実際の調理にどんどん使っていこう!
安い肉は最大限うまくなるのか?

「最大限旨くする」というコピーを、あえて真に受けることとし、今回は安い肉が美味しく食べられれば良いなと、同じく業スーで見つけた120g654円のステーキ肉を焼いてみます。
一見サシが多くてうまそうな国産牛ですが、実態は肩ロースなので、ステーキにするにはギリギリ。まあ硬くはないでしょうけど、お世辞にもテンションが上がるとは言えないお肉です。

まずは、「肉を旨く食す粉」を両面にしっかり振っていきます。

これを、アツアツに熱したテンマクデザイン「男前グリルプレート」でジューっと焼いていきます。
「肉を旨く食す粉」自体に香りはほとんどなく、この段階では特に普段との違いは感じられません。

両面をしっかりとミディアムレアで焼き上げたら、ソース等は使わずそのまま、いざ実食!
むむ……。そこまで際立ったスパイス感・個性はなく、どちらかというとナチュラルな肉の旨味を感じます。言われなければ塩コショウだけかな、なんて思ってしまうかも。
タマネギ、ニンニク中心の味付けなので、肉本来の美味しさを優しく広げてくれる感じなんですね。……そう、まさに最大限に!
フライドポテトにはどうだろう?

実は、「アウトドアスパイスが1番合うのはフライドポテト」だと常々思っている筆者は、迷わず次の食材にチョイス。
うーん。まず、粒子の粗さが、ポテトにはうまく絡みにくいです。あと、優しい味わいなので、インパクトに欠ける感じが否めず……。
美味しくないわけじゃないですが、個人的には、フライドポテトには「黒瀬スパイス」の方が断然合うと感じました。
チャーハンの味付けには…

気を取り直して、次いってみましょう! 自家製チャーハンの味付けにフリフリ。
お、なかなか合う感じがします。旨味に奥行が自然に出る感じ。こういうチャーハン、筆者は結構好きです!
野菜スティックのディップに

生野菜へのアクセント効果はどうでしょう? マヨネーズに混ぜてディップを作り、野菜スティックでいただいてみます。
結果……、やはり優しい味なので、ややマヨネーズに負けてしまう感じに。そこで、かなり思い切った量を入れてみたら、しょっぱみが出てなかなかのおいしさでした。
ただ、やはり、アクセントを狙うには優しすぎるかなぁ〜というところです。

だんだん「肉を旨く食す粉」の特徴が分かってきました。インパクトやアクセント的効果ではなく、料理の味や旨味をより深めるのに適しているようです。
最後にソース焼きそばに試してみたところ、こういう料理はシンプルに美味しさがUPします。カレーやミートソースなんかにも合いそうです。
気になるところもなくはない
粒子が粗い……食材に絡めにくいぞ

マッチするメニューでは旨味がかなりUPする「肉を旨くする粉」ですが、気になるところもいくつか。まず、粒子の粗さです。
アップで見るとより分かりやすいですね。
生肉なら水分でくっついてくれますが、この粗さだと、フライドポテトなど絡みにくい食材も少なからずある気がします。本来肉用ですから、文句をつけるのも筋違いかもしれませんが。
結構人気商品。店頭では品薄かも

「肉を旨く食す粉」はこう見えて実は人気商品で品薄です。店頭小売価格がわずか198円(2025年5月時点)と、他のアウトドアスパイスより激安なこともあるのかもしれません。
今回、筆者も近隣の業務スーパーを3軒回って1本しか買えませんでした。
なお、本記事執筆前(2025年6月時点)には業務スーパー公式サイトに掲載がありましたが、残念ながら現在(2025年7月時点)は掲載がなく、取り扱いも終了してしまった可能性が。
欲しい人は、AmazonなどのECサイトにてお求めくださいね。
肉を最大限旨く食すための粉
| 内容量 | 100g |
|---|---|
| 原材料 | 食塩、こしょう風味調味料(食塩、でん粉、こしょう、その他)、こしょう、にんにく風味調味料(でん粉、にんにく粉末、たまねぎ粉末)、にんにく粉末、たまねぎ顆粒、唐辛子/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、加工デンプン、ステアリン酸Ca、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(亜硫酸塩)、(一部に小麦・大豆を含む) |
本当に、お肉の旨味をワンランクUPさせる粉だった!

上記の通り、店頭価格わずか198円(2025年6月時点)と、お求めやすい「肉を旨く食す粉」。入手の困難さはあるものの、肉の味付けにはかなりおすすめです。
下味をつける際、単なる「塩+胡椒」でとどまらず、さらにワンランク肉の旨味をUPさせてくれるからです。まさにその名の通り「肉を旨く食す粉」なんですね。
そのほか、ソース焼きそばやチャーハンなどが物足りなく感じるときなども、旨味を増幅。ぜひアウトドアに1本持っていきたい調味料です。



