キャンプで使うなら、やっぱりペグ打ち専用のハンマーが一番!
ハンマーはワークマンやホームセンターでも販売されていますが、それはキャンプ用ではありません。決して使えないわけではありませんが、ペグ打ち専用のハンマーには使い勝手で劣ります。
アウトドアブランドのハンマーは便利である反面、そうでないものと比べるとやや高価。予算が限られている場合は、工具メーカーから販売されている1,000〜2,000円程度のものでも大丈夫です。
いずれにしても、信頼できるメーカー・ブランドの製品を選びましょう!
この記事で紹介するハンマー
ハンマーの選び方は4つのポイントに注目!
キャンプ用のハンマーを購入する際は、以下の4つのポイントに注目! 実際に使用している様子をイメージすることで、失敗のない買い物ができますよ!
ヘッドの素材は金属・プラスチック・ゴムの3種類
素材 | 金属 | プラスチック | ゴム |
外観 | ![]() | ![]() | ![]() |
メリット | ●強度・耐久性が高い ●打撃のパワーが強い | ●ペグを傷つけない ●ヘッド交換可能な製品も多い | ●ペグを傷つけない ●ペグを打つ音が静か |
デメリット | ●ペグが傷つきやすい | ●打撃のパワーは弱め | ●使用による劣化が早い |
キャンプ用として販売されているハンマーは、金属製のヘッドを採用しているものが大多数。
ただし、どの素材も一長一短のため、それぞれのメリット・デメリットを比較して選びましょう。3種類すべての使用感を、実際に確かめてみるのがベストです!
■銅や真鍮のパーツを装備しているハンマーもおすすめ!
金属製のハンマーのなかには、ヘッドに銅や真鍮のパーツを採用している製品も。銅・真鍮は、鉄やステンレスよりやわらかい金属であり、以下のような特徴があります。
■「ショックレスハンマー」というタイプも便利
ショックレスハンマーは、内部に細かい鉄球が無数に入っているハンマー。ショックを吸収するとともに、打撃力を上げる仕組みです。
ショックレスハンマーは便利な反面、樹脂製のため耐久性はそこまで高くありません。
長年使い続けられる金属製のハンマーとは対照的に、ボロボロになったら買い替えるのが基本です。どちらが自分に合っているかを考えてみましょう。
ハンドルの素材・形状もさまざま!好みにあわせて選ぼう
ハンドル(柄)の素材・形状も、製品によってまったく異なります。それぞれの特徴を押さえ、自分にとって理想的な素材を選びましょう。
素材 | 金属製 | 木製 | グラスファイバー製 |
外観 | ![]() | ![]() | ![]() |
特徴 | ●汚れにくい ●強度・耐久性に優れる ●ハンドル自体を細く作れる | ●ショックを吸収する ●使い込むほど味が出る ●天然素材ならではの風合い | ●軽くて丈夫 ●ショックを吸収する ●目立つカラーの製品も |
素材のほかに、ハンドルの形状にも注目しましょう。ストレート形状のものは収納しやすく、湾曲しているものはペグを打ち込みやすいのがメリットです。
見た目の好みも含め、使いやすそうなタイプを選びましょう。
ペグ抜きがあると便利!形状にも注目しよう
キャンプ用のハンマーとそうでないものの大きな違いは、ペグ抜きの有無です。固い地面に深く刺さったペグを、手で引っこ抜くのは困難。ハンマーにペグ抜きが備わっていれば、ほんの数秒で簡単に抜けます。
そして、ペグ抜きの形状は製品によってさまざま。いずれのメーカーのハンマーも、自社が販売するペグに最適化していることが多いため、ペグとハンマーのメーカーを揃えるのがおすすめです。
軽量・コンパクトなハンマーもある!しかしデメリットも……
ハンマー自体の重量も大切なポイント。軽さやコンパクトさにこだわっているハンマーは、キャンプへ持っていく装備を軽量化したい方におすすめです。
軽量なテントを使用している場合は特に、ハンマーも軽いものを選びましょう!
ただし単純に「軽ければいい」というわけではありません。携帯性に優れている反面、パワー不足や耐久性の不足を感じる可能性もあります。
「ペグの打ちやすさで選ぶなら、ある程度重めのハンマー。携帯性を重視するなら、軽くてコンパクトなハンマー」。このように覚えておきましょう。
ハンマーの選び方はこれで完璧!ここからは、おすすめのハンマーをまとめてご紹介します。ここまでの解説を参考に、お気に入りの1本を見つけてください!
アウトドアブランドのハンマーおすすめ10選|道具にこだわる方に
まずはアウトドアブランドのハンマーをピックアップ! 信頼できるメーカーのアイテムだけを厳選しています。
コスパ重視のハンマーのおすすめ6選|安く済ませたい方に
見た目や機能性にそこまでこだわらないのであれば、ホームセンターで扱っているようなハンマーもおすすめです。低予算で買える、コストパフォーマンス優秀なアイテムをご紹介します。
トラスコ ウレタンショックレスハンマー #1
●重量:520g
●素材:ポリウレタン、熱可塑性加硫エラストマー
キャンプの必需品だからこそ、こだわりの1本を!
テントやタープを使うのであれば、ハンマーはどうしても必要なアイテム。ホームセンターで安いハンマーを買うのもいいですが、キャンプ専用のハンマーのほうが便利なうえに、使っていて気持ちがいいものです。
もちろん予算の都合にあわせて、低価格なハンマーを選ぶのもアリ。自分がもつこだわりの強さと予算のバランスを考えつつ、最良の1本を手に入れましょう!