記事中画像撮影:筆者
靴が滑る…を貼るソールで解決できた

水辺や、雨の日。ビーサンを履いていると結構滑りやすいんですよね。そもそも滑り止め機能のないサンダル自体、不意にツルッといってしまうことも。筆者はキャンプ中にも、何度かヒヤッとした経験がありました。

裏面に凹凸のあるサンダルでも、履いているうちにすり減っている場合があって、いつの間にか滑りやすくなっている、なんてことも。筆者が長年愛用しているウーフォスも、こんな感じですり減っていました……。
あのビブラムに、貼れるソールが売ってた

そんな不意のヒヤッとを解決してくれるアイテムが、これ。「パレットソール」というものなんですが、じつはこの正体、グリップ力に定評のあるビブラム社のオリジナルソール!
ビブラムにもこんな後付けパーツがあったとは……。これはグリップのないサンダル全般につけるのによさそうだし、ソールがすり減ってしまった靴の保護にも応用できそうでは? なんて思ったので、パレットソールの滑りにくさがいかほどのものか、試してみました。
結論からいうと、使用後の満足度は100点満点。これ、革靴やアウトドアスリッパにも便利ですよ!
TOKYO ロイヤルリビング パレットソール
| サイズ | 70 mm x 98 mm |
|---|
※価格はカラー、取り扱いショップによって異なります。
パレットソールはこんなアイテム

パッケージを開けてみると、中には貼り付け用のソール2枚と、布ヤスリが1枚入っていました。
どうやら、ヤスリで靴底の汚れや小さな凹凸を削ってから貼り付けると効果が高くなる模様。
素材はビブラム社の合成ゴム

素材は「合成ゴム」と記載あり。耐熱性や耐摩耗性などに優れた石油由来の素材で、登山靴やブーツの靴底にも合成ゴムソール(ラバーソールとも呼ばれる)がよく使われています。
なかでも「ビブラムソール」は、「滑りにくい」と定評のあるイタリアのビブラム社が作るオリジナルラバーソールの名称で、もれなくこのパレットソールもMADE IN ITALYでした!

一般的に、合成ゴムソールは数種類の材料を練り合わせて作るようで、材料の組み合わせによってゴムの硬さなどを調整するのだそう。

長年ビブラムソールの登山靴を何足も愛用してきた身としては、パレットソールは登山靴と全く同じソールパターンではないものの、あの「ビブラム」が作っているだけあって、滑り止め効果はかなり期待がもてます!
厚み1mmでめっちゃ薄い

パレットソールの厚みは1mmとそれなりに薄め。筆者が以前100円ショップで購入した滑り止めステッカーが約1.8mmだったので、それよりも薄い仕様です。
男女兼用のフリーサイズ

サイズは長さ98mm、幅70mm。手のひらくらいの大きさです。フリーサイズなので男女兼用で使えます。

重さは1枚(片足)あたり約7g。500円玉1枚くらいの軽さ!
パレットソールの使いかたは…

使いかたはシンプルで、パレットソールを靴底に貼るだけ。
このとき、付属のヤスリで汚れや凹凸をなくし、その削り粉を落としてから貼ると効果が高くなります。

台紙を剥がすと粘着性のあるシール状になっていました。指にくっつけても全然落ちないくらい、わりと強めの粘着力ですね。

先が細くなっている方をつま先にして、強く押し付けてペタッと貼り付けます。
左右はないので、上下を間違えなければどっちを貼ってOKです。

貼ったときの履き心地・剥がれにくさの程度は、後ほど確かめてみたいと思います!
ほんとに滑らないのか、効果を検証してみた

効果をわかりやすく検証するために、まずは滑りやすい自宅のフローリングで試してみることに。
使うのはホームセンターで買ったよくあるスリッパ。裏面ツルツルで滑りやすいんですよね。まずはこちらの動画をご覧ください。
何も貼らない状態だとそれなりに滑ってしまうのですが、右足にだけパレットソールを貼ってみると、グリップ力の違いは明確。ぎゅっとストッパーがかかるかのように、足が動きにくくなる感じです。
7gでたった1mmの薄さなのにこのグリップ力、さすがはビブラム!

