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モンベルのジオラインとユニクロのエアリズム

【人気クールインナー比較】モンベルとユニクロ、どっちがいい?一ヶ月間両方着て生活した結果…

モンベルとユニクロのクールインナーを比較! 暑い日は汗で服が体にまとわりついて不快……そんなときに活躍するのが、機能性クールインナーですよね。

色々なメーカーから出ていますが、今回はとくに人気の高い2大ブランド「モンベル」と「ユニクロ」の製品をインプレ!機能やデザインの違いについて、じっくりご紹介します。

目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

※各商品のパッケージおよび仕様は、変更される場合があります。

機能性クールインナー、何となく選んでませんか?

モンベルのジオラインとユニクロのエアリズム

本格的に暑くなると、汗をかきやすくなって着ている服がまとわりついて不快に感じることがありませんか? そんな人たちの味方が、機能性クールインナー

各社から発売されていますが、正直見た目がほぼ変わらないため何となく選んでいる人も多いのではないでしょうか。

モンベルとユニクロ、各クールインナーの違いを調査!

モンベルのジオラインとユニクロのエアリズム

アウトドアファンに人気のクールインナーといえばモンベルの「ジオライン®️」ですが、身近で買いやすいところで言うとやっぱりユニクロの「エアリズム」ですよね。この2つ、実際のところどう違うんでしょう? 

というわけで、価格にデザインから機能まで、細かい違いを調べて徹底比較。実際に一ヶ月間着てみてわかったことを、リアルレビューでお届けします。

価格・生地・デザイン…どう違う?

1|生地感は、モンベルの方が汗をしっかり吸収してくれそう

ユニクロのエアリズム

まずは生地を見てみましょう。こちらはエアリズムで、サラッとした質感とドレープ感(ドレスに見られる自然なひだ)が特徴。

触ってみるとシルクのような手触りで、肌に吸い付くというより浮いているような感じ。とにかくサラッとしています。

ユニクロのエアリズム

実際に着てみました。透け感は程よくありますがスケスケになることはないので、汗をかいてもさほど問題はなさそう。

また、少しゆとりがあり、パツパツにならない感覚で首回りもゆったり目です。

ユニクロのエアリズム

生地を製造しているのは「ヒートテック」でもお馴染みの日本最大手の繊維メーカー「東レ」。

極細のマイクロ糸を使用し、伸縮性があるポリウレタンを採用していることから、なめらかでストレッチ性があるインナーになっています。

モンベルのジオライン

一方のジオライン®️は、半袖や長袖、薄手・中厚手・厚手の異なる厚さ、さらに今回使ったクールメッシュや細身タイプのシェイプなど、素材やフィット感を重視したタイプも販売しておりバリエーションが豊富なのが最大の特徴です。

モンベルのジオライン

ジオライン®️の特筆すべきところは、67gという軽さ! ランニングやアウトドアで動き回るとなると、やはりインナーも軽いに越したことはないですよね。

モンベルのジオライン

ということで、こちらも実際に着てみました。いやはや、この透け感! お見苦しいモデルで恐縮ですが……それはさておき、この生地感なので通気性は抜群。

ザラつきはエアリズムと比べると若干ありましたが、脇周りがジャストフィットで腕を動かすときがラクチンな印象です。

この脇周りのフィット感はとても大切で、脇にたまりやすい汗をしっかり吸収してくれるんです。エアリズムのゆったり感とは違い、ジオライン®️は汗を大量にかくシーンを前提として作られているということが、さっそくよく分かりました。

2|Vネックはエアリズムの方が深め。裾はジオライン®️の方が長い

モンベルのジオラインとユニクロのエアリズム

デザイン面の違いはどうか? ということで次にVネックタイプをチェック。胸元を見てみると、ジオライン®️よりエアリズムのほうがV字の溝が深めに設計されています。

エアリズムは主にビジネスマン向けに販売されていることもあり、Yシャツを着たときにインナーが見えないようにしているようですね。

また、透け感やシャツに白のくっきりした輪郭が浮き出ないようベージュカラーも販売しているということも、ジオライン®️との違いです。

モンベルのジオラインとユニクロのエアリズム

裾を見てみると、エアリズムよりジオライン®️のほうが長めになっています。これは運動する際にパンツからインナーがはみ出ないための工夫と見受けられ、まさにアウトドアメーカーならではの視点ですね!

モンベルのジオライン

ちなみにジオライン®️の裾を細かくチェックしたところ、前より後ろのほうが長め。これも登山などで前かがみになるシーンが多いことを想定し、インナーがはみ出ないよう考慮された設計のようです。

ユニクロのエアリズム

次にスリーブ(腕の部分)を見ると、そこにも違いが。まず、エアリズムはシャツスリーブ。胴体と袖をつけたシンプルなスリーブです。

モンベルのジオライン

一方のジオライン®️はラグランスリーブ。肩から一直線に繋がっているタイプで肩幅を気にする必要がなく、腕を動かしやすいメリットがあります。

スポーツウエアによく見かけるスリーブですが、そのような効果があると知れば、インナーに限らず服選びの参考にもなりますね!

3|価格はユニクロのほうが圧倒的にリーズナブル

モンベルのジオラインとユニクロのエアリズム

最後に価格を見てみましょう。エアリズムは1,290円でジオライン®️クールメッシュは2,860円(※Vネックは2,970円)となっており、エアリズムのほうが半額以下の値段で購入できるということになります。

しかも、ユニクロは言わずもがな頻繁にセールを開催していて、たまにエアリズムが対象になる場合も。そのタイミングを見計らって買えばさらに安く買えることもあるとなると、価格面ではユニクロに軍配が上がりますね。

実際に一ヶ月間、両方着て生活してみた

モンベルのジオラインとユニクロのエアリズム

ここまでエアリズムとジオライン®️の違いを比較してきましたが、結局どちらがいいんでしょう……? これは実際に着て生活してみないことにはわからない! ということで、特徴を“肌で”実感するべくモンベル・ユニクロを一ヶ月間交互に着て過ごしてみました。

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