軽量・コンパクト・高コスパのエアー座椅子
内蔵ポンプでインフレータブル!


出典:QUICKCAMP
これまでの座椅子タイプチェアとの最も大きな違いが、インフレータブル式ということ!
座面にも背面にもたっぷり入るエアが緩衝材となり、地面の状況を問わずやさしい座り心地を実現。圧倒的に座り心地が良さそうです。

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しかも、空気の注入は内臓された手動ポンプでOK。専用の道具などは不要とのこと。
素材にはTPU加工を施したナイロンを採用。丈夫なのはもちろん、地面の結露や土汚れがついても、濡れタオルでサッと拭けばOK。扱いやすさもバッチリです。
リクライニングだって可能

出典:QUICKCAMP
この手の座椅子に共通するのが、寄りかかる際にサイドベルトがストッパー的な役割を果たす設計ですが、こちらは全体に厚みがあって使いやすそう。
無段階での角度調節によるリクライニングが可能なのはもちろん、最大に緩めたら180度倒せてごろ寝にも使えそう。
座椅子としてのメリットも維持

展開時のサイズは約W48×D43×H45cm。「グラシア FDチェア・マット」と並べるとひと回り大きく、ゆったり感が際立っていますね!
なお、背もたれが約15cmほど長い「ハイバックタイプ」もラインナップ。
座椅子のよさは、脚がない分スペース効率が高く、テント内のお座敷スタイルでもコンパクトに使える点などが挙げられますが、そこはしっかり担保しつつもより快適そうです。
ぐるぐる丸めて収納が可能!

空気を抜いてしまえば収納時は丸められます。あっという間にこんなにコンパクトに!
また、このとき、サイドベルトがバックルベルトの役目を兼ね、この辺なかなか機能的です。

そして付属の収納バッグに詰めたサイズは、長さ45×直径10cm。重さも750gという軽さですから、バックパックキャンプでも余裕で持ち運べますね。
この辺も実際にキャンプに持ち出し、いろいろと確認してみますよ。
キャンプで使ってみたら…
まずは、空気を入れてみる

インフレータブル、とのことですが、そのバルブは画像左側。右側は二層式のエアバルブで、こちらは二層全開なら空気を抜け、一層開けるだけだと、口やポンプでの空気入れも可能です。
サイズ的に、呼気だけでもあっという間に膨らみますし、より軽量化するならどちらか1つだけでもいいのかもという印象。

とはいえ、オフィシャルではインフレータブル推し! プッシュを繰り返し、実際に空気を入れてみます。
1分かからないぐらい。力も不要ですが、「押し付けても汚れない場所」の確保がやや面倒です。

膨らんだところ。御覧のように厚みとクッション性は、ちょっとラグジュアリーな感すらありますね。
いよいよ座り心地を体感!

まずは、その座り心地をチェック。ちょっと意地悪かもですが、ゴリゴリの砂利サイトというコンディションが悪い場所をチョイス。

う~ん、いいですね。見た感じにも安定感があり、耐荷重も約90kgと安心のスペックです。
サイトの地面がそのままお座敷みたいに落ち着けます。もちろん痛みなども全くありません。

サイトに大きな石があったので、そこにも乗せてみました。いやもう、これは椅子じゃん! 普通にチェアとして使えますね。寄りかかれるし、快適です。
なお、一応ブランドロゴがプリントされた側が背面ですが、筆者は逆向きで使ってしまってました……。
メーカー推奨ではないため、サイドベルトへの負荷などが懸念されるものの、使い心地の差は特に感じられず、ぶっちゃけどちらでも快適には座れます。
ソロテントでもお座敷にできるぞ

こちらは、筆者が徒歩キャンプなどで使用する1〜2人用の小型テントの中。「インフレータブルチェア」なら、マット横のスペースに十分置けます。
寒くて屋外にいられないなど、寝るしかないという状況でも、のんびり座って過ごせますね。
ちょっとしたお昼寝マットにも

サイドベルトを解除すれば水平に開くので、お昼寝用のマットとしても使えます。長さは90cm無いくらいですが、これが意外と快適なんです。
あと、ウチのワンコがえらく気に入っておりました(ただし引っ掻きには注意がいりますね)。
キャンプ以外でも活躍しそう!
ピクニックや運動会など

収納時は長さ45×直径10cmなので、こんな感じでトートバッグなどにスッポリと納まります。
どこでも座れるメリットは大きく、さまざまなシーンへ気軽に持ち出して使えそうです。

例えばピクニックや運動会。シートなども敷いてみましたが、これぐらいの装備なら十分快適に過ごせます。
特に利便性が高そうなのは運動会の応援などでしょうか。地面に直置きも可能ですし、立ち見の疲れとはこれでオサラバ。リラックスして応援できます。
スポーツ観戦やフェスにも

画像は単なる公園ですが、例えば野球スタジアムの硬いベンチなどにもサッと置けそう。
背もたれのないシートでも、「インフレータブルチェア」があれば、もはや自分専用ソファになりますね。フェス会場などに持ち込むのも楽ちんです。

家でもなかなか使えます。縁側やウッドデッキの快適性がグーンとアップ。小春日和の日など、そのまま寝落ちしてしまいそうです。
気になったのはこんなところ
角度調整がちょっと面倒

このタイプの座椅子全般に言える点なのですが、サイドベルトでの角度調整時に、左右の長さが微妙に違うと、なんとも座り心地が悪化するんですね。
細かく調整すれば落ち着きますが、少々時間がかかってしまうので、覚えておきたいところです。
置く場所は選んだ方が無難かも

底面は頑丈そうな材質ですが、何せインフレーター式です。基本、穴が空いたら即試合終了。
取り扱い説明書にも「地面に置いてご使用になる場合は、石や草木などで穴が開く恐れがありますので、予め石や草木などを取り除いてからご使用ください」と記載が。
さらに、濡れた場所で使うと他のものに色移りする可能性がある旨も記載されており、あまりハードにゴツゴツした場所や雨天時には使えないので注意しましょう!
クイックキャンプ インフレータブルグランドチェア
| 使用サイズ | 約幅48×座面43×背もたれ45cm |
|---|---|
| 収納サイズ | 約長さ45×直径10cm |
| 重量 | 約750g |
| 耐荷重 | 約90kg |
| 材質 | ナイロン |
あって損は無し! どこでも快適さを楽しもう!

「インフレータブルグランドチェア」はとにかく、快適さとコンパクトさが両立できているのが素晴らしいギアです。
マストバイなアイテムでこそありませんが、持っていれば、河原の岩なども快適なソファに早変わり。そのまま足だけ川に浸して涼んでみたり……。
持っていて損はナシ! まさに「座る」を楽しむためのチェアですね!



