記事中画像撮影:筆者
ワイ、「ちゃんと加熱」する燻製がしたいんよ…

ここ近年、シェラカップなどに煙だけを閉じ込め、食材やお酒に燻製風の香り付けができるアイテムを見かけます。バーなんかでもそういう演出が増えましたね。
でも、これらはいずれも食材を加熱しない、いわゆる「冷燻」。
かつ、本来の「冷燻」は完成に5時間以上は必要なので、あくまで雰囲気だけの”燻製風”です。

さらに、そもそもの「燻製」にはある程度の温度が必要で、加熱する温度によって「温燻」と「熱燻」に分かれます。いずれにせよ、前述の”燻製風”とは味も香りも大きく異なります。
筆者は燻製が大好物で、あれこれ試してきましたが、本格的な「熱燻」では燻製器を本体ごと加熱する必要があり、熱源など装備も大がかりに。
「手軽にサクッと」とは言い難く、キャンプ自体を楽しむ余裕がないのが悩みで……。

メスティンやクッカー内に網を置いて代用すれば、少量の燻製をより手軽に作ることも可能。ですが、どうしても空焚き状態になり、調理器具が痛むリスクが高いんです。
めちゃ手軽な本格派があった!

長年そんなお悩みを抱えていた筆者ですが、最近、鉄工所の職人さんが手掛ける、鋼板商事「BAKECO SMOKER」なるアイテムを発見!
こちら、手のひらサイズなのに、食材に火が通った本格派の燻製が作れるそう。
しかもその小ささゆえ、本体を加熱せずとも、スモークウッドを燃やす熱だけで燻製ができるらしく、ほったらかしでも極上のツマミが完成する予感……。
というワケで、今回はこちらをレビューしてみます!
鋼板商事株式会社 BAKECO SMOKER
サイズ | φ114×H163mm |
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重量 | 約217g |
材質 | 本体:亜鉛板、中アミ:ステンレス、ツマミ:フェノール樹脂 |