アイキャッチ・記事中画像出典:PIXTA
1mmも動かず、ピリつく車内…

行楽シーズンとなると、どこへ行くにも渋滞が悩みのタネ。ことキャンプにおいても、諸々の準備はもちろん渋滞回避の戦略も練っておくに越したことはありません。大型連休となれば、なおさらですよね。
待機時間すら楽しめる!?渋滞切り抜け術

せっかくのお出かけは、道中も楽しく過ごしたいですよね。というわけで今回は、渋滞に備える豆知識を特集!
混雑情報をタイムリーにチェックできるサイトや、高速道路ごとの混んでいる時間帯、残念ながら渋滞にハマってしまったときのおすすめの過ごし方など、魔の渋滞を笑顔で乗り切るためのノウハウをご紹介します。
まずは、出かける前にチェックしておきたい2つのホームページから。“渋滞マスター”の予測をもとにしっかり分析された情報を得て、混みやすい時間を避けてから出発しましょう!
やっぱり精度高い!渋滞のプロの予測を活用しよう

出発にあたって最低限おさえておきたいのが、高速道路渋滞予測情報。出発前・移動中ともに、各ルートの交通情報にアンテナを立てつつ行動するのが賢明です。
役立つのは、以下の2つのサイト! やはりプロの分析する渋滞予測情報は当たる確率も高いので、参考にすると良いでしょう。
「NEXCO東日本/中日本/西日本」のHP

出典:NEXCO東日本
常に高速道路と向き合っている会社の情報だけあって、かなり的確。中でもこのサイト内の「渋滞予測カレンダー」は、かなり頼りになります。
日にちをクリックすればその日危なそうな区間が一目瞭然なので、出かける前に一旦目的地までのルートを確認しておくのがおすすめです。
「日本道路交通情報センター」のHP

「日本道路交通情報センター」は全国の道に関する情報を集めている機関で、そこには渋滞情報も含まれます。各路線日程を指定して詳細に調べられる形式なので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
★日本道路交通情報センターのHPはこちら
各高速道路の“ヤバい時間”を知っておこう

夏休みやお盆などの大型連休ともなれば、キャンプや観光のハイシーズンとかぶって高速は混みまくり。そんな渋滞を攻略するため、まずは敵を知るべし! ということで、各高速で渋滞が頻繁に起こるおおよその時間と区間をあらかじめチェックしておきましょう。
ここを避けて行動すれば、それだけで渋滞ドはまりの確率が激減するはず!
東名自動車道

言わずと知れた、超渋滞高速道路。東京と名古屋を結ぶメジャー路線ゆえ圧倒的交通量で、あらゆる区間にて渋滞の可能性がありますが、特に要注意なのはこちらです。
渋滞しやすい時間と区間
・下り/横浜青葉IC~海老名JCT 6時~11時
・上り/大井松田IC~横浜町田IC 15時~20時
【中央自動車道】

東名と並ぶ渋滞頻発の高速が、中央道。週末ともなれば富士五湖周辺を目指すキャンパー達でひしめき、特に下記は腹をくくって攻略するべきルートでしょう。
渋滞しやすい時間と区間
・下り/調布IC~相模湖IC 6時~正午
・上り/大月IC~八王子IC 13時~23時
・上り/相模湖IC~高井戸IC 14時~20時
アクアライン

都心から近くの観光地や、千葉を目指す(または帰る)キャンパーが押し寄せるのが、アクアライン。逃げ場がないため、渋滞にハマると結構大変です。
湾岸線を使って大きく迂回したほうが早いことも……。
渋滞しやすい時間と区間
・下り/川崎浮島JCT~海ほたるPA 7時~11時
・上り/木更津JCT~川崎浮島IC 16時~21時
関越道

関越も、なかなかの混雑ルート。群馬や長野といったエリアに風光明媚なキャンプ場が多数あるため、交通量は多めです。とくに、都心とのパイプエリアとも言える下記周辺は混みがちなので、要注意!
渋滞しやすい時間と区間
・下り/所沢IC~鶴ヶ島IC 7時~10時
・上り/本庄児玉IC~鶴ヶ島IC 16時~20時
東北道

ほかの主要高速に比べると渋滞は若干少ない印象ですが、とはいえお盆などのハイシーズンにはやはり渋滞は発生します。東北方面へお出かけの際は、下記をチェック!
渋滞しやすい時間と区間
・下り/岩槻IC~館林IC 6時~10時
・上り/矢板PA~宇都宮IC 14時~18時
・上り/栃木IC~羽生IC 16時~20時
最強なのは…「時間ずらし作戦」!

どんなに事前に情報を得ても、多くの人が移動する日中に渋滞を避けるのは難しいですよね。そこで最強の方法は、「時間をずらす」こと。”ヤバい時間帯には通らない”。これが、渋滞回避の鉄則です。
先ほど示したように、ルートによって交通量が増える時間はある程度読めるもの。その時間を大幅に避けることが、渋滞回避のはじめの一歩というわけです。
前日深夜出発作戦

理想の移動時間は、深夜1時から4時あたりの真夜中。キケンな高速は、この時間帯に通過したいところです。
早めに現地近くまで到着して近場で仮眠をとるのがベストな作戦。予約不可の先着順キャンプ場なら早く並べて、いい場所を狙えるという利点も!
ただし真夜中に運転することになるので、移動中眠気を感じたら仮眠は必須ですよ。
▼予約不要のキャンプ場について詳しくはこちら!
早朝6時までに通過作戦

「夜中はどうしても眠すぎてムリ……」という人は、早朝移動作戦はどうでしょう。
ポイントは、朝の6時。そこを境に交通量が一気に増えるので、6時までに渋滞地域を駆け抜けてしまえばOK! 出発場所にもよりますが、早朝5時出発くらいをイメージしたいところです。
アーリーチェックイン利用作戦

キャンプ場によっては通常のチェックイン時間よりも早くから入場できる場所もありますよね。
アーリーチェックインができるキャンプ場は、積極的に利用すると◎。渋滞が始まる前の時間に移動できて、さらに現地を楽しむ時間も増えます。テント設営も焦らずゆったりできて、一石三鳥なんです。
▼アーリーチェックイン可能なキャンプ場について詳しくはこちら!
朝から「道の駅」立ち寄り作戦

通常のチェックイン時間より早く現地近くに到着したら、道の駅に立ち寄ってリラックスするのもいいですね。その土地の名産や地域情報に触れることもでき、旅もより充実します。
また、全国の道の駅にはユニークなスポットも多数あるので、サブの目的地として設定すれば楽しみも二倍!
▼おすすめの道の駅について詳しくはこちら!

そしてここからは、まさに渋滞にハマりそうになったときに効力を発揮するであろう“小ワザ”をご紹介。
流れに乗って走っていたら周囲のスピードが落ち始めた……そんな渋滞の気配を感じたら、こう動くと回避できるかも? という、渋滞回避テクニックがこちら!