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ユニフレームの名品「山クッカー」って、知ってる?

持ち運びやすく、アウトドアでの料理にとても便利なクッカー。形やサイズが違うものがたくさんある中、定番人気のひとつがユニフレームの「山クッカー角型 3」(以下略:山クッカー)です。
その万能ぶりに再注目!

複数料理を楽しめる超万能アイテムでありながら、収納性が良く持ち運びやすいという、まさに“いいとこ取り”のクッカーセット! 発売から随分と経っている今も「結局コレに戻ってくる」という人も多い名品なんです。
今回は、その人気の理由を知るべく「山クッカー」に再注目。実際料理もしてみた上でのメリットを中心に、魅力をお伝えしていきます!
ユニフレーム 山クッカー 角型 3
サイズ | 鍋13:12.7×12.7×深さ7.45cm 鍋11:10.8×10.8×深さ6.4cm フライパン:13×13×深さ3.4cm |
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収納時サイズ | 14×14.7×高さ8.8cm |
重量 | 約449g |
満水容量 | 鍋13:約1.0L 鍋11:約0.6L |
炊量 | 鍋13:2合 鍋11:1合 |
材質 | 鍋本体・フタ:アルミニウム・アルマイト加工 フライパン:アルミニウム・フッ素樹脂加工 ハンドル:ステンレス鋼 ツマミ:フェノール樹脂 |
セット内容をチェック
フライパンと鍋2つがセットで、ファミリーにも◎

山クッカーは、鍋2つにフライパン1つという3点セット。

鍋は大小2つがセットになっていて、こちらは大きいサイズの「鍋13」。サイズは約12.7×12.7cmで、深さは7.45cm。水は約1L入れることができ、お米は約2合まで炊けます。
お鍋や麺料理は、これ1つあれば2~3人前は作れるサイズ感です。

そしてこちらは、小さいサイズの「鍋11」。サイズは約10.8×10.8cmで深さは6.4cm。満水容量は約0.6Lで炊飯は1合までと、「鍋13」の約半分のサイズ感です。
フライパンはフッ素加工済みで、扱いやすい!

同じく角型のフライパンは、サイズ約13×13cmで深さは3.4cm。簡単な炒め物や焼き物ができ、目玉焼きなら2個同時に作れるサイズ感です。

取っ手部分にはストッパー機能が付いていて、ストッパーをフライパン本体側に寄せると取っ手を強く握ってもロックが外れないようになっています。
スタッキングの手順はこう

フライパンを一番下にして鍋を入れ、「11」のフタを裏返した上に「13」のフタを置きます。これは慣れれば簡単です!

鍋の取っ手にはストッパー機能が付いていないのでガチャガチャ動いてしまうのですが、付属のメッシュ素材の収納袋に入れれば問題ナシ!
アルミ素材だから3点セットでも軽い!

3点セットの総重量は449g。クッカーにプラスして燃料とバーナーを持ち運ぶことを考えると荷物多めのバックパックキャンプには少し重いかもしれませんが、ファミリー用ならコンパクトな部類に入るでしょう。

本体と蓋の素材はアルミ製。耐久面ではステンレスやチタンに劣りますが、鍋2つにフライパンという3点セットにして500g以下に抑えられるのは、軽いアルミならではですね。

つまみの素材はフェノール樹脂製。本体を火にかけても熱くならないための工夫ですが、焚き火で料理をするときは溶ける可能性があるので注意が必要そうです。
そしてハンドルは強度の高いステンレス製と、パーツによって素材が分けられた丁寧なつくりはさすがユニフレーム! 仕上げ加工もしっかりされていてバリもなく、すぐに使える状態で届きました。
さて、スペックを見てみたところで、さっそく調理開始! 角型や複数アイテムのセットならではのメリットをチェックしていきます。
メリット① 袋麺スッポリ!炊飯もコツ要らず
うどんがいきなりジャストフィット

「袋麺を入れてください」と言わんばかりの角型クッカーには、四角い麺がすっぽり。それも割らずに入れられるので、麺が長いままで食べられるんです! ズルズルっとすするあの感じは美味しさが倍増する……と思うのは、筆者だけでしょうか?
乾麺以外も普通は折れない冷凍うどんをそのまま入れられるのも注目ポイントです。

角型は、「角」を使うと湯切りも簡単。もちろん傾けすぎると麺も一緒に出てしまいますが、傾け具合が分かってくると圧倒的に丸型より簡単に湯切りができます。

大小2つのクッカーがあらかじめセットになっているので、炊飯も快適。2合炊きのときは「鍋13」で、1合だけで良いときは「鍋11」と、炊きたい量に合わせて鍋を選べるのも便利なんです。
このときは「鍋13」で2合を炊飯。30分ほど水に浸けたお米を強火にかけ、蓋が浮いてきたら重しを載せて弱火~中火に。これといったコツも要らず、20分ほどで炊きあがりました。