早速、キャンプで使ってみた!
まずは冷凍肉を解凍してみると…

何といっても、気になるのは解凍プレートの底力。
今回は、分厚い角煮用の豚バラブロック肉(冷凍)を2つ購入。これらをクーラーBOXから取り出してすぐ、解凍プレートと普通のまな板にそれぞれ乗せ、解凍速度を比較してみます。

イキナリ驚いたのが、「4WAYまな板」のほうは、乗せた瞬間に水分が出てきたこと!
いわゆるドリップではなく、表面の霜が溶けているようでした。熱伝導で、肉表面の熱を奪っているんでしょうね。

その後、気温20℃の曇天の中で1時間ほど放置。どちらも表面は解凍が進んでいるのが目視できていましたが、しっかり芯まで解凍されていたのは「4WAYまな板」の方のみでした。
金属製の「解凍プレート」による解凍、思った以上にちゃんと効果ありますね。
シャープナーで包丁を研いでみる

肉の解凍が終わったところで、いったん肉をどけてまな板を洗い、今度はシャープナーで包丁を研いでみます。
ただ、研ぐときは、まな板を垂直に立てる必要があり、切っている途中に切れ味の悪さに気づいたという場合、いったん食材を全て移動させる手間が生じることに気付きました。
なので、この「4WAYまな板」を使うときには、事前に研ぐクセをつけるといいのかも。
研いだ包丁で食材をカット

シャープナーで研いだ包丁は気持ちよく切れ味UP! 角煮用の肉もいい感じに切れますね。
まな板としては、やはりサイズが少し小さめだと感じる部分もありますが、キャンプ用ならば、こんなもんかと割り切れるレベルです。
小さなすりおろし部も実用的!

お次は、ニンニクを「すりおろし部」ですりおろしてみました。こちらもやはり、薬味用程度の小ささですが、小気味よくすりおろせてかなり実用的です。
1つだけ注意したいのが、この後に、まな板で他の食材を切るとき。全体のサイズが小さいため、おろし残りが食材にくっつきそうになってしまうことが。
食材を先にカットするか、まな板エリアから食材がはみ出さないよう気をつけましょう。
気になるところもなくはない
多機能だが、使う順番は熟考すべし

4WAYと多機能なのは、確かに便利なんですが……。どれも同時には使えないので、調理の段取りをよく考えないと、非常に面倒なことに。
例えば、解凍中は他の機能が一切使えないので、先に他の工程を進めることはできず、ただ待つほかありません。また、包丁研ぎも、前述のとおり食材カット前におこなう必要が。
UL派には向かない

普通のまな板と比較すると、厚みは3倍ぐらいあります。さらに金属入りのため、約490gとサイズの小ささに反してなかなかの重さです。
オートキャンプでは大した差ではないでしょうが、多機能で装備が減るといえど、UL派にはメリットが少ない気がします。
熱湯消毒はNG

まな板部分のポリプロピレン樹脂は耐熱温度90度まで。「熱湯消毒は避けるように」とあります。キャンプ時の消毒はもっぱら除菌シートに頼る感じになりそうですね。
自宅で使う場合も、同じ理由で食洗機には対応していないので注意が必要です。
キャンプのまな板は、もうコレ1つでOK!

ガッチリ&しっかりという質感で、しかも多機能な「4WAYまな板」。
オートキャンプであれば、このまな板1つあれば十分でしょう。まず問題なく調理のあらゆるシーンに対応できると思います。
解凍・シャープナー・すりおろし、どれも、他のツールで代用が難しい機能ばかり。普段からこのまな板を導入しておけば、不意のピンチにも頼りになりそうですね!
ニトリ 解凍プレートシャープナー付きまな板 M
| サイズ | 縦310×横210×厚さ10mm |
|---|---|
| 重量 | 約490g |
| 材質 | 本体:ポリプロピレン(耐熱温度:90℃ 耐冷温度:-30℃) 解凍プレート:アルミニウム合金(焼き付け塗装) すべり止め:熱可塑性エラストマー(耐熱温度:90℃ 耐冷温度:-30℃) シャープナー:セラミック |



