SOTOから“画期的な”新作登場!

出典:SOTO
アウトドアバーナーの定番ブランド、SOTO(新富士バーナー)から、新作シングルバーナー「TrekMaster(トレックマスター)」が登場しました!
型番はST-331で、2025年5月16日 一般発売予定。価格は税込12,870円です。

当初は「ベイパートレイル(Vapor Trail)」という名称で発表されていたものの、正式発売時には「TrekMaster(トレックマスター)」という名前に変更。より軽快さと信頼性を感じさせるネーミングへとブラッシュアップされました。
SOTO TrekMaster(トレックマスター)
どんな特徴のバーナー?

「トレックマスター」は、軽量かつ寒冷地でもしっかり使える“液出し構造”を採用したCB缶(カセットガス)対応のバーナー。

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重さは約195g、収納サイズは幅90×奥行70×高さ105mmとコンパクトで、ソロや少人数向けの調理にぴったりのサイズ感。
さらに耐荷重は2kgと、見た目以上にタフな作りで安心して使えます。

なかでも注目したいのが、液出し構造でありながらCB缶(カセットガス)が使えるという点。
これまで液出し式といえばOD缶バーナーが主流でしたが、「トレックマスター」は経済的で手に入りやすいCB缶での液出しを実現しています。

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アウトドアバーナーの常識を覆す、まさに画期的な仕様といえるかもしれません。
そもそも液出し構造とは?

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液出し構造とは、ガス缶から液体のまま燃料をバーナーに送り、バーナー内部のジェネレーターをプレヒート(予熱)して気化・燃焼させる仕組み。

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気温の低い冬場や高地など、ガスが気化しにくい環境でも安定した火力が得られるのが特徴です。
通常のバーナーは気化したガスを使用するため、気温が下がるとガス圧が下がり、火力も不安定になります。そんな弱点をカバーしてくれるのがこの液出し方式というわけです。

また、連続使用に強いのも大きな特長。液体のままガスを送り出す液出し構造により、気化熱によるガス缶の冷え(いわゆるドロップダウン)が起きにくく、長時間の燃焼でも火力が安定します。
イグナイターはあえて非搭載

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「トレックマスター」には、あえてイグナイター(点火装置)を搭載していません。
これは軽量化を最優先に考えた設計によるもので、余計なパーツを省くことで携行性を高めつつ、構造もシンプルに仕上げています。

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また、イグナイターは故障の原因になりやすいパーツでもあるため、あえて搭載しないことで、長く安心して使える設計になっています。

そのため、使用時にはライターや火打石など別途点火手段が必要ですが、“点火装置を排した軽量設計”として理解すれば納得の仕様。
UL志向や山岳用途のユーザーにとっては、むしろうれしい判断といえるかもしれません。
使い方には注意が必要!


「トレックマスター」は液出し構造のため、安全に使うためには正しい手順でのプレヒート(予備加熱)が必須です。
まず、容器(ボンベ)を直立させた状態で点火し、約30秒間炎を安定させてからゆっくりガス缶を倒して液出しモードに移行します。

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この流れによって、ジェネレーターが十分に加熱され、ガスが気化しやすい状態となり、安全かつ安定した燃焼につながります。
このプレヒートを怠ると、気化していない白い“生ガス”が噴出し、赤い炎が大きく立ち上がって非常に危険です。その場合は、すぐに器具栓をOFFにして火を止め、容器を再度立てた状態からやり直してください。

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とくに初めて液出しバーナーを扱う人は、使用前に必ず取扱説明書をよく読み、手順を理解したうえで安全に使用するよう心がけましょう。
トレックマスターならオールシーズンCB缶が使える!

CB缶の扱いやすさと、液出しのパワフルさを両立した「トレックマスター」は、まさにオールシーズン使えるバーナーの新定番になるかもしれません。

出典:SOTO
軽量・高出力・寒冷地OKの三拍子がそろった一台は、ソロキャンプや登山、冬キャンにもぴったりです。

「CB缶って寒さに弱いから……」と敬遠していた人にもぜひ試してほしい、SOTOの技術力が光る一本。気になる人はぜひチェックを!
SOTO TrekMaster(トレックマスター)
「TrekMaster(トレックマスター)」販売詳細
・価格:税込 12,870円
・発売日:2025年 5月16日(一般発売予定)
・重量:約195 g
・収納サイズ:幅90 × 奥行70 × 高さ105 mm(ホース含む・収納時)
・「TrekMaster(トレックマスター)」
公式販売サイトはこちら
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