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「鍋なの?やかんなの?」→正解は“どっちも”。しかも湯切りもできるって、一度使ったら普通の鍋に戻れないよ…(2ページ目)

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【1】「韓国汁なし麺」を作ってみた

韓国麺ブルダックのパッケージ

まずは、冒頭で紹介した韓国で主流の汁なし麺にトライ!

やかん鍋でブルダックを茹でる前の様子

今回作ってみたのは「ブルダック」という韓国のメーカーが作ったインスタントの袋麺です。

韓国料理の「火鶏」がもとになっているそうで、「口から火が出るほど辛い鶏肉の炒め物」なんだとか。

韓国麺の湯切り、計量
この袋麺、辛~い真っ赤なソースがついているんですが、全部入れちゃうとかなり辛かった……

作り方は簡単。麺を5分茹でたら、約50mlだけお湯を残して残りの湯は捨て、添付のソース類を混ぜて仕上げます。

この、微妙に「お湯を残す」工程がいつもなら面倒に感じますが……やかん鍋なら必要なだけお湯をとっておいたりザル不要で湯切りができるのでノンストレスでした! さすが、汁なし麺専用に作られただけあって便利でしたよ。

これは、他の麺を茹でるのにも良さそう! ということで、色々と身近な麺も茹でてみました。

【2】うどんを茹でて「釜たまうどん風」にできる

やかん鍋でうどんを茹でている様子

まず冷凍うどんを「釜たまうどん風」にしたいなと思い、茹でる→湯切り→水を加えて冷やす→水切り……この調理工程をやらないといけないのですが、やかん鍋ひとつでスムーズにできました。湯切りも水切りもラクすぎる!

湯切りの際、わざわざザルを出さなくていいのが本当にいい。

アルミ製の鍋自体が軽いので、たっぷり湯が入った状態でも重くないのが地味に助かります。

【3】パスタの湯切りも余裕

やかん鍋でパスタを茹でている様子

お次はパスタを茹でてみました。参考までに、湯切り穴が隠れるくらいまで水を入れると約800mlです。

写真はひとり分のパスタを茹でているところですが、ちょうどいい大きさでした。

やかん鍋で作ったパスタ

やかんから注ぐようにして湯切りしたあと、そのままパスタソースを和えれば、ちょっと大きめの器としてこのまま食事もできちゃいます。特大のシェラカップといったところでしょうか。

やかん鍋で作ったパスタを鍋のまま食べる

アルミ製でとにかく軽いから、ハンドルを握ってひょいと持ち上げられるので食事もラク。

「取っ手のついた器」感覚で食事が可能なんです。

【4】蕎麦、そうめんの「細麺」も問題なし

やかん鍋でそうめんを茹でている様子

細めの麵だと、さすがに湯切りのときに穴から出ちゃうかな~と不安でしたが……

やかん鍋で茹でたそうめん

細~いそうめんも意外と大丈夫でした。全然出ない……不思議!

麺の湯切りを上手にするポイント

  • 湯切り用の穴から麺が出てくることは、麺の太さに関わらずなかったのですが、傾けすぎると鍋のふちから溢れ出ることも。湯切りの際は念のため菜箸やトングで麺を軽くおさえると、より安心でした!

つまり、ソロキャンパーに嬉しいギアなのでは…?

ソロキャンプ風景

出典:PIXTA

こんなふうに、調理~湯切り(水切り)〜食事までこれひとつで完結する「やかん鍋」。

洗い物も少なくて済むし、とくにソロキャンプシーンでこの使い方、最高では……!

鍋料理もOKです

やかん鍋で鍋料理
中火でコトコト煮るなら、これくらいの湯量でもスープが溢れることはありません

キャンプでは鍋やおでんを作ることもある我が家。というわけで、「鍋」としての機能も試してみることに。

で、気がついたんです。やかん鍋を「鍋」として使うメリットは、おたま不要でスープが注げるってことに……!

鍋のスープを取り皿に注ぐ様子
注ぎ口は幅約5cm

器に鍋のスープを注ぎたいときや、〆に雑炊を作るとき(ごはんを入れる前に)、スープをちょっと減らしたいんだよな~ってシーンありますよね? やかん鍋は、おたま要らずでスープの量を調整可能。

おたまって地味にかさばりますしね……。荷物が減らせるのは嬉しいものです。

鍋料理なら2~3人前ほど作れる容量なので、ファミリーキャンプでもこれがあれば何かと重宝しそう!

しかも、意外とお手入れしやすい

やかん鍋のお手入れ、先端は割りばしが便利

長さ約10cmの注ぎ口の付け根、掃除しにくいかな? と思いましたが、細いブラシや指で簡単に洗浄できました。やかんのように根元が太いの構造なので、思っていたよりお手入れしやすいです。

もしギトギトの油汚れが気になる場合は、割り箸にキッチンペーパーを巻き付けたものでゴシゴシするだけでも汚れは取れましたよ。

フライパンとしても使えたら最高なんだけど……

やかん鍋のフタの裏側アップ

その名の通り、「やかん」「」として万能に使えることがわかった「やかん鍋」。これ、炒め調理にも使えたらもっと便利なんだけどな~と思った筆者。

とはいえ、やかん鍋の素材はアルミ。アルミは軽くて熱伝導が高いというメリットがある反面、油がなじみにくく、焦げやすいデメリットがあります。さぁ、果たして……?!

炒め物はササっと!ならOK

やかんねべで目玉焼きを作った後の状態

油をひき、弱火で約5分、フタを少しだけズラして目玉焼きを焼いてみました。

ちゃんと予熱してから卵を入れたのですが、少しくっついてしまいました……。が、弱火調理だったので黒く焦げ付くことはなかったです。鍋にくっつきにくいウインナーなどを短時間でさっと炒める程度なら使えそうだなと思いました。

ただアルミの性質上、強火で長時間加熱する調理は避けてくださいね!

ここがちょっと気になった

やかん鍋の蓋がずれる様子

蓋と本体がしっかりフィットするタイプではないのと、軽さもあって、持ち運び時は写真のように蓋がズレやすいのが少し気になりました。

なので、なかにカトラリーなどのキッチン小物を詰めて持ち運ぶ際は、水平を保たないと中身がバラバラと出てきてしまうので、あまりおススメしません。キッチンクロスやミトンくらいなら問題なし。

麺好き、ソロキャンパーに激推し。

やかん鍋

立ち位置としては、注ぎ口が付いた雪平鍋といったところ。正直あまり期待していなかったんですが、使ってみたらやかん(湯切り)としても、鍋としても本当に便利でした。

不思議なカタチだけど、麺の湯切りは想像以上にラクだったので、この夏大活躍の予感大……! 麺料理に手放せなくなりそうです。

汁なし麺専用としてだけではなく、キャンプでも家でも使える2WAYクッカーは、とくにソロキャンパーや麺好きさんにイチ押しです。お手頃価格なので、気になったかたはぜひお試しを。

※筆者は楽天で1,490円で購入しました。なお、アウトレットの訳あり品が1,000円前後で販売されていることもあり、ショップによって価格に差があります(なかには3,000円近い商品も…!)。購入前に価格をよく確認するのがおすすめです。

    【訳あり品アウトレット】やかん鍋 18cm

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