重量は、スタンダードプロダクツの方が軽い

重さは、340gほど差のある結果に。詳しくは後述しますが「ワンタッチバケットHD」は、太めのフレームを採用しているため重さにも影響しているようです。
ちなみに一番愛用者の多いであろう「ワンタッチバケット」通常モデルは、重さ750g。スタンダードプロダクツのものは、ちょうど中間の重さ。
……といっても実際に手に取ってみると、重さの感覚は似たようなものです。
WHATNOT ワンタッチバケット
| 展開時サイズ(約) | 幅360mm×奥行250mm×高さ320mm |
|---|---|
| 収納時サイズ(約) | 幅360mm×奥行250mm×高さ60mm |
| 重量(約) | 750g |
| 素材 | 【本体】ポリエステル、【ワイヤー】スチール、【底面】木・EPE、【足キャップ】PVC |
素材はどちらもポリエステル

スタンダードプロダクツの本体素材はポリエステル。「ワンタッチバケットHD」もポリエステル(PET)です。
どちらも裏地がついており、スタンダードプロダクツのは少しサラサラとした手触り。個人的に裏地はスタンダードプロダクツの方が若干チープな印象を受けました。
スタンダードプロダクツのフレームの太さはやや細め

筆者はワットノットの「クリアタイプ(写真右)」も持っていますが、こちらは実測の太さ3.9mm
フレームの太さを測ると「ワンタッチバケットHD」は、実測で4.9mm。スタンダードプロダクツが3.5mmと差があります。
フレームの素材は、どちらもスチール製。スタンダードプロダクツのものはやや細めの作りですが、黒く塗装されているので錆びたりする心配は少なそう。
どちらも底面には、土汚れを防ぐ脚つき

底面のデザインも似てます。同じように5つの脚がついており、地面に直接置いても汚れにくい仕様です。
スタンダードプロダクツの方が少しゴムのような手触りで、フローリングなど室内で使う場合に滑りにくくなっています。
ポケット数、Dカンの位置など細かいデザインの違いはある

どちらも本体上部に一周ぐるっとベルトループが付いています。ベルトの太さは、ワンタッチバケットが20mmで、スタンダードプロダクツが25mmとやや違いも。
ベルトループの間隔はほぼ同じで概ね50mm前後。モール対応のアイテムを取り付けたり、カラビナを掛けたりするのにはどちらも問題ありません。
ポケットは、スタンダードプロダクツのものが長辺に2つ、短辺に1つの全部で3つ。「ワンタッチバケットHD」は、短辺に1つだけ。
ポケットの数だけでいうと、スタンダードプロダクツに軍配が上がりますが……

出典:Amazon
「ワンタッチバケットHD」は上部のみならず、短辺に2列のベルトループが付いていてツールを差し込めるので収納力も負けていません。
また、ワッペンを貼れるベルクロも1箇所付いています。この仕様はスタンダードプロダクツにはないのでご注意を! こういうカスタムを楽しめる仕様が、キャンパー心をそそるポイントだったりするんですよね。
ズバリ一番の大きな違いは?
ここまでスペック上の違いを見てきましたが、ここの構造が大きく違うぞ! と思ったポイントがこちら。
収納時の固定ベルトがついている!

もうお気づきの方もいるかもしれませんが、ワンタッチバケットHDとの大きな違いは折りたたんだとき。
スタンダードプロダクツは、持ち手を使って折りたたんだ状態で固定できるように、ゴム素材の留め具付きベルトがついています。

底面にあるスナップボタンに持ち手を通してから固定することで、運搬時も広がってしまうことなく、折りたたんだ薄い状態をキープしてくれます。
筆者もワンタッチバケットを折りたたんで車に入れておくことが多く、広がってしまうのが地味にストレスだったので、これはかなりありがたい機能です。
実際に使ってみると…
耐久性は問題なし

購入時、縫製に少しほつれがあり耐久性に不安もありましたが、何回かキャンプで使っても特に大きな問題はありませんでした。
蓋も使用可能ですが…

「ワンタッチバケット」といえば、カスタムして使用する楽しさも魅力の一つ。本家でバズった「フタ兼簡易テーブル化アイテム」をスタンダードプロダクツにも装着してみました。
上にのせているのは、シンデレラフィットすると話題になったダイソー「スクエア収納ケース 4L用フタ」です。
本体の大きさが1cmほど違うのでどうかな? と思いましたが、うまくハマってくれました。もし他のカスタムアイテムを使っている場合、蓋の形状によっては使用できない可能性もありそうなのでご注意を。
また、ワイヤーが「ワンタッチバケットHD」と比べると細めなので、天板上に重量のあるものを置くのは控えておくのが無難。HDモデルは、「ワンタッチバケットを積み重ねできる」フレームの強度なので、耐久性を取るならやっぱりHDですね。
3つのポケットが使いやすい

筆者の場合はグループキャンプもするので、自分の荷物を1つにまとめて移動がするのに重宝しています。
ワンタッチバケットHDと比較してポケットの数が多めなので、小物を分けて収納できたりと使い勝手がいいと感じました。大きめのポケットで収納するものの形状を選ばず、放り込めるのはメリットですね。
固定ベルトがやっぱり便利!

折りたたみ時に固定できる点がやはり便利で、車の積載時に広がらないだけでもかなり快適に使用できるようになりました。
自宅で保管する際も、固定できた方がより嵩張らずに収納できるので、このアップデートとも取れる機能は筆者にはかなり嬉しいものでした。

ただし、使用しているときに固定用のベルトが内側で垂れ下がった状態になります。
ここだけ少し気になる……

しばらく愛用していると、折りたたみ時に固定できるが故に「底面が湾曲してくる」という気になるポイントが発生。構造を考えると仕方ないですが、底面が湾曲してしまうことによってガタつくこともあり、これは完全に盲点でした……!
ただ中にしっかり荷物を入れると、重さでフラットになってガタつかないこともあります。キャンプで使用するものと思えば気にし過ぎかもしれませんが、これから購入する方は頭に入れておけばガッカリせずに済むかと!
トータルバランスを考慮すればアリ!

ワンタッチバケットHDにはない「折りたたみ時に固定できる機能」は、実際に使ってみてもかなり魅力的でした。気になる点もあるものの、それ以上に“固定できるメリット”の大きさを実感しました。
何より1,100円という価格も魅力的なので、低予算でこんなコンテナを探していたという方には十分アリです。ただ、より耐久性を求める方はワンタッチバケットHDを選んだ方が安心。
執筆時現在はオンラインストアでの取り扱いはなく、店舗購入のみでした。気になる方はお近くの店舗まで足を運んでみてください!
WHATNOT ワンタッチバケット HD
| 展開時サイズ | W360×D250×H320mm |
|---|---|
| 収納時サイズ | W360×D250×H60mm |
| 重量 | 1,200g |
| 素材 | 【本体】ポリエステル(PET)【Dカン】スチール【フレーム】スチール【底面】合成木材、発泡ポリエチレン(EPE)【足キャップ】ポリプロピレン(PP) |
WHATNOT ワンタッチバケット
| 展開時サイズ(約) | 幅360mm×奥行250mm×高さ320mm |
|---|---|
| 収納時サイズ(約) | 幅360mm×奥行250mm×高さ60mm |
| 重量(約) | 750g |
| 素材 | 【本体】ポリエステル、【ワイヤー】スチール、【底面】木・EPE、【足キャップ】PVC |
WHATNOT ワンタッチバケット クリア
| 展開時サイズ(約) | 幅360mm×奥行250mm×高さ320mm |
|---|---|
| 収納時サイズ(約) | 幅360mm×奥行250mm×高さ60mm |
| 重量(約) | 750g |
| 素材 | 【本体】PP【ワイヤー】ステンレス(3mm径)【底面】PP板+EPE 【取っ手】PE【ループ】PE【Dカン】亜鉛合金【脚】PP【タグ】PVC |



