アイキャッチ画像提供:コニタン
バイクでキャンプに行くときの持ち物リスト
近年はバイクでキャンプに出かける人が増えています。
でも「キャンプツーリングって何を持っていけばいいの?」とスタートからつまずいてしまう人もいるはず。
筆者自身もキャンプツーリングには出かけますが、
- 年間50泊以上のキャンプツーリング
- 1年半かけてキャンプツーリングで日本を縦断
をこなすなど、最早キャンプツーリングに関しては無双の領域に達している仲間「コニタン」がいますので、長いキャンプツーリング生活の中で選び抜いた道具を紹介してもらいました。
写真や映えにもこだわるコニタン。今回掲載する写真も提供していただきました。紹介していく持ち物一覧表がこちら。
バイクでキャンプに行くときの持ち物リスト
- テント
- タープ
- マット
- 寝袋
- テーブル
- 椅子
- 焚き火台
- クッカー
- バーナー
- ランタン
- ヘッドライト
テント
テント は実際に使う人数より1人多い使用人数のテントを選ぶとゆとりができます。ちなみにこちらのキャプテンスタッグ 「エクスギア アルミツーリングドーム2UV」は1~2人用。
テントのバイクへの積載は、一番気になるのが収納時横幅。こちらは収納サイズが50×14×14cmと、ツーリングテントの中でもかなりコンパクトに積載可能です!
キャプテンスタッグ エクスギア アルミツーリングドーム 2UV
さらに、インナー、フライ共にPU2000mmと十分な耐水圧もあり、車のように雨天時の避難場所がないバイクツーリングでも、安心して拠点にすることができます。
とても似た形の「ツーリングドーム」がコールマン にもありますが、暖色のデザインが欲しかったこと、こちらの耐水圧が高かったこと、買い替え前約6年使ったキャプテンスタッグ「リベロ ツーリングテントUV」がタフで大満足だったことが、次もキャプテンスタッグのテントを購入する決め手になりました。
キャプテンスタッグ リベロ ツーリングテントUV
「エクスギア アルミツーリングドーム2UV」は2年ほど使っていますが、満足している点は快適性です。125cmと十分に高い天井高で着替えもしやすく、広い前後室は雨天時に調理もできるほど。
すっぽり椅子 とテーブル まで収まる前室は、秘密基地のよう。
また、キャノピーには珍しいメッシュ窓がついています。マジックテープで開閉ができ、人目を遮りつつ通気性を確保できます。
「十分なスペック」「コンパクトなのに高い快適性」「お手頃な価格」と三拍子揃って、自信を持っておすすめするテントです。
タープ
フライフライゴーのタープセット(3×4m)は、大型のアメリカンバイクとソロ用テントも入るサイズの長方形タープ です。
裏がアルミコーティングされた生地なので、紫外線を防ぎ、高い断熱効果があります。
フライフライゴー タープセット 3✕4m
そのため、身軽なハンモック 泊にも持ってこいです。開放部を狭くすることで、真冬のハンモック泊も暖かく過ごせます。
ポールのみ別売りのフィールドア 「アルミテントポール 2セット入り」(6本連結・180cm)です。
フィールドア アルミテントポール 2セット入り
マット
一時期コンパクト性を優先して、エアータイプのマット を使用していたのですが、旅行中に穴が何度も空いてしまい、クローズドセルタイプ しか信じなくなってしまいました。
その点こちらのサーマレスト 「Zライトソル」は、設営が秒で終わり、耐久性に優れ不整地でもぐっすり眠れます。
サーマレスト Zライトソル
アルミ蒸着されていることに加え、厚みが2cmあって、冬のキャンプでも断熱に効果を発揮します。
夏場はアルミ蒸着ではない黄色い面を表にして使います。蛇腹式なので折り畳んだ状態で座布団のような使い方をすることもできます。持ち運びにはかさばりますが、信頼のおけるマットです。
寝袋
シュラフ は破れなどを無料修理してくれる永久保証で有名なナンガ より、軽量な3シーズン対応モデル「オーロラライト450DX」。
ナンガ オーロラライト450DX
ファスナーが蓄光かつ生地を噛みづらい特殊構造で、夜でもストレスフリーの使い心地。表生地に特殊技術「オーロラテックス」を使用しているので、防水性に優れ、結露の多い時期もシュラフカバー なしで使えます。
100円ショップのエアーピロー を併用して快適な睡眠を!
テーブル
リンカックスのアルミ製アウトドアテーブルは、高さ32cmと下に物も置けて、椅子に座ってちょうど良い高さ。ロールアップしてコンパクトに収納できます。
リンカックス アルミ製 アウトドアテーブル
天板が構造上、隙間が多く、バーナーの脚などが落ちてしまうので、ランチョンマット を敷いて使っています。
椅子
キャンプで色々なチェアを試してきましたが、座ってくつろぐ時間というのは案外多いもので、その快適性は見過ごせません。
カーミットチェア という木製なのに軽量のチェアが欲しかったのですが、価格がそれに比べ3分の1以下という利点に惹かれ、こちらのハイランダー 「ウッドフレームチェア」を使用しています。
ハイランダー ウッドフレームチェア
肘掛けもあり楽ちん。重さがありますがその分、アルミパイプの折り畳みチェアより耐久性があります。
焚き火台
Sitengleの焚き火台は、メッシュの金属製シート上に薪を載せるタイプです。高さがあり、通気性が抜群なので、最後までよく燃えます。
Sitengle 焚き火台 メッシュ
華奢に見えますが、薪をずっしり積んでも大丈夫。ただ、メッシュシート は消耗品なので、約1年で交換でした。
クッカー
オーバーモントのクッカーセットは、ケトル、フライパン、鍋、カトラリーなども揃ったスターターセットです。
オーバーモント クッカーセット
1~2人のキャンプにちょうど良いサイズ。熱伝導もよく、2年ほど使って焦付きもないので炊飯にも重宝します。
バーナー
火器は事故にもつながるので、念のため信頼ある有名メーカーのイワタニ 「ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB」を。家庭でよく使う安いCB缶が使えるので、燃料入手が楽です。
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
タフに長く使っています。前述のクッカーにピッタリと、スタッキングできます。
ランタン
キャリーザサンのソーラーランタン(スモール)は、とてつもなく薄くコンパクトになる折り畳みランタン です。
キャリーザサン ソーラーランタン スモール
ソーラー充電式で、ゼロからの満充電は7時間。連続点灯時間は弱で約15時間、強で約10時間。今のところ、日中すぐにチャージされているようで、使用中に切れたことはありません。
ツーリング中に日が当たるように積載すれば、まったく問題ないでしょう。弱・強・点滅があり、スモールの弱のみでこの明るさ。
これひとつで大満足です!
ヘッドライト
ヘッドライト は充電できない環境でもすぐに交換できるように、電池式のモンベル 「パワーヘッドランプ」です。
モンベル パワーヘッドランプ
- 重量:55g(電池を含む重量:90g)
- 対応電池:単4形電池3本
- 防水規格:IPX6
雨の中の撤収でも大丈夫なIPX6の防水仕様。4モードついており、最長120時間持続します。
バイクにキャンプ道具を積載するときのポイント
続いて、バイクにキャンプ道具を積載するときのポイントを、以下の4点から解説していきます。
- バイク装備
- バッグ選び
- パッキング
- 積載方法
バイク装備
そして、サイドバッグは温泉道具を入れたり、空にしたりと、行き先での取り出しや買い出しに対応できるように余裕を持たせると良いでしょう。
バッグ選び
シートバッグはTANAX 「キャンピングシートバッグ2」を使用しています。拡張性が高く、容量が非常に大きいのが決め手でした。
タナックス キャンピングシートバッグ2
パッキング
できるだけ最初から外付けはせず、バランスをとるために重いものを下に入れましょう。
シートバッグの容量以上になるようであれば、ギアのコンパクト性や、積載数を調整します。吟味すると意外と「あまり使わないもの」が入っていたりしますよ。
外付けする場合は、ずれたり、ゆれないようにロープなどで強く上から抑え、手で押して、耐久性も確認します。
積載方法
キャリアの中央に確実にシートバッグを配置し、付属のベルト4本でバイクと固定します。締めた後はずれたり、ゆれないか、グッグッと押して、耐久性を確認します。
バッグやキャリアの素材によっては、滑って荷物が段々とずれてしまうので、キャリアとバッグの間にゴムのシートなどを挟みましょう。
なお、荷物の積載方法については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
バイクで利用しやすいキャンプ場の条件は?
バイクで利用しやすいキャンプ場の特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- バイク料金やソロ料金が設定されている
- テントの近くにバイクを置ける
- 貸し出しアイテムが豊富にある
- テントサイトまでがひどい不整地でない
1. バイク料金やソロ料金が設定されている
ファミリー層に向けたキャンプ場の場合、1サイトの料金が割高であることがあります。そのうえ、駐車料金が発生することも。
そこで、バイク料金が設定されているところ、ソロ料金、もしくは1名あたりで料金が設定されているところがおすすめです。
2. テントの近くにバイクを置ける
バイクウェアやブーツで、何度も重い荷物を運ぶのは大変です。テントのそばまでバイクが乗り入れできるキャンプ場が利用しやすいでしょう。
また、車は乗り入れ不可であっても、バイクは可であるテントサイトやキャンプ場もあります。ホームページやクチコミ、お問い合わせなどで確認をしましょう。
3. 貸し出しアイテムが豊富にある
バイクでは積載が限られています。また、途中で食材を購入し、限られたスペースをうまく考えて積載するのも、手間がかかるものです。
そのため、現地で薪や炭を購入できたり、キャンプアイテム自体も借りられたりすると、設営が終わってからゆっくり調達をすることができます。そして、身軽に道中のツーリングを楽しめるでしょう。
4. テントサイトまでがひどい不整地でない
キャンプ場は、山の中にあることが多いです。そのため、「キャンプ場にたどり着くまでが不整地」「乗り入れ可能だが、バイク用サイトまでの道がかなりの不整地」でないか、特に慣れていない人はチェックすることをおすすめします。
これらの情報はクチコミなどで書かれていると思います。キャンプ場に積載もりもりでたどり着いたは良いものの、転んでしまったり、怖い思いをしたりなんてこともよくあります。バイクの種類によっては、このあたりも注意しましょう。
キャンプツーリングは魅力がいっぱい!
ツーリング先でキャンプができると、かたわらに愛車を眺め、星空を眺め……と、より「相棒との旅」を味わうことができます。
また、北海道のようなキャンプ場が多い地域では、気分で行き先を決め、走るだけ走ってから宿泊地を見つける、なんて気ままなこともできちゃいます。これぞ旅の醍醐味ではないでしょうか。
美しい景色を求め走るライダーという生き物と、景観の良いキャンプは相性が良いのです。ぜひみなさんも、キャンプツーリングで「相棒と大自然に浸る旅」を楽しんでください!