4|ロングトレイルハイカーのテントは、居住性重視!

キャンプ場でたまたま一緒になったのは、カナダから来たローズという海外お遍路さん。
彼女は色んな国を歩いていて、なんとアメリカのPCT(4500kmのロングトレイルコース)、ニュージーランドのテ・アラロア南島部、スペインの巡礼コースも歩いている経験豊富なロングトレイルハイカーでした。

そんな彼女が使っていたテントは、Mountain Laurel Designs (マウンテンローレルデザインズ)というアメリカのULガレージメーカーの「DUOMID ™」です。
虫対策にインナーテントが付いていて、そのサイズは125cm (W)× 229cm。2人用にも十分な居住スペースが確保されていながら、重さは925gと軽量。ポールはトレッキングポールで立てられるので、ロングトレイルハイカーには最高の構造です。

そんなローズは「自然をじっくり感じること」がテーマで、私の半分のスピードで歩いているのが印象的でした。「何も考えずに今を感じたい」という言葉は、私の学びにもなりました。
Mountain Laurel Designs 「DUOMID ™」について詳しくはこちら
5|宿泊は超軽量タープ、虫対策には扇風機カバー!

最後は、自転車で2週間にわたるお遍路に挑む「なべおさん」。なべおさんは「車中泊なべひとつ」というYouTubeチャンネルを持っていて、かれこれ2年以上車中泊で日本全国を周遊している、言わば旅のスペシャリストです。

そんななべおさんのお遍路アイテムはスキル共に洗練されていて、中でも魅力的だったのがAricxiのULタープ!

AricxiのULタープは308gとかなり軽量化されている上に価格も低めで、Amazonなら6,500円で入手可能!(※2025年7月現在)。比較的低予算で素早く軽量化したい人には、最適なタープです。
Aricxi 超軽量レインフライテントタープ
| 重量 | 合計408g(タープ308g、アクセサリー約100g) |
|---|---|
| 素材 | 5Dシリコンコーティングナイロン |

また、タープ泊にするとどうしても虫の侵入が心配になりますが、なべおさんはなんと扇風機カバーでガード! 装備はしっかり軽量化しつつ実用的な対策もしっかり取っているあたり、さすが旅慣れていますね。
とは言え「扇風機カバーは自分にはまだ早い……」という方は、ヘッドネットというものもありますよ。
キャラバン モスキートヘッドネット
| サイズ | 14.5×28cm |
|---|---|
| 収納時サイズ | 7×4×4cm |
| 重量 | 約21g |
| 素材 | 20Dウルトラメッシュナイロン |
ちなみになべおさんは、寝泊りの半分が道の駅のベンチなどでの宿泊なので、このスタイルが非常にマッチしていたかと。自分に合っているスタイルは「どこで使うか」によっても変わるよな~と、改めて思いました。
出会いは、人生の学び

色んな方と出会ってキャンプのアイテムの話で盛り上がるのはもちろんでしたが、その人の生き方や考え方から学ぶことも非常に多かったです。そしてこれが皆さんの旅道具選びの参考になり、色んな方との出会いにも繋がったら嬉しいです。
そんな私のお遍路の旅は、45日間続きました。旅完結までの様子は今後引き続き動画で公開予定ですので、ぜひチェックしてください!



