記事中画像撮影:筆者
無骨・ULの世界にはやっぱりロマンがある……!

普段から料理好きで、ソロでもファミリーでも、キャンプ飯作りを楽しんでいる筆者。調理には実用性一辺倒の、G・サカイ「アウトドアクッキングナイフ(直刃)」を愛用しています。
キャンプ装備的には、どちらかというと重量派キャンパーを自負しており、調理ギアにもことさら小ささを求めたりはしていないのですが……。
たった12gの本格派ナイフだと?

*持ち手のパラコードは購筆者が巻いたもので、付属していません
最近、編集部スタッフが「こんなのご存じです?」と、おもむろに差し出したのが、エバニュー「深山小刀」なる小刀です。
小刀というか……、こちらなんと、たったの全長113mm、刃長49mm。重量もわずか12gのミニチュアサイズ。けれど実は、「山で使いたい刃物」がコンセプトの本格派だそう。
オールステンレスの無骨な佇まいといい、「この小ささでちゃんと切れる」のにもロマンを感じ、UL派ならずとも一目惚れ。はたして実用性はいかほどか、詳しくレビューしていきます!
エバニュー 深山小刀
サイズ | 全長113mm 刃長49mm |
---|---|
重量 | 12g |
材質 | 本体:刃物用ステンレス鋼 シース:特殊防刃生地 |
付属品 | シース |
エバニュー「深山小刀」はこんなアイテム
超小型!けど、ちゃんと包丁構造

「深山小刀」の小ささは前述の通りですが、キャンパー定番の「モーラナイフ」と並べてみるとその差は歴然。
ちょうど半分ぐらいのサイズ感でしょうか。こんな小さくてちゃんと持てるのか……? と思っちゃいます。

しかし、極めて小さいとはいえ、商品ページには「8寸程度のイワナをギリギリ捌ける」とあり、刃の構造は包丁と同じ。関の刃物職人に依頼した、切れ味の鋭い仕上がりだそう。
また、刃から持ち手まで一体型のフルタング、かつシンプル形状なので、汚れが溜まる場所がないのもポイントです。
素材はしっかり刃物用ステンレス鋼で錆びにくく、「ぺらぺら」感も皆無。
フィンガーガードやシースもある

持ちやすさですが、指を添えて支えやすいように「フィンガーガード」もちゃんとあります。
構造だけでいうと、一般的なアウトドアナイフと変わらず、とにかく小さいだけという印象。

さらに、剥き出しの刀身を収めるシース(鞘)も付属。こちらもオマケ感は全然なく、特殊防刃生地の頑丈な作りです。


また、シースにはループ付き。キーホルダーにでも装着して腰からぶら下げれば、サッと取り出せて便利です。
うっかり、身につけたまま出歩いてしまいそうな小ささですが、軽犯罪法などに違反する可能性があるため、キャンプ場の自サイト外などでの携帯には、十分に注意しましょう。