3|600mlペットボトルは4本、350ml缶は8本入る

どちらも600mlペットボトルなら4本、350ml缶は8本収納できました。が、ワークマンはぎゅっと詰め込む感じで、少し窮屈。
コメリは内部空間が0.5Lぶん広いおかげで、ワークマンより余白があるな〜という印象です。

350ml缶を8本入れてみました。余白の違い、わかりますよね!

これらの食材を入れるとワークマンだとフタが閉められなかったものの、コメリならぴったりおさまりました。
コメリはこの余白があるおかげで、飲料をパンパンに詰めても、その上にちょっとした食材を一緒に冷やして持って行きやすいところが絶妙に便利。

近年ブームのネッククーラーのおさまりも◎。正直、飲み物以外も入れるとなるとコメリの方が使いやすい!
4|ソロキャンプならメインクーラーとしても◎


とはいえ、少量の食材を持っていくだけなら、ワークマンも収納力は申し分なしです!
こんなふうにソロキャンプのときはメインクーラーとして活躍してくれますし、アイス専用クーラーとしても有能だなと。

コメリ
どちらも、箱アイスが2箱(スリムなやつ)+小さめの保冷剤が入りましたよ。
5|ステンレス真空二重構造

クーラーで一番気になるのは、保冷力のパワー。コメリは断熱効果の高い真空二層構造で、内瓶と胴部にはステンレス素材が使われています。ワークマンも同じく、ステンレスの真空構造です。
コメリの保冷効力は、4℃±1℃の水を入れて室温20±2°で置いた場合、6時間経っても6.5℃以下をキープするとのこと。一方でワークマンの保冷効力は、4℃±1℃の水を恒温槽内に室温30±2°で置いた場合、6時間後に10℃とあります。
うーん、室温が違うので単純には比較できない……。後ほどしっかり検証してみましょう。

なお、どちらもフタ部分はポリプロピレンで、フタは真空断熱構造になっていません。フタまで断熱性が高かったら、もっとよかったな……!
6|フタの構造に大きな差あり
ふたつを使っていくうちに、フタの構造の違いも大きなポイントと感じました。
コメリのフタは、右に1回ひねるだけで開け閉めできる(ロックできる)至ってシンプルなつくり。
一方でワークマンは、フタを持ち上げるだけで開閉し、ハンドル操作でロックするちょっと特殊な仕様です。

ワークマンのフタはやり方が独特なので最初は戸惑いましたが、慣れたらラク……ではありますが、ここで落とし穴。
ハンドルでロックする構造ゆえに、落下などでハンドルを壊してしまうとフタをロックできなくなるので、その点は注意が必要です。

コメリ、ワークマンともにフタ裏にはパッキン付き。密閉度は高いものの、多少の水漏れはしてしまうので、横倒しにならないようにするのが吉。
7|底面に滑り止めがある

どちらもつるっとしたステンレスボディですが、底面には滑り止めが付いています。テーブルの上などで倒しにくいところが気の利いたポイント。
8|価格差は480円

気になる価格は、コメリが3,980円で、ワークマンが3,500円。単純に考えると、コメリは氷などを直入れできる利点があり、ワークマンは480円安い強みがあるといえます。
ただし、クーラーアイテムなるもの肝心なのは保冷力。というわけで、暑い日に屋外で検証していきます!
詳しいスペック比較はこちらで
| メーカー名 | コメリ | ワークマン |
| 製品名 | アウトドアアイスストレージ5.5L![]() | ラウンド真空ハイブリッドコンテナ![]() |
| 価格 | ¥3,980(税込) | ¥3,500(税込) |
| 材質 | 本体:ステンレス鋼 | 本体:ステンレス鋼 |
| 容量 | 5.5L 500mlペットボトル4本 | 5.0L 500mlペットボトル4本 |
| 重さ(筆者実測) | 約1,760g | 約1,750g |
| サイズ | 内寸:約幅16cm×奥行16cm×高さ26.5cm | 内寸:直径約15cm×高さ約27cm |
| メーカー公表の保冷効力 | 6時間後 6.5°C以下 ※室温20±2°C | 6時間後 10°C ※室温30±2°C |
| カラー展開 | 1色 | 3色 |
| その他 | 食品衛生法に準拠しているため、直接飲料や氷、食料を入れてもいい | 直接、飲料や氷、食料を入れてはいけない |
| 〃 | 保冷を目的としている | 保冷・保温OK |
【気温30度超え】温度変化を調べてみたら…

というわけで、肝心要の保冷力を検証するべく、最高気温33度の真夏日に同じペットボトルを3本用意。各クーラーボックスへ入れます。
それをあえて直射日光があたる場所に2時間置いて、温度変化を比べてみました。なお、保冷剤は入れていません。(長時間の検証ができれば良かったのですが、時間の都合で断念)


