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1万円前半で買える!軽バンにも積める最小級ポータブル冷蔵庫『NL9』を試してみた(2ページ目)

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冷蔵庫は容量の最大7割程度まで入れる、が基本だが小型冷蔵庫では、目一杯入れてしまうことが多いと想定、ご覧のとおり入るだけ入れた。温度計は布の上に置き、できるだけ庫内温度に近い計測ができるようにした。

そこで、常温のNL9の庫内にSwitchBotの温度計を入れて、冷蔵庫の適正温度(諸説あるが2〜6℃)になるまでの時間を計測してみました。

NL9は、車内フロアに設置、季節は春まっさかりでエアコンはOFF、外気温15〜20℃で走行して使用という条件です。

Switchbotアプリのスクショ

計測開始時の庫内温度は20℃。6℃になるまでの所要時間は約6時間でした。

商品説明とはずいぶんと異なりますが、想定内といったところでしょうか。

SwitchBotの温度履歴を見て見ると、8℃くらいになるまでは連続して冷却、その後はプラスマイナス4℃程度の幅で上がったり下がったりを繰り返していました。

8℃以下では、コンプレッサーのON・OFFを繰り返しながら庫内温度を下げていくようでした。
これは、外気温20℃くらいの春の気候での実験結果ですので、夏になるともっと時間がかかるでしょう。

実際に使うときは、前日から電源ONにするのが良さそうですね。

参考までに、冷蔵庫として使う場合を想定し、20℃からマイナス12℃までの所要時間を計測したところ、約18時間かかりました。

冷蔵庫として使う場合は、丸1日見ておいたほうが良さそうです。

消費電力をチェック

ALPICOOL NL9の消費電力は、45W(スペック表による)。

ECOFLOWアプリのスクショ。コンプレッサー作動時の中央値は36Wあたりだった。

12Vシガーソケットを電源にした場合、コンプレッサーON時で30〜40wの消費電力を示しました。

冷蔵庫は、一定の温度になると、コンプレッサーのON・OFFを繰り返すので、常時30〜40wを消費しません。

ちなみに、アイリスオーヤマ IPD-2A-Bは、急速モード45W、ECOモード30W。

だいたいのポータブル冷蔵庫の消費電力は、30〜40W台ですので、ALPICOOL NL9の消費電力は、標準的と言えるでしょう。

ポータブル冷蔵庫の主力「20L」モデルと比べてみた

私は、かねてより、安心の日本メーカーで製品のコストパフォーマンスが高いと評判の「アイリスオーヤマ」製の「IPD-2A-B」を使っていました。

    アイリスオーヤマ 車載冷蔵庫 20L

    サイズ(奥行き × 幅 × 高さ)‎32 x 60 x 32 cm
    重量10㎏

    アイリスオーヤマ IPD-2A-B(奥行き‎32cm×幅60cm×高さ32cm)と、ALPICOOL NL9を並べると、2まわり以上大きさが異なります。

    アイリスオーヤマは、フタが分厚く、開け閉めをするときにそこそこのスペースが必要です。

    このフタの厚みは、断熱材のほか、庫内スペースの一部にもなっており、600mlペットボトルも余裕で立てたまま入れられます。

    目一杯収納すると、600mlペットボトルないし500ml缶なら、最大15本入ります。

    アイリスオーヤマ IPD-2A-B(20L)と、ALPICOOL NL9(9L)の容量の差は、11L。約2.2倍の容積の違いとなりますが、実際の使用感では3倍くらいの感覚です。

    しかしながら、ALPICOOL NL9は、キャンプの食材をたっぷりと入れることはできなくても、1〜2人分のドリンクやデザートを冷やしておくくらいなら、十分対応できるでしょう。

    機能面では、アイリスオーヤマ IPD-2A-Bには、急速モードとエコモードがありますが、ALPICOOL NL9にはモード切替がありません。

    アイリスオーヤマ IPD-2A-Bの急速モードは、庫内温度20℃→5℃までが11分、-5℃までが18分というスペックですが、実際の使用では、その2〜3倍以上時間がかかっている感じです。

    メイン冷蔵庫としてもサブの冷蔵庫として使ってもいい

    ALPICOOL NL9を積んで、2週間ほど長崎への車中泊&ワーケーションに行ってきました。

    「軍艦島」ツアーに申し込んで上陸してきた。こういう撮影は、待機時間が長いので、冷蔵庫があると嬉しい。

    季節は走る場所によって、桜が満開から葉桜までと変化に富んだ春で、日によっては夏日を記録する日もありました。

    そんな車中泊&ワーケーションで、ALPICOOL NL9は大活躍。

    長崎県の「今里酒造」の本鋳造「六十餘洲」。ふくよかな甘みとすっきりとした味が交差する、いい意味でクセのある旨い酒。

    道すがらで買った地酒を冷やし、夜な夜なたしなみ、日帰り温泉とサウナで”ととのった”あとのノンアルで喉をうるおす……。

    (注:酒類を飲んだ翌朝は、アルコールチェッカーで確認しています。これは酒飲みの必須アイテム。私はアイリスオーヤマ製を使用しています。)

      アイリスオーヤマ アルコールチェッカー

      商品サイズ (幅×奥行×高さ)37×20×102mm
      重量50g

      車内が狭い軽バンでも邪魔にならず、ちょうどいいサイズでした。これなら、真夏の車中泊&ワーケーションなら大丈夫そう

      ただ、暑い時期のキャンプとなるとちょっと容量不足だと思いました。

      キャンプなら、20Lのアイリスオーヤマ IPD-2A-Bを冷蔵庫、ALPICOOL NL9を冷凍庫として使えば、完璧な布陣に!

      クラス最小・最安・最新のポータブル冷蔵庫、「ALPICOOL NL9」は、メインとしてもサブとしても使える、おすすめのアイテムでした!

      「ポータブル冷蔵庫、ちょっと気になるかも」と思ったら、まずはこのNL9から試してみてはいかがでしょうか?

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