細部をまじまじと見てみた

完成状態のサイズを見てみましょう。25Lの容量は2Lのペットボトルを7本、立てて入れられました。
それでもスペース的には余裕が残り、またソフトクーラーならではの柔軟性もあります。2Lのペットボトルを6本にした場合は、缶ビールが10本くらいは入りそうな……。
見た目のサイズ感以上に、容量はたっぷりです。
上質な素材感があちこちに

外側の素材は、撥水加工の施されたポリエステルキャンバス。上質な風合いがあり、品のあるキャンプスタイルを演出すると思います。アウトドア感が強すぎないので、スポーツやイベントでの普段使いでも自然になじむでしょう。

開閉はファスナーで行います。ファスナーのエレメント(務歯)は剥き出しにならず、止水ファスナーのような趣が。これもまた保冷性能に貢献しているかもしれません。
使い勝手向上の工夫が盛り盛り

収納時に天地サイズをギュッと抑えていたフックには、付属のショルダーベルトを取り付けられます。これは賢い設計ですね。

内部には保冷剤用のポケットが。HUGEL製の保冷剤にはもちろん対応しますが、筆者が使っているロゴスの「氷点下パックL」もいい感じに収まりました。
アイリスオーヤマ HUGEL 氷点下保冷剤 超低温タイプ
| サイズ展開 | M/L/XL |
|---|---|
| 型番 | :HHC-M/HHC-L/HHC-XL |
| 凍結目安時間(-20℃で凍結させた場合) | 約36~48時間 |
| 容器 | ポリエチレン |
| 内容物 | 水、吸水性樹脂、防腐剤 |
| 内容量 | Mサイズ:約540g Lサイズ:約830g XLサイズ:約1.1kg |
| 耐冷温度 | -50℃ |
| 商品サイズ(cm) | Mサイズ:幅約15×奥行約2.8×高さ約18 Lサイズ:幅約19.5×奥行約2.2×高さ約28.8 XLサイズ:幅約20×奥行約3×高さ約26.5 |
| 商品重量 | Mサイズ:約618g Lサイズ:約987g XLサイズ:約1.3kg |
ロゴス 倍速凍結・氷点下パックL
| サイズ | 縦25.5×横16.4×厚さ2.5cm |
|---|

前面と背面にもそれぞれポケットが。背面の方はメッシュになっています。
「○○を入れておけて便利!」という例がパッと思いつきませんが、ポケットはなんぼあっても困りません。さしあたって筆者は栓抜きを入れておきました。

底面にはゴツめの足が。熱の伝達を防止する役割もありそうですが、それよりも本体が汚れにくくなるのが嬉しいところです。
ソロキャンプで使ってみた

それでは実際にキャンプで使ってみましょう。
関東の平地では連日、最高気温が35℃を超えていましたが、標高を稼いで涼しいキャンプ地に行きました。予報では最高気温25℃、最低気温18℃の環境で一泊します。
2種類の保冷剤を使用

クーラー内に入れたのはご覧のドリンク類と食材、そして氷。氷は常温のウイスキーを飲むときに使います。
容量的には余裕があるどころかスカスカで、筆者のソロキャンプには25Lで十二分。デュオでちょうどいいくらいかなと思いました。

使った保冷剤を紹介すると、まずロゴスの氷点下パックLをポケットに。

そしてクーラーショックのMサイズでフタをするイメージ。気温のわりには若干、過保護な保冷剤体制となっています。

夏の避暑地キャンプ、キンキンに冷えたビールを飲むなどして過ごしました。翌朝10時のチェックアウト前に、氷の残り具合などをチェックします。
翌朝のクーラー内は……?

写真的には何ら変化がありませんが、翌朝となりました。残っているのはペットボトルのコーヒーと余ったウインナー、そして使い切れなかった氷です。

氷は溶け出した水にたぷたぷと浮いていました。肌感としては想像よりもだいぶ残っていた印象です。
驚きのキンキン状態

朝のコーヒーとして買っておいたペットボトルの温度を計ってみました。結果はまさかの6.4℃! これはコンビニで買ったばかりのキンキン状態と同程度かそれ以上の冷たさです。
しかし夜間には長袖長ズボンを要する涼しい環境だったので、そんなに実力のないクーラーでも似たような結果になった可能性が……。
ということで関東の平地に戻ってテストしてみました。
