ホームシェフプレートをキャンプで使ってみたぞ

とはいえ、買うのに少々勇気がいるお値段。それに見合う魅力があるでしょうか? 実際に「ホームシェフプレート」をフィールドで使用してみましょう。

秋元
基本的な使い方と一般的な鉄板にはない魅力をチェックしていきます
サイズのわりに自重は約2.8kg

「ホームシェフプレート」を手にしてみて驚いたのは、その軽さ。
異素材(アルミとステンレス)を組み合わせることで、軽量化も実現していたとは……感心してしまいます。

秋元
自重は約2.8kg。洗い場までの携行性を考えると、軽さは正義ですね
予熱の速さと油の馴染みは良好!

表面はステンレス剥き出しで、コーティングは施されていない本品。食材が張り付かないよう、しっかりと予熱したうえで油を引いてあげる必要があります。
プレート自体がこの大きさなので、予熱に時間がかかるかなと思いましたが……アルミ素材の力により、約5分で予熱が完了しました。(※気温と使用環境に左右されます)

油を引いて焼きごてで広げると、サーッと油が馴染みます。これで食材を焼く準備は完了です。

秋元
試しにプレートの中心部と四隅に手をかざしてみましたが、ムラが少なく、プレート全体へ均一に熱が行き渡っているのがわかります
余分な油を逃し、変形に強い形状

こういった大型のプレートは、熱したり冷ましたりをしているうちに、中心部が凹んでしまう傾向にあります。
「ホームシェフプレート」は、そうした変形を見越して、中心部にむかってわずかにドーム状の傾斜をつけた構造をとっています。
中心部に油が偏りすぎて、料理がギトギトになりにくいだけでなく、余分な油が四隅に溜まるののもポイントです。

秋元
ニンニクやホールスパイスを炒めて、油に香りを移すという作業もしやすいです。ジンギスカンやサムギョプサルも楽しめそう!
気分は鉄板焼き屋。プレート上で刃物が使える

天面がとにかく頑丈なステンレス製なので、テフロンなどのコーティングが施されたプレートとは異なり、刃物を使うことができます。
目の前で焼いた肉をナイフでカットして、食いしん坊たちにサーブすれば、さながら気分は高級鉄板焼き料亭の板前……(笑)
コゲの落としやすさは、コーティングが施されたプレートに軍配が上がりますが、刃物が使えるのは大きな優位点です。

秋元
何よりいちいち、まな板の上にのせかえる必要がないのは高評価です
均熱性が高いので、分厚い肉もカリカリ&ジューシーに

「焼き上手さん」の熱源は中心部にあるので、どうしても端の方の温度が上がりにくいもの。

このプレートは均熱性が高いので、しっかり予熱さえすれば、焼きムラも少なく均一に火を通すことができました。

チキンは焼く直前までクーラーボックスで保冷していましたが、肉を常温に戻さずともしっかり焼けました。

秋元
肉料理との相性はいわずもがな。この広さなら付け合わせの野菜もたくさん焼けます!
安定火力で食材の水分も飛ばしやすい

フタをせず、水を注ぎ、他の具材が焦げる前に麺を硬めに仕上げる「富士宮焼きそば」は、水分をいかに早く蒸発させるかが重要です。

秋元
水を注いでも、始終安定した火力をキープできていました

4〜5人前の焼きそばが、一度に調理可能というのも頼もしい限りです。

秋元
育ち盛りのお子さんがいる、ファミリーキャンパーの方にもおすすめできます
フチがあるので汁気のある料理もおまかせ!

底面の面積が広く、アクアパッツァのようなちょっとした「煮込み料理」にも対応してくれます。

なにより、「焼き上手さん」に付属するフタがそのまま使えるのもポイント高し。
食材の旨みや水分を逃したくない、「貝の酒蒸し」や「シュウマイ」などの蒸し料理、目玉焼きや餃子なんかも良いでしょう。

秋元
安定した火力を活かし、使い方次第で幅広い調理方法(焼く、炒める、煮る、蒸すなど)が楽しめます。料理好きにはたまらない!
シーズニング不要でメンテナンス性も良好

テフロンコーティングがされたプレートのように、「軽い力でこするだけ」とはいかないものの、中性洗剤とスポンジで十分落とすことができました。なにより鉄製のプレートと異なり、洗剤で洗えるのは大きな魅力です。
頑固な焦げや汚れは、熱湯で柔らかくしスポンジで擦ってみましょう。それでも落ちなければクリームクレンザーや、メラミンスポンジを使うことで、ある程度落とすことができます。

秋元
表面の素材がステンレスなので、サビによる腐食の心配もなし。テフロンコーティングとは違い寿命も半永久的なので、大事に扱えば孫の代まで使えちゃうかも?
キャンプサイト→「鉄板焼き店」に変えてしまう逸品か?

価格を聞いたときには「なかなか強気だな」という印象を抱いたものの、フィールドで使ってみると、概ねそれに見合う価値があると思わせてくれました。
プレート自体の構造(アルミとステンレスの複合)、誕生までのプロセス(新規造形の特注品であること)を考慮すれば、カセットこんろの業界最大手である岩谷産業だからこそ、4万円台で実現できているというのは想像に難くありません。

秋元
「みんなに美味しいものを食べてほしい」という、料理キャンパーの皆様。ぜひこのプレミアムな神オプションを導入し、食卓に新たな風を吹かせましょう
撮影協力:RECAMPおだわら
Sponsored by 岩谷産業株式会社
