物価高を完全無視した高コスパテーブル

物価が上がり続けている昨今、趣味であるキャンプであっても出費を抑えたいのが本音。そんな世の中に逆行して登場したのがダイソーのアウトドアミニテーブル。なんと価格は770円!
ミニテーブルを大手通販サイトで見ても1,000円〜2,000円台のものが多く、圧倒的な安さであることは間違いありません。
ただし、使い物にならなければ意味がない! ということでアレコレ使ってみました。
「アウトドアミニテーブル」のディテールをチェック!
基本スペック

アウトドアミニテーブルは、表面をエポキシポリエステル塗装したスチール製。脚部までブラックカラーで統一されています。
使用サイズは幅30.6×奥行き24.5×高さ7.8cm。収納サイズが30.6cm×11.3cm×厚み2cm。天板はA4サイズとほぼ同じ大きさです。
これ、実はSOTOの名品「フィールドホッパー」とほぼ同等サイズなんです。
SOTO フィールドホッパー
使用時サイズ | 幅297×奥行210×高さ78mm |
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収納サイズ | 幅297×奥行110×高さ 19mm |
重量 | 約395g |
材質 | 天板:アルミニウム スタンド:ステンレス 専用収納ケース本体・ひも:ナイロン ひも留め:樹脂 |
耐荷重 | 3kg |

本体の重さは実測で444g。500mLのペットボトル飲料とほぼ同じくらいの重さで、「フィールドホッパー」の395gと比べても大差はありません。
耐荷重は3kgで「フィールドホッパー」と同スペックです。

(左)SOTO「フィールドホッパーマットブラック」(右)ダイソー「アウトドアミニテーブル」
並べてみるとご覧の通り。サイズ感こそほぼ同じものの、それ以外の細部のクオリティは価格なりに違いがあります。
フィールドホッパーは、ワンアクションで設置・収納ができたり、物が滑り落ちないように天板のフチが立ち上がっていたり、収納ケースが付属していたり……と完成系のテーブルなんですよね。
でも価格差は何倍にもなるため、ミニテーブルを探していた方にとっては、ダイソーのものもいい選択肢になりそうです。
組み立て簡単!

シンプルな構造で天板を開き、脚を開けば完成。脚のロック機能などはないので、展開した際にグラつきがないかしっかりと確認しておきましょう。
組み立ての手間がなく一見メリットなのですが、実はここが欠点なんです。というのも……
【欠点】ロック機能なし。天板・脚を固定できない

展開した後も片手で持つとこのように天板が折れてしまう構造なので、移動の際は要注意。
両手で天板を持ったとしても脚が少し閉じてしまうので、細心の注意を払いましょう。
記事の後半でこの欠点を払拭するアレンジ方法をご紹介しています!
使用上の注意点

オンラインページにも記載はありますが、よーく見てみるといくつか注意点もありました。
- ・加熱した調理器具を直接置かないでください
・火や熱源のそばに置かないでください
せっかくのスチール製ということで熱いものを直置きできるかな? と期待しましたが、加熱した調理器具は置かないでくださいとの表記が。
少しガッカリしながらも、自己責任の上で使い倒してみました。
果たして使えるテーブルなのか?
ソロ用テーブルとして

まずはソロキャンプ用のテーブルとして使ってみましたが、クッカーなどを2〜3つ置けるので、ソロには十分なサイズでした。少し広めに使いたい方はテーブル2台持ちもいいと思います!

テーブルの上でお湯を沸かしてみましたが、熱の影響は特にありませんでした。
スタンドとしても◎

収納ボックスなどのスタンドとしてもちょうどいいサイズ。
なんとWHATNOTの「ワンタッチバケット」と相性抜群で底面がピッタリフィット! 中にギアも詰めていたので重さのある状態でしたが、問題なく使用できました。

アウトドアミニテーブルの上に置いているのは、岩谷のカセットガス炊飯器。本体重量5kgで耐荷重を超えていますが、問題ありませんでした(あくまで自己責任の上で使用しています)
テントの隅、傾斜のついているデッドスペースにも便利!
写真のようなちょっとした空間にも、高さ7.8cmの「アウトドアミニテーブル」なら設置できます。居住空間を無駄なく使えるスタンドとして、ソロ・ファミリー共にひとつ持っておくと重宝しますよ。

テーブル下も有効活用できました。コンパクトだからこそ、どこでも使いやすいアイテムです。
風除けとしても活躍!

使っていて、ひらめいた使い方がこちら! 撮影日に風防を持ち合わせておらず、緊急的に風除けとして使いましたが効果アリ。もちろん熱源の近づけすぎや、風の強さ次第では倒れやすいのでご注意ください。
あくまでも緊急的にこんな使い方ができたなぁ〜と覚えておくと助かるときが来るかも。