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【スプレーだけで難燃加工】ティッシュが燃えにくくなるってマジ!?キャンプ道具にも使えるんじゃ…?(2ページ目)

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いろんな生地で試してみた

本製品の実力を試してみるため、いろいろな素材に吹きつけてみました。たっぷりと吹きつけてビシャビシャにし、数日かけてよ~く乾燥させました。

それらを固形燃料にかざして炙ってみます!

用意した素材はそれぞれ2つずつあり、一方には吹きつけを行わなかったので、大名火消の有無で比較することができます。

日中なので固形燃料の炎はわかりにくいですが、検証をスタートしましょう。

※安全対策をとって撮影しています。みなさんは絶対に真似しないでください。

綿100%の布はどうなる?

まずは綿100%の布を。これが本当に難燃の布になるのか……!?

結果はこの通り。「無」の方はかざしてから7秒ほどで煙がもうもうと立ち昇り、20秒後には炎が上がりました。誰もが予想できる現象です。

一方の「有」の方はというと、かざしてから9秒ほどで焦げを確認できたものの、30秒以上経過しても炎は出ませんでした。効果はてきめんです!

まさかのティッシュも!?

さらにハードルを上げていきます。用意したのはまさかのティッシュ。いくらなんでもティッシュは無理だろうと思いましたが、一応は試してみました。

「無」は1秒と待たずに大炎上! そりゃこうなるよ、と思いました。

そして「有」の方はというと、1秒ほどで焦げが広がったものの、20秒以上かざしても炎は出ず……!

もっともっとしつこく続ければ炎が出たかもしれませんが、ちょっとやそっとじゃ炎上しないことがよくわかりました。キャンプ道具の難燃化は大いに期待できます。

検証後の状態がこちら。大名火消「無」の方は燃え尽きてしまい、燃えカスが横の炭消しに入っています。

固形燃料の炎でこれですから、焚き火の火の粉ぐらいじゃビクともしないでしょう。

ポリエステル素材はどうだ!?

最後にポリエステル生地で試してみましょう。前述したように対象外の素材ではありますが、どうなるのか見てみたいところです。

ポリエステル生地は、ある不用品から切り出しました。大名火消を吹きつけても染み込んでいかなかったので、その時点ですでに「なるほど、これは対象外ですね」とは思っていました。

結果はこの通り。「有」の方が穴が小さいということもなく、ポリエステル生地にはまったく効果がありませんでした。

できればTC生地でも検証したかったですね。TC生地は撥水加工がなければ大名火消が染み込んでいきそうなので、どんな結果になったのか興味があります。しかしちょうどいい不用品がなく、今回は割愛しました。

燃やしたくないギアに!

適用素材が限られているものの、吹きつけるだけで難燃性を授ける、魔法のようなアイテム「大名火消」。

過信は禁物ですが、火の粉による小穴程度なら余裕で防いでくれるでしょう。奮発して購入したキャンプ道具の保護に、転ばぬ先の杖としていかがですか?

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