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JHQマルチカマ

【マルチグリドルの次コレか!】JHQの新作、軽量・万能「マルチカマ」早速使ってみたら…期待値超えてきたよ

JHQから新しいタイプの調理ギア「マルチカマ」が登場! 焼く・煮込む・炊く・蒸す・揚げる、と言った調理がすべて可能という万能すぎるクッカーは、キャンプ料理に新しい楽しみを与えてくれること間違いなし。

気になる使い勝手や、どんな料理がどれくらい作れるのか? をフードコーディネーターの筆者がレビューします。

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目次

アイキャッチ・本文中画像:筆者

あのJHQから「鍋」が登場したぞ

マルチカマとマルチグリドル

左:JHQマルチカマ 右:JHQマルチグリドルディープ

キャンパーなら知らない人はいない? あの「マルチグリドル」を手掛けるメーカー、JHQから新作が登場しました。

その名も「マルチカマ」。コロンと丸い土鍋のようなフォルムは、韓国伝統の調理鍋「カマソッ」を現代風に再構築した究極のマルチクッカーなんだとか。

カマソッ
出典:PIXTA 韓国伝統のかまど鍋「カマソッ」

これまでマルチクッカーとしてラージメスティンをキャンプで愛用してきた我が家。メスティンより万能なの? マルチグリドルと同じ素材? など気になりすぎたので早速入手。

正直、期待値40/100点だったのが、使ってみたら満足度90/100点に! ファミリー層はもちろん、料理好きキャンパーさんにも推し! です。

    JHQ JHQマルチカマDXセット

    セット内容本体×1、シリコンミトン×2、蒸し/油切り用網×1、収納ケース×1
    サイズ14.2×8.7cm (カマ本体) / 18.8×7.2cm (フタ)
    本体重量約1.25kg(本体のみ)
    素材アルミニウム合金
    コーティング全面特殊セラミックコーティング※PFOAフリー(報告書:S250000000480-01)
    対応熱源ガス、IH調理機、直火、炭火、ラジエントヒーター、セラミックヒーター、ハロゲンヒーター

    マルチカマDXセットの特長6つ

    マルチカマDXセット

    JHQの公式サイトによると、新作「マルチカマ」は、どうやら汁ものや炊飯に特化したクッカーとのこと。

    確かにマルチグリドルとはまったく別物の風貌。我が家で炊飯用に愛用している日本の土鍋に近いビジュアルです。

    マルチカマと土鍋
    左:JHQマルチカマ 右:筆者私物の土鍋

    そんなマルチカマの気になるセット内容の詳細や、他のクッカーにはない特長をご紹介します。

    【1】耐熱性・強度に優れた「セラミックコーティング加工」が頼もしい

    JHQマルチカマ

    マルチカマの素材は、熱伝導率に優れたアルミニウム合金。マルチグリドル愛用者さんならお分かりのとおり、素材は同じ。なのですが、違うのが表面のコーティングです!

    マルチカマとマルチグリドルの表面比較

    左:マルチグリドルディープ 右:マルチカマ 表面加工の違いが分かります

    新作マルチカマは、PFOA(*1)フリーセラミックコーティング加工なっています。これ、マルチグリドルの加工(イノーブルコーティング)とはちょっと違う、つるんとした質感なんです。

    (*1)PFOAとは、フッ素樹脂などに使用される有機フッ素化合物の一種で、環境や人体に有害とされる成分。マルチカマにはPFOAが一切含まれておらず、より安心・安全で環境に配慮した製品です

    マルチカマを洗ってる様子

    加工の種類は違うものの、マルチカマも十分洗いやすく、使用後のお手入れはラクラクでした。キャンプでも自宅でも使いやすい印象です。

    さすが表面の特殊加工が得意なJHQだけあって、時代の流れを汲んだ「フッ素なし」加工をいち早く取り入れているな、と感じました。

    【2】見た目より軽い

    クッカー色々(マルチカマ、マルチグリドル、メスティン)

    冒頭で触れたように、炊飯や揚げ物もできるマルチクッカーとして、ラージメスティンをキャンプで愛用している我が家。270gと軽いから持ち運びしやすいんですよね。

    それと比べてマルチカマ、見た目はずっしりと重そうですが……

    マルチカマを手載せしている様子

    本体とフタの総重量は約1.25kg。写真のように、片手に載せて持てるくらい意外と軽いんです。

    もちろんラージメスティンと比較すると5倍弱重たいのですが、ダッチオーブンなどの鉄鍋や土鍋に比べるとかなり軽量。これは、本体がアルミニウム合金製だからなせる業ですね。

    【3】ゴトクにフィットしやすい底面加工も◎

    マルチカマ底面

    本体底面には、12個の溝ががあります。だからゴトクにフィットしてズレにくいんです。

    我が家のキッチンはガスコンロ、キャンプでもカセットコンロを多用しているので、ズレにくい底面加工はかなり助かる! この手の鍋にしては特にめずらしい機能です。

    後ほど実際に調理しながら、安定感についてもレビューしますね!

    【4】揚げ物や蒸し料理に使える網がセット

    マルチカマ専用網

    筆者が入手したのは「マルチカマDXセット」。このセットには、本体にすっぽり収納できる専用網も付属していました。(ちなみに単品売りもあり、後ほどご紹介しますね)

    キャンプでビールに合う揚げ物に挑戦したり、ヘルシーな蒸し料理を手軽に作れるのは嬉しいポイント。

    マルチカマの専用網

    筆者はこれまでラージメスティンで揚げ物をやってきました。でも、ラージメスティンだと本体の深さが十分ではないので、一度に揚げられる食材が少なかったり、まわりへの油ハネが気になったりしていて……

    メスティンで揚げ物をしている様子
    ラージメスティン

    こんなふうに、細長いエビフライや串揚げを(おそるおそる)少~しずつ揚げていました。

    マルチカマとメスティン

    でもマルチカマなら、ラージメスティンより深さも幅もあるので、より安心して揚げ物ができました! 周りへの油ハネもそんなに気になりません。

    マルチカマで揚げ物をしている様子

    専用網は、揚げたての食材を置けて便利。蒸し料理も、深さがあるぶん作りやすいんです(蒸し料理については後半で実際に作ってみたのでレビューします)!

    【5】専用のシリコンミトンで、つかむときも安心

    マルチカマ専用ミトン

    ミトン(鍋つかみ)って、ものによっては薄すぎたり、逆に分厚かったり、大きすぎて掴みにくかったりしますよね。

    DXセットには専用のミトンもついているので、サイズ感はもちろん持ったときの熱対策もばっちりでした。

    マルチカマ専用ミトンのグリップ

    指にしっかりフィットするうえに滑り止めもついているので、食卓に運ぶ際にうっかり手が滑ってしまう心配もなし。

    シリコン製なので、汚れてもすぐに丸ごと水洗いできちゃうところも◎。

    【6】収納袋付きで、持ち運びも収納もラク

    マルチカマ本体と専用の収納袋

    DXセットには、専用の収納袋もついています。キャンプへの持ち運びを考えると、傷がつきにくい「袋付き」はありがたいポイントですよね。

    マルチカマを収納袋に入れる様子

    本体のサイズ感は、フタのつまみ部分まで本体幅約21.8cm×高さ約16cm。

    なお、フタのつまみ部分はネジを分解して取り外し可能です。収納時はフタを裏返すことで高さ約10cmに。思っていたよりコンパクトになります!

    炊飯に汁物……こんなに作れちゃう。マルチカマでできること

    マルチカマをイワタニカセットコンロにのせている

    炊く、煮る、揚げる、焼く、炒める、蒸すを、これひとつでこなす万能調理器具「マルチカマ」。

    では、具体的にどんな料理をどれくらい作れるのか? チャレンジしてみました。

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