卓上にちょうどいい炭火焼きコンロを求めて…

こちらは筆者がキャンプ場で晩酌したときの様子。ONOEの「火消しつぼになる七輪」を使って、炭火焼きを楽しんでいます。この七輪はマルチに使える超有能アイテムなんですが、卓上で使いたい場合には少々大きいんですよね。
そこで卓上にちょうどいい炭火焼きコンロを探していたところ、面白い製品を見つけました。

出典:尾上製作所
それがこちら、ONOEの「ミニ鋳物コンロ」です。同ブランドの定番コンロ「鉄鋳物こんろ角型」をミニサイズにしたような製品で、飾り気のない無骨な佇まいが魅力的。
また単なる炭火焼きコンロではなく、便利そうなギミックも備えていました。
財布にやさしい価格で購入!

さっそく購入してみました。定価は5,984円ですが、筆者はAmazonで3,500円(購入当時)で入手。
現在(2025年5月時点)はAmazonも4,000円台に上がっているようなので、たまたまラッキーなタイミングだったのかもしれません。
製品は左のグリル(焼き網)と本体で構成されます。
尾上製作所 ミニ鋳物コンロ
サイズ | ■組立サイズ(約)W×D×H:255×135×110mm ■収納サイズ(約)W×D×H:255×135×110mm |
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重量(約) | 2.8kg |
実物をじっくり見てみた
サイズと重さはどんな感じ?

グリルを乗せた各サイズは画像の通り。長辺は取っ手まで含めた数値で、グリルだけなら20cmちょっと。
長方形であることもあり、メスティンをふたまわりほど大きくしたようなサイズ感です(これ伏線です)。

重さは約2.8kgとなかなかの重量級。片手でひょいと持ち上げたくなるサイズですが、そうはいきません。
その分どっしりと安定してくれるので、調理中はメリットとして感じられるでしょう。この重さは鋳物の魅力でもありますね。
どんな工夫が込められてる?

本体は片方にガバッと穴が空けられています。ここから空気を送ったり炭をアレコレしたりできるのですが、なにぶん全体的にミニサイズなので、炭いじりをするには窮屈かもしれません。

底面は波打っています。これは炭をある程度ホールドすると同時に、空気を通りやすくする役割があります。

両サイドには空気穴が。ほどよい通気性が期待できる穴です。気取っていないシンプルさがたまりません。

底の四隅には突起があり、脚になっています。これにより多少は設置面への熱ダメージが軽減されると思いますが、燃焼中は全体が容赦なく熱くなるので、ウッド天板のテーブルでは使わない方が無難でしょう。

グリルを乗せる位置は決まっていて、グリルの下面にある突起が、くぼみにはまるようになっています。食材を動かす際、グリルが横ズレすることはなさそうです。

グリルは厚さ5mmほどもあり、スリット付きの鉄板として成立しそうな存在感があります。蓄熱性たっぷりで、食材をムラなく焼くことができそうですね。
あのクッカーがぴったりはまる!

本体の内側、炭の燃焼スペースには4本の柱が確認できました。これはいったい何でしょうか?

答えは、メスティンのゴトクとなる柱でした。そう本製品には、メスティンをぴたりと設置することができるんです。
トランギア メスティン TR-210
サイズ | 16.5×9.0×6.5cm |
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重量 | 160g |

内寸というか、メスティン用の寸法はこの通り。トランギアのメスティンはもちろんのこと、ダイソーのメスティン(1.5合サイズ)も問題なく収まります。ダイソーメスティンの1合サイズもギリギリ乗りそうですが、安定性には不安が残るでしょう。