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【詳細レビュー】待望の復刻!最新「サーカスTC+ チムニーウォール」が劇的進化を遂げていた…(2ページ目)

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チムニーホールから煙突を出してみよう!

フラッシングキットか三重煙突か

サーカスTC+ チムニーウォール

出典:tent-Mark DESIGN *「フラッシングキット」使用時

「サーカスTC+ チムニーウォール」は、同ブランドの外吸気式薪ストーブ専用。さらに、使用時には、その薪ストーブの取扱説明書に記載の使用方法を遵守するよう注意書きが。

そして、今回セットでお借りした「陽だまりストーブ」の取扱説明書では、別売りオプションの「フラッシングキット」の併用が強く推奨されていました。

ですが、「フラッシングキット」の装着時には、煙突穴に加え、別途ネジ留め用の穴もいくつか開ける必要があり、なかなかハードルは高め。

サーカスTC+ チムニーウォール

出典:tent-Mark DESIGN *「三重煙突」使用時

そこで、「サーカスTC+ チムニーウォール」の公式ページをよく見ると、「三重煙突ならシートのみで使用可能」との記載が。

なので今回は、同じく別売りオプションの、この「三重煙突」を装着することに。ただし、三重煙突の上部は熱くなりやすいため、設置時の高さには要注意です。

サーカスTC+ チムニーウォール

なお、ネジ留めの手間はないけれど、「三重煙突」もゴツさは半端なく、重量も1.7kg

また、斜め45度などに設置できる「フラッシングキット」と異なり、煙突を垂直(真上)にしか出せないし、ネジ留めしない分、ロープでの固定などもより慎重におこなう必要があります。

ガイドに従って煙突穴を切り出す

サーカスTC+ チムニーウォール

お次はいよいよ、「穴あけ加工向けシート」をハサミでカット! と、いきたいところですが、今回はすでに穴の空いた状態でお借りしたので、加工シーンはございません。悪しからず。

とはいえ、紙の「煙突穴開けガイド」も付属し、初心者でも難しくはないと思います。

ただし、煙突自体のサイズもですが、煙突だけ通す場合と、オプション(三重煙突やフラッシングキットなど)を装着して通す場合でも穴のサイズが異なるため、そこは要注意です。

レイアウトの自由度は爆上がり!

サーカスTC+ チムニーウォール

「陽だまりストーブ」の詳しい設置方法は、別記事にてレビューしましたので、ぜひそちらをご覧ください。ということで、こちらがストーブ設置後の状態。

サーカスTC+ チムニーウォール

これまでにも、サイズこそ変わらぬ「サーカス」テント2種のファスナーから煙突を出し、自己責任の上で薪ストーブを使ってきた筆者。

ですが、今回、なんだか随分テント内が広く感じます……?

ファスナーから煙突を出す場合よりも、むしろストーブ位置はテントの中心寄りだし、煙突を出す位置もたった数10cmの違いのはず……。なのに、広く感じるのはなぜなんでしょう?

サーカスTC+ チムニーウォール

出典:tent-Mark DESIGN*赤い四角は「チムニーホール」の位置

そもそも5角形という形状には、特有のレイアウトの難しさが。裾に向かうほど天井が低く鋭角なうえ、中央にはメインポールが鎮座し、デッドスペースができやすいんです。

熱くなる薪ストーブ設置時はさらに制約があり、「ファスナー出し」だと煙突と薪ストーブが5角形の2辺を占めていたのが、「チムニーホールで1辺に収まっため、余裕が生まれたようです。

サーカスTC+ チムニーウォール

画像をご覧いただくと、薪ストーブとコット、チェアとコンテナとテーブルが、それぞれ1辺ずつに収まっているのが分かります。

今までは、オプションの「トリポッド(三股ポール)」を使って、メインポールの制約を回避していましたが、「チムニーホール」のおかげで不要に

筆者にとって、この点が最も大きいメリットだと感じましたよ。

チムニーホール取り付けサービスも要チェック!

サーカスTC+ チムニーウォール

出典:tent-Mark DESIGNS

そしてなんと、お手持ちの「サーカス」シリーズに、「チムニーホール」を有償で取り付けられるサービスもスタート! ユーザー側である程度、位置の指定も可能です。

「煙突穴開けガイド(紙)」「煙突穴用難燃生地」「TPUウィンドウシート」の3点が付属し、「外吸気式薪ストーブ専用」の加工という点など、基本的な仕様は「サーカスTC+ チムニーホール」とほぼ同じ。

サーカスTC+ チムニーウォール

出典:tent-Mark DESIGNS

なお現在(2025年5月時点)、このサービスは12,000円(税込)提供中ですが、6月1日受付分より14,000円(税込)に値上がり予定

さらに現在は、約2〜3週間の納期となっていますが、冬に近づくにつれ殺到が予想されます。

つまり、コストを抑えつつ、確実にこの冬までに導入したい人は、まさに今が狙い目。気になる人は、早めのチェックが吉ですよ。

▼チムニーホール取り付けサービスの詳細はこちら

オールシーズン使える最新サーカスは、今が狙い目!

サーカスTC+ チムニーウォール

「チムニーホール」により、薪ストーブ使用時の室内レイアウトの柔軟性が高まったことで、「サーカスTC」は冬のソロキャンプの強力な相棒に復権したと思います。

これまではレイアウトの面倒さを補うために、重たいトリポッドを使うなどするしかなかったのですから。これだけあれば冬の薪ストーブ使用ソロキャンプは十分以上に楽しめるはず。

薪ストーブオフシーズンも、TPU窓として活用できる点も実に斬新。この冬、確実に使いたい人・手持ちサーカスをアップデートしたい人も含め、早めの検討をオススメします!

    テンマクデザイン サーカスTC+ チムニーウォール

    使用サイズ(約)4,420×4,200×2,800(高)mm
    収納サイズ(約)650×260(直径)mm
    総重量(約)11.40kg
    付属品ペグ(本体用)×15本、ペグ(設営ガイド用)×1本、張り綱×5本、収納ケース×4、設営用ガイドセット、煙突穴向けシート(2種)

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