確実に盛り上がる「バズりおつまみ」3品【たけだバーベキューの“楽勝キャンプつまみ”#15】

たけだバーベキューが伝授！手軽で美味しいキャンプ飯

バーベキューはもちろんキャンプ全般にも詳しい芸人・たけだバーベキューさんが、アウトドアでも家でも手軽に作れる美味しいご飯を紹介してくれます！

初めて体験した「香港式バーベキュー」

みなさんは世界のバーベキューはどれぐらいご存知でしょうか？

アメリカのスモークBBQや、ブラジルのシュラスコ、アルゼンチンのアサードなんてのもありますよね。

そんななか、今回皆さんにご紹介したいのが香港式バーベキューです。これがなんともユニークで、独自の進化を遂げすぎていて面白いんです。

先日、ひょんなことから香港で行われた葉巻のパーティーにお呼ばれしたのですが（なんでや）、その空き時間に香港式バーベキューをやってきました。

場所は香港の中心地からバスで50分のところにある、「シェックオー」というビーチ。

夏場は海水浴客で賑わうビーチなのですが、なんとここには無料のBBQ場があるんです。

まずは、すぐ近くにある商店でバーベキューに必要な食材と機材と炭を購入。

食材は冷凍庫から好きなものを選ぶシステム。いろんな種類のお肉や、アジアンな練り物、シュウマイ、“見たことのない何かの輪切り”などたくさん売っていました。実にユニーク。

ここからいよいよBBQスタートなのですが、香港式は火起こしもユニークなんです。

普通僕達の感覚からすると、炭があってその上に網があり、そこで食材を焼くというのが通説ですが、香港式は違います。なんと網の上で火起こしをします。

周りを見渡しても皆そうしていました。「じゃあどこで焼くんだよ！」そんな声が飛んできそうなのですが、ここで登場するのが、「串」です。

そう、先ほど買った食材を串に刺し、炭の熱で炙って火を通していくのが香港式！　人には手が2本。つまり持てる串は2本まで。

「効率悪いだろ」「網の上で焼けよ」「いつビール飲むんだよ」

そんな一般論は香港式には通用しません。なぜなら皆それで楽しそうなんだから！　なかにはツワモノもいて、開いた丸鶏に2本クロスで串を刺し両手で焼いている光景も目にしました（もしかして1時間ぐらい両手で焼きっぱなし？）。

そして、焼き上がってからもユニークさは続きます。

塩で味付け？焼肉のタレ？オイスターソース？　いいえ違います、はちみつです。

なんと香港式は焼き上がったらはちみつを塗って仕上げるんです。はちみつも、塗る用の刷毛付きで専用のものが売っています。

それを塗ってさらに焼き上げたら完成です。

肝心の味ですが、うまい……！　スペアリブはもともとの「タレの味」と「はちみつの甘さ」が絶妙にマッチしていて癖になりそうです。

味もそうなのですが。最後に塗って仕上げるという作業が楽しいですよね。

串に刺して焼きながら思ったのですが、網の上で効率よく焼くよりも串でゆっくり焼くほうが、食材に向き合うことができ、「焼き上がったときの喜び」と「口に入れたときの美味しさ」が倍増するように感じました。

また、ゆっくり焼くのでコミュニケーションの時間もいつもより多くあると実感。

みなさんもぜひ一度香港に行った際は、このユニークなバーベキューをやってみてください！　日本でも来るか？　香港式バーベキューブーム！

さて、そんな海外のバーベキューもそうですが、海外から日本に入ってきたバズりおつまみも多くあります。

キャンプで作ると盛り上がるSNSバズりおつまみレシピ3品

今回はそんな、キャンプで作ると盛り上がるSNSバズりおつまみレシピを3品ご紹介したいと思います。

その1.「ドリロコス」

こちらは、メキシコで生まれた料理で、市販のドリトスに具材を入れて袋の中で作り上げる簡単おつまみです。スナックなのに食べ応えアリで、コロナビールが飲みたくなる！

材料

作り方

トマト、きゅうり、アボカドを角切り、紫玉ねぎをみじん切り、ライムをくし切りにしておく。

ドリトスの袋を横から開けて、先程の具材とサルサソース、チーズを入れて袋の中で混ぜ合わせる。最後にライムを絞って完成。

その2.「チーズソパン」

こちらは、韓国で流行った簡単レシピです。ソーセージと食パンとチーズという簡単な材料で作れる、絶対に美味しい串料理。

バターで焼くので、香りがいいのとチーズのカリッと感も最高。キャンプでは鉄板やフライパン、マルチグリドルで作ると良いですよ！　お子様にも喜ばれるおつまみですね。

材料2本分

作り方

食パンの耳を落とし、6分割にするソーセージを半分にカットする。串に食パン、ソーセージを交互に刺す。

フライパンを熱しバターを溶かして先程の串を焼く。

チーズを入れて、チーズが溶けてきたら串を乗せてチーズで包むと完成。

ケチャップをかけて食べる。

その3.「スティックスパムカツ」

最後は日本代表のバズりレシピです。沖縄のスパムを使ったカツなのですが、最後にそれを缶に入れて可愛くアレンジ！　手で摘んで食べられるので、みんなで楽しく飲みながらつまめるのも嬉しい。

チューリップなどの他のランチョンミートで作ってもかわいいです！　オリオンビールとともに行きたいですね～。

材料

作り方

ボウルで卵、小麦粉、水を混ぜ合わせてバッター液を作る。

スパムを取り出し、縦に1cm幅でスティック状にカットする。

バッター液、パン粉の順にくぐらせて、熱した揚げ油でこんがりと揚げると完成。

最後に、きれいに洗って乾かしたスパム缶に戻して盛り付ける。ケチャップやマヨネーズをつけて食べる。

ぜひ真似してみて

いかがでしたでしょうか。他にもこんなのあるよ、なんてご意見もぜひ教えてくださいね。今回のレシピも是非真似してみてください！　ナイスバーベ！