ハンガーラックを使わずに吊り下げてみた
落枝でラックを作ってみた

落枝を利用し、ハンガーラックを自作してみました。なかなかかっこいいと思いますし、当製品以外にもナイフやランタンを吊り下げれば、画になるのではないでしょうか。
筆者のサイトには大きめのテーブルやランタンスタンドがあるのでチグハグな印象ですが、ブッシュクラフトをやる武骨キャンパーならいい感じに決まると思います。
木を使用してパラコードで……

樹木同士をパラコードで繋いで吊り下げてみました。乗り入れできるサイトなら、一方はクルマに結びつけてもいいですね。樹木がない場合でも、クルマとタープポールを利用できると思います。
設置の手間とロープワークは必要となりますが、なかなかいい雰囲気ではないでしょうか。
テーブルサイドという手も!?

ファミリーキャンプで使っているハイテーブルに吊り下げてみました。食卓の横にカトラリー類を設置できるのですから、間違いなく便利に使えそうです。
ただ一番下のポーチは地面のすぐ近くなので、モノの出し入れに若干のフィジカル負担があるかも……。しかしこの吊り下げ方は、かなりアリでしょう。
幕内に吊るしてもよさそう

幕内に吊るす手もあると思います。筆者の軍幕では悪ふざけにしか見えませんが、これが側面の立ったテントやスクリーンタープだったら……。スタック式のラックのさらに上、空中に収納スペースを誕生させることができます。
クルマの中で小物を整理

クルマの中に吊るしてみました。室内にポールを渡してある場合は、もっとスマートに吊り下げることができますね。車中泊できっと重宝すると思いますが、いかがでしょうか? S字フック等、何ら工夫が必要ないのも嬉しいところです。
調理器具&カトラリー以外を収納してみた
それでは次に「何を収納するか」を模索していきたいと思います。収納に悩むほどの調理器具を持っていない場合でも、いろいろと便利に使えそうでしたよ。
ごちゃついた小物ギアをひとまとめに

こちらはキャンプをする前から持っていた、筆者の小物バッグです。ナイフやライターに始まり、キャンプ年数を重ねるごとに収納物が増えてきました。今ではLEDランタンだけでも4つあり、パンパンかつ中身ごちゃごちゃです。

それがシェフズロールでこの通り。すっきりと整理整頓することができました。
チェアに座った状態で手の届く場所に吊り下げられたら、こんなにいいことはありません。というか別に吊り下げられなくても構わない……そう思える整理整頓っぷりでした。
保存食も、たっぷりと収納できた

キャンプでは、つねに食を失う危険と隣合わせ。ステーキ肉を落としたり炊飯に失敗したり……保存食のお世話になるシーンが必ずあります。
そこで試してみたのが、即席麺や乾麺、缶詰などの収納。袋麺×2をはじめ、パスタや蕎麦などたっぷりと入れることができました。サイトのキッチンスペースに吊り下げれば、パントリーとして活用できます。

ついつい大量の食品を入れてしまったので、ひょっとしたらロールできないかも……と不安になりましたが、まったく問題ありませんでした。内部にはまだ余裕があることが、ベルトの余り方でわかります。
お泊りセットにちょうどいいかも!

こちらは筆者がキャンプに持っていく、タオルや着替えや洗面用具です。こうしたお泊りセットをひとまとめにできるスマートな収納ギアを持っておらず、この状態になりました。

シェフズロールに入れてみたところ、見事に入り切りました! タオルにTシャツに下着類、そして洗面用具……と一泊分の準備に不足はありません。メッシュ部分が多いので、もともと着替えの収納に向いている収納ギアなんですよね。
まあ着替えまでは入れなくとも、タオルや衛生用品をいつでも取り出せるよう、幕内に吊るしておくのはアリだと思います。

さらにキャンプ場の水場に行くときなど、ポーチだけを取り外して向かうことが可能です。これはシェフズロールを使う大きなメリットですね。
ただし面ファスナーはそこそこ強力なので、取り外しが億劫になる可能性があるかもしれません。
気になった点がひとつだけ
吊り下げ時の取り出しには注意が必要

吊り下げた状態でモノの出し入れをできるのが当製品の特長ですが、勢いよくファスナーを開けると、中身が落ちてしまいがちでした。特に真ん中のメッシュポーチは要注意で、慎重さが求められます。

ファスナーの走っている位置は各ポーチの中央なんですが、もうちょっと上方向にずらしてもらえると嬉しかったですね。しかし手のひらで支えながら慎重に開ければ、特に問題ありません。
ハンガーラックを持ってなくてもアリでは?

というわけでオレゴニアンの注目ギア、シェフズロールの使用方法をいろいろと探ってみました。「ハンガーラックを持っている+調理器具を入れたい」というキャンパーに向けたアイテムではありますが、そうでなくても使い道はありました。個人的には保存食の収納が嬉しいと感じましたね。

出典:Instagram by @standard_point
この記事を読んで、収納したい小物が思い浮かんだキャンパーはぜひチェックしてみてください。作りがいちいちしっかりしていて、長く使えそうなのも高ポイントでしたよ。
オレゴニアンキャンパー シェフズロール
| サイズ | 幅30 × 長さ54cm(オープン時) |
|---|---|
| 素材 | 本体 / TP-700 POLYESTER(ポリエステル) |
その他、併用できるアイテムはこちら
オレゴニアンキャンパー バーチカルポケット
| サイズ | 開口部直径:13cm×高さ18cm |
|---|
オレゴニアンキャンパー キャンプシェルフ
| サイズ | 24×30×高さ55cm |
|---|---|
| 収納時サイズ | 24×30×厚さ8cm |
| 素材 | 本体:600D POLYESTER(ポリエステル) メッシュ: POLYESTER(ポリエステル) 天板・底板:セミハード仕様(EVA) |



