなかレアな体験です。
畳とは思えぬ携行性の高さ

付属バッグに入れて持っても、「大きい」「かさばる」といった感じはないですね。
さすがにエア系のマットなんかと比べると、多少は嵩張りますが、薄いし軽いですし。あと、収納バッグ自体が持ちやすい作りなので、かなり携行性は高いです。

車中でも、隙間に刺せばOK。縦横のサイズもそこまでないので、「薄いけど長尺すぎて困る」ようなこともありません。
こんな感じでスッキリ納まります! 実に重装備キャンプ向き!
ササッと広げて秒でゴロ寝!

いよいよ屋外にて、寝るゾー!!
とその前に、本物のい草を使用しているだけに湿気や水気には弱く、防汚加工のようなものもなため、地面に直接ではなくレジャーシートの上に広げることに。
蛇腹折りマットなんかと同様、6つ折りをパっと広げるだけ。秒でゴロ寝が叶うのが最高です。

続いては、FIELDOORのハイコットと比較。ハイコットが190×60cmという大きさなので、10cmほど「ユニット畳」のほうが短いです。
とはいえ、地べたに広げるものなので、それで寝にくいことはなさそう。
「ユニット畳」の方が展開&設置が圧倒的にラクだし、高さがない分圧迫感もなく、コットよりもシームレスに使えそうです。
肝心の寝心地は…?

ようやく、満を持して寝てみました。
お、おお……イイですね! 地面の硬さやザラ付きなども感じず、かといってエアマットのように背中が蒸れたり、ツルツル滑って落ち着かないことも無し。
まぎれもない畳です。暑い日でも背中が蒸れずサラリと快適。日本人なら誰でも安眠できそうな、田舎のおばあちゃんの家のあの感触ですね。

幅は狭く60cmとコット並ですが、そこは地べた。寝返りなんかも気軽に打てますし、なかなか快適に過ごせます。
ただし、タープもテントもないこのオープンな状態だと、流石にキャンプ場でもかなり目立ってしまうので、もう少しプライバシーは確保したいところです。
テント内での使用感は…

ということで、お次はテント内でグランドシートの上に敷いて使ってみることに。
よほど寒い時期はともかく、底冷えのない季節なら十分これだけで眠れそうですし、コットのように高さがないので、ワンコと一緒に寝るのにも最適ですね。
車中泊にも使えそう?

続いては、車中泊セッティングにもトライ! サイズ的には一般的なキャンプ用マットとほぼ変わらないので、フラットなシートアレンジができる車なら問題なく使えそうです。
そして何と言っても、このグッと落ち着いた雰囲気が伝わりますでしょうか?
座り心地・寝心地の良さもいかんともしがたい魅力。テントで、車内で、ピクニックで、いつでもどこでも、敷くだけでそこが和室になるのって最高です。
気になることもある…
収納バッグのサイズがシビア

付属の収納バッグは携行時にとても便利なのですが、実はコレ、キツキツサイズなんです。
しかも、短辺側1ヶ所にしか開口部のない長形封筒のようなフォルムなので、余計に出し入れが大変で……。
ここは、パカッと長辺側が開く形状にするとか、もう少し改善の余地がある気がします。
水分には弱いのがネック

便利なのでアレコレ使いたい「ユニット畳」」ですが、ただし、畳自体が本来水に弱くカビやすく、しかも裏地は防水加工がない……という点が、やや神経を使います。
画像のようにダイレクトに地面には敷く場合は短時間に限定し、また、畳が濡れたらしっかり拭いて乾燥させてから収納するなどの注意が必要です。
敷き詰めるのもオススメ!畳は和式ベッドだ!

「ユニット畳」」は驚くほどのくつろぎを感じてしまう、要注目のギアだと思います。
1枚だけでソロキャンプにも使えそうですし、テント内に複数枚を敷き詰めてコタツでも置いたら、冬のお篭もりキャンプなんかも最高に雰囲気が上がりますね。
一見「ただの畳」然とし過ぎていて、見た目のインパクトは低いのですが、一度寝転がってみれば、その心地良さに感動するのは間違いありません!



