さて、肝心の明るさは?
らせん状だから360度照らせる!ソロ用のメインランタンとしても使えた

強モードは180ルーメンということで、ソロ用テントならメインランタンにもなるのでは? と思いループで吊り下げてみたところ、本体はコンパクトながらかなり明るい! これはCOBライトがグルグルとらせん状になっているからで、光を360度拡散してくれるんですね。
結果、夜間のメインランタンとしても十分使用可能。ファミリー用の大きなテントだと少し暗めかもしれないですが、中でシュラフを広げたり、着替えたりといった動作に限定して使うなら役立ちそうです。
弱モードは常夜灯や雰囲気ランタンに◎

弱モードを暗闇で点灯させたときの一番の感想は「おっ、意外と明るい」。8.2×12.3×8.2cmとテーブルに置いておいても邪魔にならないサイズ感にしては、驚くほどしっかりと周囲を照らしてくれます。

テーブルライトにちょうどいい柔らかい光なので、夜間の晩酌や団らんの時の雰囲気照明としても役立ちそうです。
ただ、惜しい点も…
雨には注意

気をつけたいのは、非防水という点。小雨や夜露くらいなら問題はないと思いますが、大雨だと機能しなくなりそうなので、なるべくタープ下での使用をおすすめします。
ここまでスペックを見てきたところ、今回もなかなか期待を裏切らないランタンであることがわかりましたが……550円という価格の真意は、他と比較してこそわかるものではないでしょうか。というわけで、さっそくアウトドアメーカーのライトとスペックを比べてみましょう!
例のランタンと比較するとどうか?
連想せずにはいられないのは、やはりベアボーンズのこちら

パッと見雰囲気似てるよね~というのが、ベアボーンズの「エジソンライトスティックLED」。もちろんじっくり見ると構造や質感はまったく違って、値段もこちらは11,880円。対して、ダイソーのCOBランタンスパイラルは550円です。
ベアボーンズのスペックを見てみると、明るさはLowで9~12ルーメン、Highで90~120ルーメン。連続点灯時間はLowで35~45時間、Highで3.5~4.5時間となっている模様。
明るさの設定が細かくできるのと、バッテリー式という使い勝手の良さ、さらに弱なら最長80時間持つということで、明らかにダイソーより優れていると思われます。それよりも、やはり素材。真鍮・銅・ポリカーボネート・レザーといった重厚感ある材質が使われているとなれば、約20倍の価格にも納得ですよね。
明るさはゴールゼロとほぼ同じというのは、興味深い

コンパクトLEDライトの代名詞的存在であるゴールゼロ「ライトハウスマイクロフラッシュ」とも比較してみましょう。明るさはゴールゼロが最大150ルーメンで、ダイソーは180ルーメン。数値的にはダイソーが上回っていますが僅差なのと、ゴールゼロの方が光が鮮明な分、実際のところほぼ同格でしょうか。
大きく違う点をあげるのであれば、照明の向きですね。ゴールゼロは下向きですが、らせん状のダイソーは横向きに照らす構造。なので、テント内で使うのであればゴールゼロ、テーブル上で使うならダイソーの方が使いやすいでしょう。
これで550円は、やっぱりおそるべし!

550円にしてモード切替ができ、ソロならメインランタンとしての明るさも持っているとは、今回もダイソーおそるべしと言ったところですね。これからキャンプを始める方が、手始めに揃えるランタンとしてもおすすめです。
もちろん自宅やお庭でのリラックスタイムにも! ぜひテーブルの上に飾って、キャンプの食卓を豪華にしてみませんか?
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