グサッと一撃、「ダンボールストッカー」はこう使う!

コジット「ダンボールストッカー」は、「針でダンボールを突き刺してそのまま固定する」という、結構思い切った仕様。若干サーベルっぽいフォルムなのは、それが理由です。
突き刺した後はそのままストッカーとなり、そのまま持ち運びもOK!

サイズは小さく、厚み3×横12×縦17.5cmと片手で握りこめるぐらいです。大部分は樹脂製のため、重量も53gしかなく、鋭利な金具特有の「怖さ」はそれほど感じません。
ただし、針の長さは約10cmで、8〜10枚ぐらいのダンボールをまとめられるので、貫通力というか破壊力は、しっかりあるようです。
ロック付き保護キャップで安心

実際に剥き出しにした針先は、こんな感じ。ステンレス製で、そこまで鋭いわけではなく、指でちょっと触るくらいは平気なレベルです。
とはいえ、なかなかの迫力。けれど、使わないときは、付属のキャップでしっかり保護できる設計ですので、ご安心を。

さらに、この保護キャップにはしっかりロック機構が備わっています。
ちょうど画像の赤丸の箇所で、ここを内側にスライドさせればロックオンに。すると針から外れなくなります。逆に、外側へカチッとスライドさせればロック解除に。

なお、商品パッケージには、「ロック時・解除時は必ず本体両側を内側に押し付けながら、ロック部をスライドさせること」との注意書きが付属。
やはり、鋭利な針先を持つツールなので、使用上の注意はしっかり確認が必要ですね。
グリップ部は力をかけやすい!

ダンボールに針を押し込むときは、付け根のグリップを握るように持ちます。このグリップが、力を込めやすいフォルムで、よくできています。
また、全体的に軽くて小ぶりなので、力のない人でも使いやすそう。
なお、使用上の注意として「必ず安全手袋を着用し」とあるため、軍手など安全性の高い手袋を用意しましょう。
穴開けと同時に紐も通せる!

さらに、針先をよーく見ますと、穴のような構造が。実は、ここに紐を縛り付ければ、ダンボールの穴開けと同時に紐も通せて、縛るのも超カンタンなんです!
しかも、O型の”穴”ではなく、一部がオープンなC型のフック構造なのが素晴らしい。老眼の筆者でも難なく紐を通せます。
なお、ダンボールを縛る場合のルールは自治体ごとに異なり、ビニール紐はNGなケースも。麻紐を使うなど、お住まいの自治体のルールをよくご確認ください。
自宅のダンボール山、始末いたします!
まずは1枚刺してみよう!
早速、筆者のダンボールの山を片付けるべく、まずは1枚刺してみました!
「まっすぐ刺す」のと「反対の手でダンボールをしっかり固定する」ことが重要で、コツさえ分かれば特に力の要る作業ではなく、割と簡単にブスッといきますよ。

なお、商品ページに「突き刺し位置は上から5cm辺りが目安です。あまり上過ぎるとダンボールが破れてしまう可能性が」とあり、ここも要注意。
要領が分かれば、もうグサグサっと

1枚目で要領がつかめたので、あとはもうその流れでグサグサっと。
1度に刺せるのは8~10枚ということですが、これで8枚ぐらい。実際はもっと刺せそうですが、針の長さのギリギリまで刺すとロックがかからなくなるので、その点は注意です。
そのまま収納、そのまま運べる
【 BEFORE 】

【 AFTER 】

結局10枚スパっと刺せました。あとは保護キャップを装着してロックすれば完了。
収集日まで部屋の隅にこのまま置いておきますが、これだけでばらける心配もなくなり、【 BEFORE 】と比べると、相当スッキリしましたよね!

S字フックを使って、壁付けフックなどにこのまま吊るす方法もSNSで見かけましたが、掃除機をかけるときにも邪魔にならず、ナイスなアイディア。
そして、筆者の自治体では結束の有無は不問のため、いざ捨てるときも、集積所までこのまま持って行くだけ。実にスマートです!
縛ってまとめるのがラクすぎる!

続いて、大きいダンボールは針に紐を通して縛ってみます。筆者の自治体は、ビニール紐でも麻紐でも問題ありませんが、今回は麻紐をチョイス。
ダンボールにブスッと針を刺したら先端の紐をほどき、針を抜けば紐だけが残ります。

1箇所縛るだけでもかなり固定されましたが、あまりにカンタンなので、同じ要領でと3箇所縛りました。
大きなダンボールの周囲にぐるりと紐を回しかける手間と比べ、雲泥の差。ダンボール処理において、最もストレスの大きいこの工程が画期的に楽なのは、非常に大きなメリットです。
コジット 持ち運びできる段ボールストッカー
| サイズ | 商品サイズ(パッケージサイズ) H21.5cm×W14.5cm×D3.5cm 本体サイズ 12×3×17.5cm |
|---|---|
| 材質 | ポリエチレン、ABS樹脂、ステンレス鋼 |
気になるところもなくはない
反対側で押さえる手に注意!

刺していくうち、重なったダンボールの厚みが増してくると、次に刺すダンボールを向こう側(針先端側)から押さえる手の位置が見えにくくなり、注意が必要です。

*画像では押さえる側が素手ですが、安全のため、必ず両手に軍手を装着しましょう
たとえ1枚のときでも、目測を誤って手を刺してしまう可能性はゼロではないので、必ず、向こう側から押さえる手の位置をしっかり確認してから刺すようにしましょう。
また、小さいお子さんに触らせない・周囲に人がいるときには使わない、などにも注意したいですね。
何しろ簡単で安い!考えるより刺すが早し!

コジット「ダンボールストッカー」で、溜まったダンボールの収納と運搬のみならず、結束の工程まで劇的にスムーズに。しかも安いしコンパクト!
「ケガの可能性」はゼロではないものの、正しく使えばリスクは小さく、導入しない理由が見つけにくいぐらいのスグレモノです。
ダンボールでお悩みのキャンパーの皆さん、ぜひこちら、試してみてくださいね!



