LINE公式アカウント 最新のアウトドア情報をチェック! 友だち追加はこちら

「買う前に知りたかった…」車中泊・キャンプに適したクルマの選び方。プロが薦めるおすすめのクルマは?(3ページ目)

【まとめ】車中泊・キャンプに最適なクルマとは?

ここまで、車中泊・キャンプに最適なクルマをボディタイプ別にご紹介してきました。種類が多く、要点がやや散漫になったかもしれません。

そこで最後に、筆者なりの“定義”として、車中泊・キャンプに適したクルマをまとめます。

車中泊に最適なクルマとは?

車中泊・キャンプに最適なクルマとは?
日産「キャラバン MYROOM」。日産が”新たな車中泊のカタチを提案するモデル”として開発、販売している。(画像:日産)

車中泊に最適なクルマを「布団を敷いて、フロアの段差や傾斜が気にならず、脚を伸ばして寝られるクルマ」 と定義します。

この条件に合う車種としては、ミニバン、コンパクトミニバン(5人乗り)、商用バン、軽バン、と多岐にわたります。SUVは、車種やグレードによって条件を満たすかどうかが異なります。

キャンプに最適なクルマとは?

やはり、SUVはキャンプに最適なクルマです。どんなSUVでも、キャンプサイトで映えますよね。

SUVのスタイルと積載性の高さは、アウトドアシーンにぴったりです。

車中泊・キャンプに最適なクルマとは?
SUVとステーションワゴンのクロスオーバータイプのトヨタ「クラウン エステート」は、後席折りたたみ時に長さ2mの完全フルフラットスペースを生み出す新機構「ラゲージルーム拡張ボード」をトヨタとして初めて装備している。

とはいえ、「どんなクルマでもキャンプは楽しめる!」と筆者はお伝えしたい。

車高が極端に低いスポーツカーなど一部の例外がありますが、ほとんどのクルマは、ほとんどのキャンプサイトまでアプローチできます。ただし、一部のキャンプ場では、特定の車種に対して乗り入れ制限を設けている場合がありますので注意してください。

クルマとアウトドアの識者、筆者が選ぶ1台はこれだ!

それでは、最後に。

これまでのポイントをすべて踏まえて、また、筆者の実体験と独自視点に基づいて、「車中泊・キャンプの両方に最適」そして「日常使いにも適した」欲張りな1台を現行モデルから、1台を厳選してご紹介します。

ホンダ フリード CROSSTAR e:HEV 5人乗り

本気でおすすめしたい1台はこちら。

車中泊・キャンプに最適なクルマとは?
ホンダ フリード CROSSTAR(クロスター) e:HEV 5人乗り

筆者は実際に、このクルマをホンダから借りて車中泊を体験。500km以上を走行して検証しました。

筆者が体感した主なポイントは以下の通りです。

・身長180cmの筆者が脚を伸ばして寝られる
・布団を敷けば段差(約2.5cm)は気にならず、傾斜もほぼなし
・荷室が広く、積載力に優れる
・シートアレンジが簡単
・e:HEVの加速性能が優秀
・ハンドリングが軽快で安定性も良好
・乗り心地が快適
・燃費性能も高い
・運転支援システム「ホンダセンシング」が熟成されており、長距離でも疲れにくい

車中泊・キャンプに最適なクルマとは?
冒頭紹介したこの画像は、フリード クロスターでした!

前述しましたが、フリード クロスターには2列5人乗り3列6人乗りの2タイプがあります。車中泊に適しているのは5人乗りモデル。後席がダイブダウン&座面が回転し、シート間の隙間を埋めることでフラットなフロアが実現します。

フリード クロスター e:HEV 5人乗りの車両価格は、FF(前輪駆動)が332万7500円、4WDが355万8500円。

ミドルクラスミニバンよりも安くてコンパクトで、車中泊・キャンプ・日常生活の足とマルチに対応できるクルマをお探しの方は、特に検討していただきたい1台です。

筆者が、フィットクロスターで実際に車中泊して検証した様子や、走行した感想などをもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記の動画をご覧ください!

※本記事の情報は、2025年5月時点のものです。価格はすべて消費税を含みます。
※画像:特記事項がない画像は筆者撮影。

✔こちらの記事もおすすめ!

3 / 3ページ