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【銃弾試験も合格】超小型化されたアウトドア民の必需品。レビューしたら買い替えたくなったぞ!(2ページ目)

ETAKER「M2000」はどの辺が“次世代”?

発熱・発火リスクが格段に低い

ETAKER「Portable Power Station M2000

出典:CAMPFIRE

「M2000」のバッテリーには、固体電池の研究開発・製造において世界をリードする中国ハイテク企業WeLion社の「固体」リチウムイオン電池を使用。

そして固体という特性に加え、GaN半導体採用のインバーターも搭載。結果、同クラス従来品の約50%も発熱量を削減して発火リスクを下げ、より高い次元での安全性を実現しています。

さらに、釘刺し試験、銃弾貫通試験、加熱試験、圧壊試験といった厳しいテストにまで合格しているから驚きです……! 

2008Whでこのサイズって…

ETAKER「Portable Power Station M2000

そして、やっぱりキャンパーのみなさんに刺さるポイントと言えば、このサイズでしょう! 

奥行き35.5×幅21.6×高さ25.8cmという大きさで、なんと2,008.8Wh(以下2,008Wh)の超大容量。見たことあります? このサイズでこの容量のポータブル電源。

ETAKER「Portable Power Station M2000

数字ばかり並べられてもピンとこないという人も、こちらを見れば一目瞭然。左が「M2000」、右は筆者所有のECOFLOW「RIVER2 PRO」(液体リチウムイオン電池搭載)です。

奥行きこそ約8.5cmの差がありますが、幅と高さはほぼ同サイズ。けれど「RIVER2 PRO」は768Whなので、両者はその容量において実に2倍以上の差があるワケです。

ETAKER「Portable Power Station M2000

ちなみに、同じくECOFLOWの2,000Whクラス「DELTA2 MAX S」では、奥行き49.7×幅24.2×高さ30.5cmという大きさ。体積にして「M2000」の2倍以上ということに。

電気毛布やヒーターでお手軽ぬくぬくな電化冬キャンプしたい、でも車載スペースや自宅の保管場所に制約が……、なんて人も、このサイズなら導入のハードルが一気に下がりますね。

過酷なアウトドアシーンに対応

ETAKER「Portable Power Station M2000

出典:CAMPFIRE

「固体」リチウムイオン電池という時点で温度耐性が高い「M2000」ですが、さらに自動加熱機能をも搭載。

本体が一定の温度を下回ると、動作可能な温度まで自動で加熱し、充電は-10℃下、放電は-20℃下でも行えます。

さらに、別売りの「保温機能付き専用収納カバー」を併用すれば-30℃下でも充放電が可能に。

ETAKER「Portable Power Station M2000

出典:CAMPFIRE

ボディには、高強度かつ高耐久な6000番台のアルミニウム合金を使用。防塵・防水性能はIP53を誇り、過酷なアウトドアシーンでも頼れるタフな作りも魅力です。

急速充電!わずか2時間でフルに

ETAKER「Portable Power Station M2000
ETAKER「Portable Power Station M2000

出典:CAMPFIRE

また、付属のケーブル3種により、AC・シガーソケット・ソーラーパネル(別売り)による充電が可能。

ACでは約2時間でフル充電が完了するなど、急速充電が可能なのも魅力です。前の晩に充電を忘れていても、キャンプ当日になんとかなる速さです。

早速「M2000」をキャンプで使ってみたら…

ソリッドかつマットなデザイン

ETAKER「Portable Power Station M2000

まず使う前に、個人的に感じたのがデザインの良さ。インターフェイスは短辺側に集約され、長辺側のボディにはシンプルなブランドロゴのみ。

また、ソリッドなグレーメタルカラーに”さらり”とマットなテクスチャで、Mac Bookを彷彿とさせる佇まいも良き。

スタイリッシュなサイトにはもちろん馴染むし、ステッカーチューンで遊ぶのもイイですね。

インターフェイスをチェック

ETAKER「Portable Power Station M2000

お次は正面パネルのインターフェイスをチェック!

左上がUSB出力(USB-A×4、USB-C×2)、その右がDC出力(DC5521×1、シガーソケット×1)、下がAC出力(アース付き×3、アース無し×3)で、一度に最大15台のデバイスの接続が可能に。

全ポートに埃や水分の混入を防ぐカバー付き。また、各エリアにON/OFFスイッチがあるのも、無駄な電力の消費を防いでくれて地味に便利です。

ETAKER「Portable Power Station M2000

そしてこちらが裏面。上半分はLEDライトで、低・高・SOS・ストロボの4つのモードに対応。非常用ライトとしても頼れるスペックです。

どんな家電がどれくらい使える?

そしてやはり気になるのは、キャンプでどの程度の実用性があるのかというところ。ETAKER公式の家電使用例一覧表は上記の通りです。

キャンプでの使用例

  • ⚫︎消費電力80Wの電気毛布1枚なら
  • →約25時間(8時間使用/キャンプで3晩
  • ⚫︎消費電力29Wのポータブル冷蔵庫なら
  • →約69時間(2泊3日のキャンプも余裕)

どんな家電がどのくらい使えるかは、「ポータブル電源の容量(Wh)÷家電の消費電力(W)」でおおよその計算ができるので、キャンプで使いたい家電でも算出してみましたよ。

「M2000」のバッテリー容量は2008Whなので……、

40〜80Wくらいの消費電力の一般的な電気毛布だと約25時間最新のポータブル冷蔵庫なんかは消費電力29Wくらいなので、約69時間も使える計算に! 

実際にドライヤーを使ってみた!

ETAKER「Portable Power Station M2000

*周囲に民家のない貸切のキャンプ場にて、管理人の許可を得て使用しています

スペック表示に偽りはないとは思いますが……、一応、ドライヤーを実際に使ってみることに。消費電力約1,300Wのドライヤーを10分間、MAXのターボモードにて検証!

BEFORE

ETAKER「Portable Power Station M2000

AFTER

ETAKER「Portable Power Station M2000

結果がこちら。消費電力約1300Wのドライヤーを10分間つけっぱなしでも、たったの11%しか減っていませんでした……!

炊飯器やら電子レンジやらありったけ持って、オール電化キャンプできそうなレベルです。

レイアウトに全く悩みナシ

ETAKER「Portable Power Station M2000

そして、キャンプサイトで使ってみて実感したのが、これだけの大容量にも関わらず、ふだん筆者が使っている768Whのポータブル電源と、ほぼ変わらぬレイアウトで使えたこと。

ただし、エネルギー効率が高く凝縮されている分、重量は17.5kgあり、置く場所によっては耐荷重に注意が必要です。

ETAKER「Portable Power Station M2000

耐荷重さえクリアすれば、こんな風に接続した家電やPCと同じテーブル上に置いても問題なし。

ポータブル電源だけ足元に置かずに済むので、コード類が下に垂れ下がることもありません。従来の2,000Whクラスのポータブル電源では、こうはいかないですね。

スマホアプリでリモート操作も

ETAKER「Portable Power Station M2000

BleutoothやWifi接続も可能なので、専用スマホアプリによるリモート操作もOK! 

シュラフに入り込んでジッパーを閉めた後でも、いちいち抜け出さずに済んで楽チンです。

車載時のスペース効率も◎

ETAKER「Portable Power Station M2000

そして当然、車載時のスペース効率も同クラスポータブル電源の1/2。しかも「M2000」同士なら2台積み重ねてもOK。

ちなみに、最大2台までの並列接続も可能なので、最大約4,000Wh容量・4,000W出力のハイパワーでも使えてしまいます。

こうなるともう、真冬のキャンプもセラミックファンヒーターだけでぬくぬくできちゃいますね……。

欲を言えばなところも…

これまでの常識を覆す安全性とコンパクトサイズが魅力の「M2000」。ですが実際使ってみると、欲を言えば、なところもいくつか。

出力ポートカバーの強度は…

ETAKER「Portable Power Station M2000

1つ目は、各出力ポートに備わるカバー。こちら、毎回必ず使う部分としては、かなり薄手のプラスチック製なのです。

長期的な耐久性を考えると、もう少し頑丈な素材でも良かったのかも、と感じました。

「運びやすさ」の工夫が欲しい

ETAKER「Portable Power Station M2000

2つ目はその重さ。というのも、筆者がふだん使っているECOFLOW「RIVER2 PRO」が約8.25kgなのに比べ、「M2000」は約17.5kg

けれど、サイズ感的にはそれほど変わらないので、「脳がバグる」んです。つい同じ感覚でサッと持ち上げようとする、でも持ち上がらない。というシーンが何度かありまして……。

また、両手でもそう長くは持てない重さなので、車が横付けできないサイトの場合、キャリーカートは必須です。

この辺は使い慣れればいい部分かもしれませんが、伸縮ハンドルや底部のキャスターなんかがあると、より運びやすいのにな〜、と感じました。

安全性とコンパクトさを求めるなら、間違いナシ!

ETAKER「Portable Power Station M2000

90%固体リチウムイオン電池搭載型の「M2000」。従来品の1/2以下のサイズに、最初はまさに「脳がバグる」思いでしたが、やはりキャンプにおいて”小さいは正義”だと痛感。

そして、最低でも月数回のキャンプに車で運び、狭いテントや車内でポータブル電源と寝食を共にする筆者にとって、発熱や発火リスクの低さも重要なポイントです。

コンパクトさと安全性を求めるなら間違いない、そんな「M2000」ですが、現在クラウドファウンディングサイトCAMPFIREにて支援購入が可能です。

先行割引が続く今のうちにチェックして、お得に次世代ポータブル電源を入手しては?

販売詳細

・「Portable Power Station M2000」についての詳細はこちら

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