アイキャッチ・記事中画像撮影:編集部
※記事中のマナー違反の画像は周りに配慮した上で撮影している再現イメージです。絶対に真似しないでください。
今こそ問われるキャンパーのマナー意識

この写真は、先日のキャンプで設営をしようと思った矢先に見つけたゴミです。薪を束ねていた針金なんてもう「あるある」過ぎて、悪い意味で慣れてしまいました。

すぐ横にはゴロゴロとした炭の残骸も。なぜか直火禁止のキャンプ場でもよく見かけることがありますが、まさか焚き火台の燃え残りを、その場にぶちまけて帰ってしまったのでしょうか。
キャンプサイトは来たときよりもキレイにして帰る、そんな当然のことがなぜできないのでしょう……。
実録!キャンプ場のマナー違反

一部キャンパーのマナー違反は放置されたゴミや炭だけではなく、中には無意識のうちにとってしまっている行動もあるようです。
というわけで今回は、実際に見聞きした12の事例をイメージ画像で再現。誰もがストレスフリーでキャンプを楽しめるよう、今一度マナーについて考えてみましょう!
あなたは大丈夫? 実際に見かけた12の犯行現場
1|隣のサイトにはみ出している、近すぎる

ペグの位置が予定よりも外側にいってしまう、というのはありがちな事象ではあります。しかし区画サイトを飛び出してしまうのはさすがにNG。
スペースを侵害されたお隣さんは、たまったものではありません。フリーサイトでも、あまりに接近してしまうのは避けたいですね。
2|他人のサイトを横断してしまう

キャンプ場によっては、サイトに車を横付けできない場合が。車からサイトに荷物を運んでいるときなど、「このサイトを横切ると近道に……」と悪魔の考えがよぎることもありますが、これは失礼なマナー違反。
サイトを横切られると、けっして気分は良くありません。
▼サイト利用のマナーについて詳しくはこちら
3|木を切ってしまう

いくら木がたくさん生い茂っていようと、ブッシュクラフトがかっこよかろうと、キャンプ場の生きた木を勝手に切るのは極悪のマナー違反。マナーどころか法律に抵触する行為であり、絶対にやめてください。
「生きた木を切って薪に使おうとしていた」という仰天の目撃情報を聞いたこともありますが、信じられません。
4|しれっと直火

直火はワイルドな風情がありとても魅力的ですが、禁止されている場合は絶対にやめましょう。「直火禁止」の看板がある河原で、悲しいことに直火の形跡を見かけることが少なからずあります……。
バレる、バレないの問題ではありません。「焚き火自体禁止」のキャンプ場が誕生する未来は避けたいですよね。
▼直火のマナーについて詳しくはこちら
5|立ちション

まあいいかな、と軽い気持ちでやりがちな男性の「立ちション」。本人はスッキリすることでしょうが、目撃してしまった方はけっして気分良くありません。
トイレが遠いときなど面倒な気持ちもわからなくはないですが、紳士の心でトイレを利用してください。
6|場所をわきまえない

焚き火台を設置する際は、周囲の環境に充分に注意したいところ。区画ギリギリに設置した結果、「煙が常にお隣さんの食卓を直撃」「火の粉がお隣さんのテントに飛び続ける」……なんて場合もあります。
煙の行き先は変化するので難しいところですが、配慮の気持ちがあるかどうかが重要です。
▼焚き火のマナーについて詳しくはこちら
7|ゴミを燃やす

可燃性のゴミが出た場合、焚き火に放り込んで燃やしたくなるのは、わからないでもありません。しかしちょっと待ってください。火のついた紙が、もしも風に舞って飛んでいったら……!?

テントやタープは大抵、燃えやすい素材でできています。タープが燃え上がって消防車出動の騒ぎになり、BBQ禁止になった海岸の例もあります。
キャンプ中に出たゴミは、必ず施設のルールに則って処理するようにしましょう。
▼キャンプ場でのゴミの処理について詳しくはこちら
8|炊事場の占領

雨天時に見受けられる、炊事場を占領して食事をしている人たち。みんなが使う場所に陣取って、まるで自分たちのサイトのように飲み食いを……!
たとえ洗い場のスペースが空いていようとも、他のキャンパーは入りづらく感じるものです。もちろん食事スペースを兼ねた炊事場なら、問題ありません。





