これぞオニヤンマグッズの真髄「KOYANMA」

蚊やハエ、アブなど、キャンプ中に出会うイヤ〜な虫たち。そのお悩み解消に一役買うものとして、これら害虫の天敵、オニヤンマを模した虫よけグッズの存在が挙げられます。
今回ご紹介する「KOYANMA」はそうした忌避製品のひとつですが、なんと緻密なパラコード編みで作られています。
翅(はね)ないんだけど…大丈夫そう?

「KOYANMA」は、オニヤンマ特有の黄色と黒の模様を編み目で表し、眼の部分はブルーグリーンの結び目で表現。翅(はね)は付いていません。いわば、オニヤンマらしいところだけを抽出した形です。
でも、翅がなく眼と胴体だけのオニヤンマってどうなの……? その実力を試すべく早速手に入れ、キャンプや自宅で使ってみました。
ニューカレントワークス KOYANMA
サイズ | 全長約14cm |
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素材 | パラコード(ポリエステル) |
耐荷重 | パラコード/約250kg |
付属品 | カラビナ |
キャンプ中、テントとタープに吊り下げてみた

「KOYANMA」は金属製の輪に編み付けられています。頭から尻尾までの長さは約12.5cm、幅約2cm。本物のオニヤンマに比べると太めですが、この迫力はしっかり害虫の目に留まりそうです。
長さ約6cmのカラビナが付属しているので、輪っかとカラビナどちらでも吊り下げ可能。
ドームテントの出入口に吊り下げる

ぶっちゃけ害虫に一番入ってきて欲しくないのはテントの中。朝のうちや夕方など、害虫がよく飛び交う時間帯は、「KOYANMA」をテントインナーの入口に下げました。
テントのキャノピーに下げると…確かにいつもより虫が来ない

設営中から蚊やハエ、鬱陶しい羽虫の類が多数飛んでいたので、さっそく「KOYANMA」を軒先に吊り下げてみます。2匹購入したので、もう1匹はテントのキャノピーを展開した先に引っ掛けました。
これで万全! とテントのキャノピー下にチェアを置いて過ごしてみると、たしかに顔の周りにまとわりついてくる小さな虫が少ない気がします。併用した蚊取り線香の効果かもしれませんが……。
遠目でもハッキリわかる黄色と黒のまだら模様が、効果あるのかも

日差しの強い昼間は、「KOYANMA」2匹を従えて風のよく通るタープ下に居場所を変更。日中はタープのメインロープで仕事をしてもらいましょう。
黄色と黒のまだら模様が遠目にもはっきりと分かります。「KOYANMA」が風に揺れているのを見ると、番犬ならぬ“番虫”にしっかり守ってもらっている安心感があります。
なんと!本物のトンボ来訪

タープに「KOYANMA」を設置してから約1時間。なんと、本物のトンボが次々と側にやってきました。これは思わぬ助っ人です!
仲間と思って寄ってきたのでしょうか? 2匹の「KOYANMA」とともに生きたトンボが寄ってきてくれれば、害虫も近付きづらいというものです。
さっそくなかなかに効果を実感できた「KOYANMA」ですが、本家(と思われる)オニヤンマ君と比べて使いやすいポイントも発見しましたよ。
吊り下げて歩いても、そこまでギョッとしないのがイイ
キャンプエプロンに付けても、違和感無くないですか…?

食事の支度や片付け、散歩など動くときは「KOYANMA」1匹のエスコート付き。キャンプエプロンのループにカラビナで引っ掛けました。
モロに虫の見た目ではない分違和感が少ないのと、細身で翅がないため邪魔にならず、ロープ製で柔軟性があるので身に付けやすいのも良かったです。
キーホルダー感覚でバックパックにも付けられる

翅や目玉がついたリアルなオニヤンマの模型を、大人がカバンにつけて外を歩くのはちょっと憚られる場合も。「KOYANMA」なら一見して昆虫には見えず、なおかつ害虫には睨みを効かせる色模様。
普段外出に使っているバックパックに下げてみました。大型で引っ掛けやすいカラビナが便利です。
そしてこの「KOYANMA」、単なる虫よけ以上の働きをしてくれることが判明。お次は、その目からウロコの活用法をご紹介しましょう!