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ヘルシー志向で片付け簡単。そんな焼き肉なら最高だよな~

キャンプでも家でも美味しくて盛り上がる焼き肉ですが、後片付けの手間ってけっこうかかりませんか? ギトギトの油は汚れだけでなく、お年頃の方ほど健康面も気になるところではないでしょうか。
いいグリル、あるんです!

諸々の気になる問題をクリアして存分にお肉を堪能できるアイテムが「ヘルシー焼肉グリル」というもの。カセットガス式のコンロにセットして使える鉄板なのですが、鉄板表面に凹凸があり、真ん中には何やら深い溝がありますね。
どうやらこの溝にヘルシーの秘密が隠されているようですが、果たして効果はどうなんでしょうか? お肉大好きながら健康診断の結果も気になる……そんなアラフォーど真ん中の筆者が、罪悪感のない肉活を楽しむべくさっそく使ってみます!
イシガキ産業 ヘルシー焼肉グリル
サイズ | 幅37×奥行26×高さ4.2cm 内径/310x250mm |
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重量 | 960g |
材質 | 本体/アルミニウム合金表面加工 表/フッ素樹脂加工 裏/焼付け塗装 |
高評価レビュー多数!技ありグリルを開封チェック

こちらの「ヘルシー焼肉グリル」は、三重県にあるイシガキ産業という金物や調理器具を専門に扱っているメーカーの製品。国内メーカーでAmazonレビューも高評価多数とあって、信頼性は高そうです。
価格は販売店によって異なりますが、比較的手頃な3,000円前後で手に入るショップが多いのも嬉しいところ!

サイズは幅32×奥行26cmと、ファミリーやグループの焼き肉にちょうど良さそうなちょっと大きめサイズ。アルミニウム合金製で重量は960gと、大きさのわりにはさほど重くはありません。
油が切れる独特な構造がポイント!

グリルを横から見ると、手前と奥から中央に向かってV字に、さらには左から右に向かって二段階で傾斜しているのがわかります。この構造により肉から出た油が鉄板に溜まらず、排出されるという仕組み。
これなら余分な油をしっかり切って、胃もたれも食べすぎた後悔も少なく焼き肉を楽しめそうです!
実際に牛肉と豚肉を焼いてみた

ということで、実際にどのぐらい余分な油を切ることができるのか、ファミリーキャンプで使って効果を確かめてみることにしました。
熱源にはイワタニのカセットガスタイプの七輪「炙りや」を使用。ガス缶部分を覆うこともなく、ジャストフィットしています。
イワタニ 炉ばた焼器 炙りや
サイズ | 幅409×奥行214×高さ134mm |
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重量 | 2.4kg |
材質 | 本体/鋼板(粉体塗装)、焼網/ステンレス(メッキ加工)、串焼きステー/スチール(メッキ加工)、U字バーナー/スチール(メッキ加工)、器具せんつまみ/ABS樹脂 |

まずは牛肉を焼いてみます。いつもならもたれてしまうカルビも今回は楽勝! と思いつつ、家族の要望でまずは脂少なめのミスジでお試しです。

中央にある溝からは肉の油が流れ落ちてくるので、受け皿が必要。溝の下にシェラカップセットしました。これを忘れるとテーブルの上が大惨事になってしまうので注意しましょう。
おっ、ポタポタと垂れてきた!

ほどなくして横から見ると、溝の先端にある穴から湧き水のようにポタポタと油が垂れてきました!
赤身肉のせいか大量に溜まるということにはなりませんでしたが、鉄板上に油が残って冷気で固まるわずらわしさが無かったのは収穫です。
油が垂れてくる様子がこちらなのですが……正直これだけの油ではみなさんの心は動かせない予感。筆者も我ながら若干肩透かしを食らった感はあったので、後日再チャレンジをしてみることにしました。
今度は満を持してのサムギョプサル

次のメニューには、あえて脂多めの豚バラ肉を使うサムギョプサルをチョイスしました。「ヘルシーになりたいなら、肉ばかり食べるのをやめたらいいのでは?」という声も聞こえてきそうですが、油がどれだけ溜まるのかが気になる!
腹ペコの男性4人でシェアするので、カロリーオーバーにはならないはず……と言い聞かせつつ焼いてみます。
今回の熱源はスノーピークの「ギガパワー プレートバーナー」。サイズははみ出すことなくちょうど良い感じでした。
スノーピーク ギガパワープレートバーナー
サイズ | W470×D310×H130mm(ガス容器ホルダー含む) |
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収納時サイズ | W360×D250×H100mm |
重量 | 2.7kg |
材質 | ステンレス・アルミニウム合金・ブラス・スチール |

火をつけてしばらくすると、予想通り肉からは大量の油が……。順調にギトギトしてきたところで、傾斜した溝がいい仕事をしはじめました! 中央に油がどんどん集まっていくのがわかります。

牛肉のときとは違う透明な油が、みるみるシェラカップへ注がれていきます。
普通の鉄板でやっていた今までの焼き肉はこの油も一緒に身体の中に吸い込まれていたのかと思うと、正直ゾッとしてしまいました……。

ひと通り食べ終えてから見てみると、シェラカップにはこんなにたくさんの油が! 食後はかなり満腹ではありましたが、流れ出たこの量の油を見て少しだけ罪悪感が和らいだ気がします。

出典:PIXTA
今回のメニューはサムギョプサルでしたが、他にもハンバーグや鶏モモ肉など油多めの高カロリーメニューのときにも活躍してくれそうです!
洗いやすさはどうか?

セルフ焼肉を楽しんだ後に待っているのは、片付け。満腹の状態でコレを片付けるの、億劫なんですよね。汚れているほど洗うのも面倒ですが、そのあたりはどうでしょうか?