「off the grid(オフ・ザ・グリッド)」とは

毎年春に開催されるアウトドアの展示&販売会。最新のギアはもちろん、普段なかなかお目にかかれないブランドやショップも並ぶとあって毎年大盛況の一大イベントです。
日頃、アンテナを張り巡らせているULハイカーやキャンパーなどのアウトドアズマンはもちろん、洒落ごとに敏感なファッショニスタたちをも呼び寄せるイベントとなっており、多くの来場者で生まれる会場への行列はいまや町田の春の風物詩となりました。

ちなみに「オフ・ザ・グリッド」という言葉には、“既存の枠組み(グリッド)から外れる・越える”という意味が込められているんだそう。ただ新しいだけじゃなく、前衛的な新しい価値を生み出すブランド・ギアが集まるイベントだからこそ多くの注目を集めているんですね。
会場で見つけた、ライター岡本546の「コレ、欲しい!」5選

もはや取材そっちのけで、会場中をディグる筆者(岡本546)。しかしちゃんと役目を果たすべく、今年行けなかった人や来年行きたいと考えている人たちの参考になるように、会場内で気になったアイテムを5個選ぶことに。
岡本546
個人的にオフグリは、アウトドアイベントの中でも屈指の洒落たイメージ。出店者はもちろん来るお客さんもみんな一様に洒落者揃いですよね。
ですからサラッと使ってたらめちゃくちゃカッコよく見える、スマートなアイテムをファッション目線で5個選んでみました!
その1. ただただロゴが秀逸な「ALEXのウェア」

アウトドアファッションを代表するブランド「マウンテンリサーチ」のキャンプライン「ホリデーインザマウンテン」のブースも、終日お客さんが溢れるさすがの人気っぷり! もちろん筆者も大好き!
ということで、そんな大人気のブースに並んでいた「COOP ALEX」の新作から、今回ひとつ目のアイテムをピックアップしました。

マウンテンリサーチの現デザイナー安倍氏が、個人として展開するブランド「COOP ALEX」。ULハイクとファッションをたくみにMIXさせたスタイルで人気です。
そんな生協アレックスの店舗スタッフ、デリバリースタッフの制服イメージの刺しゅうロゴと「MOUNTAIN CRUISING」のロゴが光るハーフジップスウェットをセレクト。
岡本546
ハーフジップのスタンドカラーはここ数年、秋〜春のマストアイテムです! 一枚でバチッと決まるし、温かいし重宝しています。
あとこの年になるとアウターに付く首周りの汚れなどが気になるのですが、それも抑えてくれるので、いろんな意味で賢く、スマートなアイテムです!


バックプリントも抜かりなく、同じテイストでTシャツも展開されています。いずれも毎日着られるアイテムだけに余裕があるなら全パターン欲しいところです……!
その2. ただのデイパをアウトドア仕様にアップデートする「blue lugのメッセンジャーパッド」

岡本546
デイパは自分にとって欠かせないアイテムなのですが、夏になるとなにしろ暑い! アウトドアのパックと違ってメッシュ背面なんてないのでTシャツもバックパックも汗で濡れる……
そんな夏場の汗だく問題をスパッと解決してくれる救世主を見つけました!


使い方は簡単で、四隅に着いているゴム紐を外してバックパックの背面に装着するだけ。この通りメッシュ背面のバックパックに早変わりです。こうすることで通気性が確保され、快適性は段違いに。


装着した状態で背負っても表側にはほとんど干渉しないのでスタイルを崩すことなく使えるのもポイントです。またゴム紐にリフレクター素材が編み込まれているところは流石の一言。
岡本546
大(¥4,840)小(¥4,180)、2サイズ展開でバックパックに合わせて選べるのもありがたいですし、コスパも高い! とりあえず夏に向けて両サイズ揃えておきたいと思います
その3. 美しい仕上がりに惚れ惚れ「GARUDのアルコールストーブ」

アルミニウム合金を切削加工して作られた、シンプルかつ美しい仕上がりのアルコールストーブ「uzu(¥8,470)」。
オープンジェットフレイム方式を採用しているため、簡単に安定した火力を得ることができます。シンプルな構造のため故障の心配もほとんどないという優れものです。
岡本546
去年のオフザグリッドでデビューしたまだ新しいブランドですが、どのアイテムも工業的に作りこまれたマスプロ製品としての仕上げの美しさに惚れ惚れします。
こんなに洗練されていて、スマートって言葉がピッタリなギアってなかなかないでしょ。特にアルコールストーブは待望のアイテムでした!



uzuと同時に風防と五徳がセットになった新作「matohi(¥10,890)」も発売となっていました。こちらもギミックたっぷりで是非とも一緒に揃えて使いたいアイテムとなっています。
その4.サラッと着けたい「UNWASTEDのグローブ」


岡本546
ファッションアイテムとして冬場、グローブを好んで着けているのですが、暖かい季節でも着けられるちょうどいいのを発見。
なんでもトレイルランニング用に開発されたものだそうですが、ミトンとフィンガーレスの2WAYで使えます
ベースにメッシュ素材を使ったアンウェステッドのフィンガーレスグローブ「adapt(¥4,950)」は、吸水速乾に優れる素材やグリップ力に優れる素材を適材適所に配置。
フード部分は簡単に収納ができるため、トレランをはじめ自転車やハイキングなど幅広いアクティビティで使うことができます。
またサイズ展開も豊富なので、性別問わず着用できるのも好印象です。

岡本546
会場内で先行販売されていた新色のクレイジーパターンのタイプ(¥4,950)が特にいいな、と。
ファッションピースとして存在感を見せつつ、機能性に長けるというところがなんともスマート! 個人的には釣りのときに使いたいですね
その5. 高機能素材を贅沢に使った「LOCUS GEARのラックサック」

サブバッグとしてもテントなどのスタッフサックとしても便利な「ドローコードラックサック(¥4,000)」は、高い引裂強度と耐久性、そして防水性を持つ機能素材ultra TNTを採用。機能的でありながらシンプルに仕立てられた汎用性に優れる逸品です。


岡本546
特に今すぐ必要ではないけれどあると便利なナップサック。
それがローカスギアのもので、しかも最新のハイテク素材を使っているとなればかなりスマートじゃない!?ってことで、最後のひとつはこちらのアイテムとなりました。
体が大きなぼくでも違和感なく背負えるのがありがたいです!
みなさんは欲しいもの、買えましたか?

年一回の祭典ということで、会場内は編集長マツダや筆者のように物欲に満ちた熱量高めの人たちがたくさん! 皆一様に最新アイテムに刺激され、すこし冷静さを欠きつつも思いっきり買い物を楽しんでいる姿がとても印象に残りました。次回はまた来春。そのときはまたみんなで目一杯買い物を楽しみましょうね!
この記事とは別に「CAMP HACK編集長・マツダ目線の気になるもの5選」もすでに公開されるので、是非そちらもチェックしてください!